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そして、また1週間…。
神様、どうか。
今日美崎が死ぬなんて言わないで下さい。
祐太
美崎
美崎
祐太
祐太
美崎は、容体が悪化していた。
緊急手術を受けたものの、あまり効果は無く…
医者
医者
祐太
祐太
祐太
医者
医者
ガラガラ
美崎
祐太
美崎
祐太
美崎
美崎
祐太
美崎
美崎
美崎
美崎
美崎
祐太
祐太
祐太
祐太
祐太
祐太
祐太
祐太
祐太
美崎も僕もこれまでに無いくらい泣いてた。
うまく、話せないけど
これだけは、どうしても伝えたい。
祐太
祐太
祐太
ピー…
祐太
穏やかな顔で…まだ生きてるかのようだった。
動かないまま、美崎の目から一筋の涙がこぼれた。
ー満月の夜ー
「満月の夜に、海に来て」
僕は思い出したかのように布団から出て着替えた。夜中の2時。
こっそり家を出る。自転車に乗って海へ向かう。秋の風が心地良かった。
そして、海。波打ち際がほのかに月明りに照されて銀に輝いている。
僕は、思いっきり息を吸う。
祐太
涙を流しながら、笑う。
祐太
波が、まるで美崎が話しているかのように揺れた。