最期まで

また、か

AM9時

９時集合なのに、柾哉が来ない

ないとは思いたいけどもしかしたらなんて 考えてしまう。

📞📞📞

マネージャーからの無駄のない連絡

全員が柾哉に何かあったことを察した。

自分でも声が震えてるのがわかる。

誰よりも冷静な雄大の言葉に自然と 自分も落ち着いてくる。

静かな車の中に鼻をすする音だけが響く。

ダメだ、俺が泣いたら

最年長だから、

柾哉にINIを頼まれたから

だから、絶対みんなの前で泣いたらダメだ。

少しして柾哉の家に着いた。

柾哉が居るのに柾哉が居ない家に

そこには眠ったままの柾哉がいた

過呼吸になってる雄大に優しく声をかける

こんなことしか言えない自分に腹が立つ

雄大と西くんがいなくなってから俺らは 柾哉の父さんに案内され別室に行った。

そう言われ封筒を渡される。

柾哉の父さんの言葉でみんなが静かになる