愛華
ふぁぁ…眠たい

優奈
あはは…んまぁあいっちが最初誘ったんだから眠くても寝ちゃダメだよ!

愛華
はーい……

康太
おっレイもうそろそろ着くって!

愛華
はーい

優奈
霊とか写真で撮ったらダメだよ?あいっちー

愛華
分かってるよぅー

レイ
おーい!

康太
やっと来たか…レイ…帰ったら覚悟しろよ?

レイ
お前短気過ぎだろ…

康太
遅れた罰だ

愛華
まぁまぁ落ち着いて汗

優奈
笑笑

優奈
それじゃあ行こっかー

愛華
そうだね!

私はどうして誘ってしまったんだろう……どうして……"こんな事になったんだろう……"
愛華
本当に霊出るのかなー

優奈
さぁ?でも結構有名な方だし、出るんじゃない?

愛華
何かそう考えるとワクワクして来た笑

優奈
なんでよ笑

愛華
だってー

この時私達はまだ高校生ですので車は運転出来ませんでした、
ですのでタクシーで行っていたのでレイ、康太は他のタクシーに乗ってました。
レイ
はぁ、やっと着いたか…

優奈
まぁまぁ長かったね笑

愛華
あっそうだ

康太
?どうした愛華

愛華
ここの心霊スポット入っても迷子になったら嫌でしょ?

優奈
んまぁね…

愛華
それでマップでーー

レイ
愛華にしては良い考えだな笑

愛華
……えぇー

レイ
冗談だって

愛華
なら良いけど…

康太
早く地図見ようぜ

優奈
そうだねー

優奈
えっ……?

康太
嘘だろ…?

レイ
何で地図に…

愛華
"載ってないの?"

愛華
…何で?

優奈
もしかしたらここは"地図に載っていない"場所なのかも…

愛華
そんな!それじゃあ見れないじゃんか

康太
しかも圏外だから良くよく考えたらもう電話使えねーじゃん

レイ
マジかよ…もうここほとんど人居ねぇぞ

愛華
これ私達帰れるかな…

優奈
大丈夫あいっち!私がついてるから!

愛華
優奈ーありがとうー

優奈
でも本当にどうしようか…

愛華
道案内してくれる霊、居たら良いんだけどなー

康太
…はぁ

レイ
…行くか?

優奈
行くしかない

愛華
よね…

康太
んじゃ行くか

愛華
……………………

優奈
愛華?どうしたーーーー

優奈
えっ?…嘘

レイ
康太……お前…嘘だよな?

目を両方えぐられ四肢が無くなっていた康太の姿が私達の目に映し出された
愛華
……だ…

優奈
あいっち…?

愛華
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ

愛華
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ

優奈
あいっち?!

愛華
嘘だ嘘だ嘘だ

レイ
………はぁ

愛華
っ!…

レイ
いい加減しろ…愛華

愛華
レイ……何でレイは冷静に出来るの…?康太はアンタの唯一の友達でしょ?!

レイ
そうだけど…

レイ
お前はパニックになり過ぎた少しは落ち着け

愛華
……

どうして私がパニックにおちいったと言うと…実は私は
優奈
少しは落ち着いた?あいっち?

愛華
うっうん……

レイ
康太…ゴメンな…助けれなくて…

優奈
でも私達は1度も

優奈
"離れてないよね"

愛華
あっ確かに…だったら

愛華
康太が殺される隙ってあったのかな…

レイ
確かにな…俺と康太は後ろで話してたんだがな……

優奈
そっか…

優奈
ハッ!まさかレイ…あんたが…

レイ
お前もビンタしてやろうか優奈

優奈
すんません

愛華
ホントに分かんない…

愛華
私が誘ったのもなんだけど…

愛華
もう帰ろう…?

優奈
そう…だね…

レイ
最初に入って来た所を探そうぜ

愛華
ここ地図に載ってないから自力で探さなくちゃ…

優奈
今の所霊の気配はないわね…

愛華
そう言えば。

愛華
優奈は霊感あるのに全然霊の気配が無いって…

レイ
本当にここ……心霊スポットで合ってんのか?霊くらい1人出て来れば良いのに……

???
アハハハ!!

愛華
?!

優奈
何今の声……

レイ
すげぇ声だったな

???
アヒャヒャ!!

愛華
……気分悪くなってきた…

優奈
…あいっち大丈夫?

???
アハハハ!

レイ
おい…だんだん声が近付いて来てねぇか?

優奈
たっ確かに

愛華
あっ…………

優奈
?!っ

優奈
あいっち!

レイ
愛華大丈夫か!おいっ!

愛華
……………………

???
彼女は死んでないよ…

優奈
えっ?レイ?

レイ
俺言ってねぇけど

レイ
でも今の声…

???
…どうも…

優奈
……あっ……

レイ
……

???
驚かしてごめんなさいね、

優奈
うんぎゃーーー!!

レイ
……汗

???
おーちーつーいーてー

優奈
まっ……まさか霊?!

???
違うわよ…てか透けて無いし…

???
あっそうそう貴方達こんな顔のやつ見なかった?

???


優奈
ひぇっ何ですかこれ…

レイ
口裂け女みたいだな

???
んまぁ口裂け女?かもしれないけど……

優奈
えっとあの…話が変わりますけど貴方の名前…

???
あぁー私の名前?

???
私は亜月

優奈
亜月さん…ですか…

???
タメ口で大丈夫よ

優奈
あっえっと分かりまし…わかったわ

亜月
その子…どうしたの?

優奈
あっえっとその…

優奈
…愛華が急に気分が悪くなって気を失ってしまったの…

亜月
あらら…

亜月
だったら…私の家に来る?

優奈
えっ?!

優奈
ここ心霊スポットですよ?

亜月
心霊スポットでも家はある所もあるのよ

優奈
はっはぁ…

亜月
そこのイケメン君も大丈夫よね?

レイ
レイです怒

優奈
あいっちは私が運ぶね

レイ
了解

亜月
んじゃあ行きますか

愛華
うっ………

優奈
あいっち?大丈夫?

愛華
優奈?…何処ここ

亜月
あら起きたのね

愛華
…誰ですか…

亜月
亜月です

愛華
何処ですかここ

亜月
私の家です

愛華
そうですか

亜月
タメ口でOKよ

愛華
わかった

優奈
(何このざっくりした会話)

レイ
(やっぱりそう思うかお前も)

優奈
(うん…)
