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ーマイキー視点ー
一仕事終えた俺は、溜まり場となっている屋上に来た。
立入禁止と書かれた屋上への扉を開けると、ドラケンと一虎が、柵に寄りかかりながら俺に視線を向けた。
ドラケン
中学校からの親友のドラケンが、言ってきた。
マイキー
ドラケン
ドラケンは、ダークブラウンの髪をかき上げる。
不良のくせに緑無しのメガネなんかかけやがって。
ま、似合ってるからいいけど。
一虎
一虎が、わけがわからないという風に交互に俺とドラケンを見つめてくる。
ドラケン
ドラケンが一虎の問いを流す。
一虎
一虎が頬を膨らまして不服そうな顔をした。
ドラケンは高校からツルむようになった猿みたいなヤツで、金髪にボーズでピアスを耳にやたらとつけていて、口にもしている。
ドラケンの背が180センチを超えてるのに対して俺と一虎は170センチ(絶対ウソ)で、身長がコンプレックスだ。
女好きで、惚れっぽい気質なクセに実はまだ童貞。
常にテンション高くて、たまにウザイけどイイ奴。
一虎
ドラケン
ドラケンが一虎に聞いた。
一虎
マイキー
思わず一虎にツッこむ。
一虎
一虎が、また頬を膨らませた。
てめぇがやっても可愛くねぇし気色わりぃ。
一虎
一虎
一虎
2粒で2度おいしいのは当たり前じゃねぇかよ。
もう一虎に合わせるのマジでキツイわ。
ドラケン
ドラケンが一虎の話を無視して真剣な顔で言ってきた。
マイキー
ドラケン
マイキー
俺は内心では真剣だったものの、おくびにもそれを出さず、余裕ありそうに笑って返した。
南の頭である俺が、余裕見せねぇと下がグラつくだろ?
ったく、元族の総長なんて厄介なヤツが現れたもんだ。
せっかく○○とまた同じ学校に通えるっつーのに……。