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不器用な君へ

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不器用な君へ

3 - 〘3〙私の気持ち

♥

170

2020年09月13日

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○○side

高校2年生の春

1人の男子に話しかけられた

スマイル

君、なんの本読んでるの

○○

えぁ?私ですか?

スマイル

うん

○○

これは推理小説ですね

スマイル

へ〜

彼は興味無さそうに

去っていった

一体なんだったんだ

その日から彼は

毎日話しかけに来た

少しづつ打ち解けていき

最近では一緒に本屋に

行ったりしてる

いつの日か

私は彼が好きになったかもしれない

でも彼にはそんな恋愛感情とか

ないんだろうなって

今のままで幸せだしいっか

そんな時一通のLINEが届いた

今日大事な話しがあるから早く帰って来てね

○○

わかった

大事な話しってなんだろ

そんなに気にはしなかった

学校が終わって速攻家に帰った

○○

ただいま

おかえりなさい

手洗ったらこっちに来て

○○

うん

私は手を洗い

母の元へ行った

○○

大事な話しってなに

あのね…

転校させることになった

○○

は?どゆこと

お父さんの転勤が決まったから

仕方ないのよ…

○○

いつなの

○○

いつ転校するの

1週間後よ

○○

わかった

私は部屋で泣いた

せっかく出来た

"友達"

まだ彼と居たい

まだ遊んでたい

やり残した事なんて山程あるのに

次の日から

彼にはバレないよう

いつも通りふるまった

今日で会えるのが最後か…

私は帰る準備をして

初めて私から彼の元へ向かった

○○

スマイルさん、いいですか

スマイル

なに

○○

明日転校する事になりました

○○

今までありがとうございました

スマイル

は?まじかよ

その時の彼の目には

うっすら涙が浮かんでいた

いつもと違い大きく目を見開いている

ダメだこんな顔みたら

泣きたくなるじゃん

○○

ダッダッダ

私は走った

スマイル

待って!

彼の言葉を無視して

あれから時がたって

高校三年生の冬だ

卒業で頭がいっぱいになる

この時期に

私は彼の事で

頭がいっぱいだった

私の初恋は

何も出来ずに終わった

と、思われた

この作品はいかがでしたか?

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コメント

5

ユーザー

(´・ω・`)………… (´;ω;`)ウッ…

ユーザー

まだ続きます

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