季節が少し進んだ頃。 りなは蘭に呼び出されて、 夜のホテルのスイートに向かった。
テーブルの上にはティファニーの箱。 白いリボンが、ラウンジの明かりに反射してきらめく。
灰谷 蘭
りな
灰谷 蘭
灰谷 蘭
りな
灰谷 蘭
冗談みたいに言いながら、蘭は 彼女の耳たぶにそっと触れた。 りなは笑って首をすくめる。
りな
灰谷 蘭
針を貫いた瞬間 りなの目尻には涙が浮かんだ。
灰谷 蘭
りな
灰谷 蘭
鏡の中には、 小さなダイヤモンドが月みたいに光っていた。 蘭はりなの髪を撫でた。
灰谷 蘭
りな
その夜、二人は何も言葉を交わさずに ただ眠るまで抱き合った
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