公園
りん
(思わず飛び出してきちゃったけど、)
りん
…さとる、
優也
りーんちゃん。
りん
ひゃ、!
優也
かわえー反応するんやな。
優也
さとるが惚れるのもわかる気がするわ。
りん
…あの、
りん
さとるとはどういう関係なんですか、?
優也
あ、まだ自己紹介しとらんかったな。
優也
優也ってゆーたらわかる?
りん
…っ、
りん
さとるのお兄さんですか…!?
優也
そ。
優也
まあ俺は貰い子やから、
優也
俺だけ血は繋がってないんやけどな。
りん
…そうなんですね、
りん
(だから優也さんだけ大阪弁なのかな、)
優也
りんちゃんて、
優也
さとるのこと好きやろ?
りん
…ぅ、
りん
そんなわけないじゃないですか、
優也
見とったらバレバレやで。
りん
…っ、
りん
好きに決まってます、
りん
つい最近振られましたけど…、
優也
へぇ、
優也
じゃあ好都合やん。
りん
…え?
優也
俺な、
優也
2年前まで順子と付き合ってたんよ。
りん
…順子さんとですか、!
優也
そ。
優也
だから順子んとこの次期社長は俺のはずやった。
優也
なのにあいつがっ、
りん
…さとるのことですか、?
優也
ああ。
優也
2年前までさとるは次期社長なんてなりたくないって言っとったのに、
優也
急に気が変わったとか言い出しやがって、
優也
俺は貰い子の立場やからいつでもさとるの意見の方が優先なんや。
りん
…そんな、
りん
(急に気が変わるなんて…、)
りん
さとるらしくない、
優也
…あいつはな、
優也
君が思ってるほど優しい奴や無いで。
りん
…っ、
優也
あいつは金に飢えたクズや。
優也
自分の欲しいものがあったらなんでも手に入れる。
優也
そのためなら好きでもない女とも結婚するようなやつや。
りん
でも、
りん
さとるにも何か事情があったのかもしれないし…、
優也
あんなやつのこと信じるん?
優也
りんちゃんの気持ちを踏みにじったクズやで?
りん
…それはっ、
優也
俺はさとるに復讐しようと思っとる。
優也
そのためには君が必要なんや。
りん
…復讐って、!
りん
私は協力できません、!
優也
まあまあ落ち着きって。
優也
俺と付き合っとるフリしてくれるだけでええから。
りん
(優也さんと私が、)
りん
付き合ってるフリ…?
りん
(でも、)
りん
なんのために、
優也
さとるはいくら順子と結婚するゆーても、
優也
本命はキミや。
りん
そんな、
りん
ありえません…、
優也
まあ、
優也
すぐに結論は求めんから。
優也
左手出して。
りん
…え、
りん
はい、
左手を出す
ペンで電話番号を左手に書く
りん
…これって、
優也
俺の電話番号。
優也
その気になったらいつでも電話して。
優也
いい返事待っとるからな。
りん
…でも!
りん
(行っちゃった、)
りん
(さとるを騙すなんて…、)
りん
どうしたらいいの…、
♡が500きたら続編書きます🙇







