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スティーブン

ククッ...!いいぞ...とても良いぞ、マイケル!

スティーブン

やはり俺が見込んだ野郎だ...半端じゃねえ...

スティーブン

ん?

屋上の扉がバンッと開き、中からは...

ニック

!?、な、何だ!?この...化け物は...

ニック

スティーブン...?そこで一体何やってる!?

スティーブン

おっと...ニック...それとバッカスとエミ―と小娘のリサルサとか言ったか...来るのは分かってたさ

ニック

お前...何ベラベラ喋ってんだ!?というかマイケルは!?

スティーブン

ん?居るじゃないか?目の前に

ニック

はぁ!?

スティーブン

だからマイケルだよ...この怪物...

スティーブン

【ミュータント】...がな

ニック

!!

ニック

み、ミュータント...?だと...?

ニック

お、お前...まさか

スティーブン

その様子だとミュータントについて知っていたようだな?あの教室に行ったのか...なるほど俺も甘かった...

スティーブン

そう、俺はスパイさ...マイケルの正体は元から知っていたし...遅かれ早かれこんな状態になるのは分かってたんだ...

ニック

スティーブン...何が目的だ...!

スティーブン

【目的】...?目的だと?俺に目的なんてない。

スティーブン

あるのは【使命】だ...たった一つ、それだけだ

スティーブン

長話をしてしまった...俺の役目も終わった事だし、この街から出させてもらうぜ

スティーブン

じゃあな...

ニック

待て...

ニック

いきなりの事で俺も理解が追い付いていないんだよ...

ニック

だから...だから...!!

ニック

待てよ!!スティーブン!!

ニックは別の扉から帰るスティーブンを捕まえようとしたものの

「マイケル」がそれを阻止し、ニックに攻撃を始める。

バッカス

ニックさん!危ない!!

ニック

ハッ...!?

ニックは咄嗟の覚悟で運良く攻撃を避ける。

ニック

あ、アブねえ...

ニック

くそったれ...!本当にコイツがマイケルなら...

ニック

ど、どうすれば...

「マイケル」は狙いを変えて今度はバッカスに襲いかかる。

エミ―

!?、バッカス!!

バッカス

え?

エミ―はバッカスにタックルを食らわし、バッカスと自分を入れ換えた。

バッカス

う...え、エミ―さん...!?

バッカスが彼女を呼ぶと同時に痛々しい音と光景が彼らの瞳に焼きついた。

エミ―

あ...が...

彼女の体は化け物の尖った爪が深々と入り、死ぬのは時間の問題だった。

怪物は彼女を持ち上げ、自身の爪からエミ―を離れさせた。

勢い良く彼女は落下して、この場から姿を消した。

バッカス

エ...

ニック

エミーィィィィィィィィィ!!

バッカス

そ、そんな...エミ―...さん

ニック

...

ニック

くっ...

ニックは拳を握りしめるとポケットから《手榴弾》を持ち、ロックを外して力強く怪物に投げ飛ばす。

目の前で爆発が起こって、煙が辺りに蔓延する。

そして煙の中から元に戻った「マイケル」が出てきた。

ニック

...本当に、マイケル...だったのか

マイケル

うっ...

マイケルが目を覚ます。

マイケル

な、何が...起こって...

ニック

...

バッカス

...

マイケル

あれ、皆...どうしてここに...

マイケル

って...俺...!

マイケル

だ、大丈夫か!?二人とも!...その...これは

ニック

大丈夫だ

マイケル

...

ニック

事は...とりあえず落ち着いた...

ニック

だが...現状は...

ニック

絶望しかない...

ニック

何せ、彼女は...

マイケル

え?彼女って...エミ―...のことか!?

マイケル

彼女の身に一体何が――

ニック

死んだよ

マイケル

...

マイケル

えっ...?

ニック

いや...『死んだ』というより...

ニック

『殺された』と言った方がいいな...

マイケル

え?....え?えっ...?

マイケル

こ、ころ...殺し...た...?

ニック

でも...お前のせいじゃない...

ニック

...アイツが

ニック

悪いんだ...

ニック

アイツが...

マイケル

お、俺が...俺が殺した...!?

マイケル

そんな...そんなバカな!!

マイケル

うわぁァァァァァァァァァァァァァァァ!!

マイケルはこの【事実】を理解し、その事実に自分を恨みながら

頭を抱えて、思いっきり絶叫した。

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