テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

俺様王子の好きな人

一覧ページ

「俺様王子の好きな人」のメインビジュアル

俺様王子の好きな人

4 - 俺様王子の好きな人 ④

♥

616

2019年05月02日

シェアするシェアする
報告する

ぴし、とその場の空気が

固まったのが分かった.

う… 予想通り.

女子

ま、またまた

女子

何冗談言って…

もか

手を繋ぐのもハグも

もか

ちゅーもなんもなしっ!

もか

付き合ったことすら

もか

ありません!!

女子

…えぇ~~??!!

一拍おいてみんなの大声が

きれいに重なる中

全てを知っている長い付き合いの

渚ちゃんとくるみは肩を震わせて

笑っていました…。

恋ってどうやったらできるのかな.

男の子を好きになるってどんな感じ?

最近そんなことばっか考えている.

うーんと首をひねらせていると…

永瀬

橘、ちょっといい?

ん?あたし?

振り返ると背が高くて

がっしりした体格の男の子が

立っていた.

たくましい筋肉は

ちょっと着崩した制服を

着ててもわかるほど.

ピアスを何個も耳につけていて

真っ黒に日焼けしており

同じく真っ黒な髪はワックスで

オシャレにはねさせている.

永瀬

ちょっと

永瀬

話があるんだけど…

そして…

……で. ふっちゃったって?

もか

うん…

昼休み.

ぽかぽか日差しの気持ちいい窓際で

くるみが盛大に溜息をついた.

横で渚ちゃんも苦笑い.

くるみ

もかちゃん

くるみ

わかってんの?

くるみ

永瀬くんだよ?

くるみ

断るなんて

くるみ

勿体なさすぎ!!

永瀬 そらくん.

昨日の放課後

私に告白してくれた子だ.

くるみ

いやーでも

くるみ

もかちゃん相手によく

くるみ

告ろーって気になるねぇ

くるみ

さすが永瀬くん

てかもかは

そらのこと知ってんの?

え、渚ちゃん そら…って…

もか

えっあ、よく知らない…

私の友達.

185センチあって唯一

私が見上げて話せるやつよ

そうだったんだ.

最初は怖そうな人かもって

思っちゃったけど

渚ちゃんと友達なら

いい人なのかもしれない.

くるみ

なら、とりあえず

くるみ

付き合ってみればいいのに~!

いやいや、くるみさん

とりあえずってね…

もか

好きでもないのに

もか

とりあえずで

もか

付き合えないよ!

くるみ

好きになるかもしれないのに?

くるみ

だからもかちゃん

くるみ

彼氏できないんだよ?

くるみ

モテるのに

うっ、今の言葉は

グサッときたっ…!

でも正論な気がする…!

もか

でも好きって気持ちが

もか

よくわかんなくてさ…

そっからか…と2人がうなだれる.

でもでもしょうがないじゃんー!

そうね、私は…

気を取り直したように

渚ちゃんが言って胸をおさえた.

ここが何ていうか…

きゅーっとなる、かな

もか

きゅーって?

その人のこと考えただけで

締め付けられるように

痛くなるの

きゅーっ、かぁ…

少し考えてみるものの

残念ながらそんなふうに

なったことは一度もない.

くるみ

くるみはね、

くるみ

胸がトクトクするかな

もか

え、トクトク??

聞き取れない言葉に

思わずちょっと笑ってしまう.

くるみ

その人と目が合ったり

くるみ

姿を見れたり.

くるみ

そんなちっちゃいことだけで

くるみ

すんごく嬉しいんだ

はぁ~、トクトク、嬉しい…ねぇ…

感心して頷いてみるものの…

もか

うーん、

もか

わかんないよ

まあこれが答えだよね.

そんな私を見て2人が笑う.

まぁ自分が経験しないと

わかんないわよね

くるみ

人によって

くるみ

感じ方も違うしね~

くるみ

でもくるみ、

くるみ

きゅってなるの

くるみ

ちょっとわかるな

あ、本当?

私もトクトクっての

わかるわよ

やっぱり?!と

盛り上がっている2人を見つつ、

ウインナーをほおばる.

あんまこういう話しないせいかな…

2人がなんだかすごく大人に見えた.

わたしにもわかる時がくるのかな?

❤️きたら続き出します!!🙌 読んでくれて ありがとです!!🥀 ぜひ他のも 見てみてください!!😊

この作品はいかがでしたか?

616

コメント

4

ユーザー

続き待ってまーす!

ユーザー

続き楽しみにしてるよ٩(*´︶`*)۶

ユーザー

続き楽しみにしておりまする。✨はやくつづきでないかなー。笑笑

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚