君が好きだから

ピピピピッピピピ…

カチャッ

私はえと。

ごく普通の高校生だ。

そんな私にも、好きな人ができた。

どぬくくん。

どぬくくんは私に優しく接してくれるのに…

私は…避けたり、口が悪くなっちゃったり…

そんなのとっくのまえにわかってるよ…

どぬくくん誘おうかな…

あ〜…私のバカ。

これじゃあ、一生実らないって、何度も思い知らされる。

こんな事、言いたくないのに。

好きって言いたいのに。

避けてしまうんだ…

私のせいなのに、皆のせいにする私が大嫌いだ。

私を誘ってくれる人なんてもう居ないよね。

この人はゆあんくん。

私の幼なじみだ。 家も近く、幼稚園の頃からずっと一緒。

いつも仲良くしてくれるんだ。

こういうふうに、誘ってもくれる。

そんなゆあんくんが好きだった。小6までは。

でも、中1からは違う。どぬくくんが好きになった。

そんな…えとさんは…どぬの事が…

これは内緒にしておこう。

良かった…聞こえてなかったんだ…

良かった。

また嘘をついちゃった。