主
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第82話『夏のはじまりと小さな願い』
エアコンの音が、部屋の中にかすかに響いていた。
昼下がりの光は白く、窓の向こうではセミが鳴きはじめている。
夏が、確かに始まった――そんな実感があった。
なつ
最初に声を漏らしたのは、なつだった。
半袖の裾を引っ張りながら、机に突っ伏す。
すちは横目でそれを見て、小さく笑った。
すち
なつ
なつがぼそりと呟く。
その言葉に、みこととこさめが同時に吹き出した。
こさめ
みこと
こさめは笑いながら、手にしていた棒アイスを口に運ぶ。
白いミルク味のアイスの先端が、ほんの少しだけ溶けて滴る。
なつ
こさめ
こさめ
すち
いつもの穏やかなやり取り。
そんな空気が心地よくて、みことはふと笑みを浮かべる。
青い包装紙のアイスを口に含みながら、ぽつりと呟いた。
みこと
すち
すち
すちが眉を上げる。
みことは頷いた。
みこと
みこと
懐かしそうに目を細めながら、続ける。
みこと
みこと
すち
すちは微笑んで頷く。
すち
すち
こさめ
こさめが元気よく手を挙げる。
こさめ
こさめ
なつ
こさめ
なつが小さく笑った。
その目元はどこか優しい。
なつ
なつ
その言葉に、こさめが首をかしげる。
こさめ
こさめ
なつ
なつ
なつはどこか懐かしむように笑う。
なつ
なつ
みこと
みことが笑顔でうなずく。
みこと
みこと
すち
すちが腕を組んで考え込むように言う。
すち
すち
すち
みこと
こさめ
こさめが目を輝かせる。
こさめ
みこと
みことが頷く。
みこと
なつは窓の外を見やった。
白く光る空と、蝉の声。
遠くで子どもたちの笑い声が響いている。
なつ
ぽつりと呟く。
その声は、心のどこかをそっとくすぐるように優しかった。
ひと息ついた後、こさめがスマホを手に取った。
こさめ
みこと
みことが首をかしげる。
みこと
こさめ
こさめはホームページをいくつか開いていく。
指が画面の上をすべるたび、ぱちぱちとタップ音が響く。
やがて――「あっ」と短い声を上げた。
こさめ
なつ
こさめ
こさめは机に突っ伏して、力なく嘆息した。
それを見たすちが笑う。
すち
すち
すち
みこと
みこと
みこと
みことが嬉しそうに声を弾ませる。
こさめも顔を上げて笑った。
こさめ
こさめ
すち
すちがからかうように言うと、なつが目を細めた。
なつ
なつ
なつ
それでも少しだけ口元が緩む。
こさめがそれを見逃さず、にやにやと笑った。
こさめ
なつ
なつ
こさめ
すちがふと口を挟む。
すち
こさめが楽しそうに声を上げる。
こさめ
すち
笑いが広がる。
冷房の風がゆるやかに流れて、アイスの棒がテーブルの上で転がる。
どこまでも穏やかな午後だった。
けれど、その静けさの奥に――ほんのわずかに、何かが滲んでいた。
窓の外の青空。
光の中で揺れる熱気。
遠くで響く蝉の声。
それらの全部が、どこか“懐かしい記憶”を呼び覚ますようで。
ふと、こさめが呟いた。
こさめ
小さな声だった。
でも、その言葉が空気をやわらかく震わせる。
みことはうなずき、静かに答えた。
みこと
みこと
こさめ
こさめの口元が、少しだけ微笑んだ。
机の上には、もうほとんど溶けかけた棒アイスの棒が並んでいる。
夏の匂いが、確かにそこにあった。
第82話・了
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡100
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コメント
2件
夏祭りっていいですよね〜♪私も今年の夏祭りは友達と浴衣着ました! 続き楽しみにしてます!!!