あの日の景色をもう一度。―連載中―

ここは､動物(擬人化)達が暮らす町。

それぞれが自由気ままに､楽しく過ごしていた。

…はずだったのに……。

うわぁあぁぁぁぁあぁぁあぁ!!!!

突然街中に響く悲鳴。

それは一回ではなく､二度三度と何度も聞こえてくる。

6人の少年達は、町から遠くへとにかく走った。

とにかく遠くへ行かなければ…と。

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀ……

…ｽｯ

ﾄﾞｫﾝｯｯｯ……

目の前に何かが現れる。

土埃が消えると同時に､その姿が見える。

角が生えており､悪魔のような羽を生やした人型の生物。

彼が黄色い少年に目を向け､威圧をする…。

彼の威圧感なのか､黄色い少年は震え上がり

黙ってしまった。

彼の異常な発言に､みな動揺する。

6人の少年のうち1人が､勇気を振り絞り彼に告げる。

その返事を聞いた彼は､ﾆｺﾆｺするのをやめ､こう告ぐ。

それを聞いた瞬間､目の前が真っ暗になる。

その言葉を最後に､みな気を失った。

一人の少年が目覚めると同時に､仲間の6人達も目覚めた。