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冬弥
司
彰人
冬弥
彰人
冬弥
司
冬弥
彰人は何故か冬弥を睨んでいるように見えた。
勘違いかもしれないが、 機嫌が悪そうだ。
司
司
教室がざわつく。
正直この空気は嫌いだ。
小声で自分のことをざわざわ話されているのが不快だ。
そんな事はどうでもいい。 冬弥に早く合わねばならん。
ざわざわされるだけで誰も答えてくれない。
司
司
司
司
男1
司
男1
男2
司
男1
強引にオレの手を引っ張ったその男は、 人の目の届かない場所に 連れて行こうとする。
司
ガッ、と鈍い音が鳴る。 背中が痛い。
男1
司
壁にオレを押し付けて、 茶髪の方の男がオレを抑え付ける。
男1
司
こわい、怖い。助けて。
男2
男1
やだ、気持ち悪い。 離してほしい。 逃げ出したい。
冬弥が、ここに居なくてよかった。
冬弥
冬弥
司先輩に放課後話があると伝えた。
告白するつもりだった。
なのに、
委員会があった事を忘れていて、 更には連絡を入れるのも忘れていた。
最悪だ。
司先輩はどうしたのだろう。 怒っているのか、 可能性は少ないが、携帯がいじれない危険な状況にあるか。
冬弥
走った。こんなに校則を破ったのは 今日が初めてだろう。
冬弥
冬弥
男1
冬弥
男の人の声が聞こえた。
怖い。
司
冬弥
そっと声のする方へ近寄ってみた。
司
男1
冬弥
見たこともない光景だ。 いや、ある訳ない。
男は、司先輩の頭を鷲掴みにして、 声を荒らげていた。
司先輩は泣いている。
男2
冬弥
男1
冬弥
司
男1
司
冬弥
男2
黒髪の男は舌打ちをして、 わざと俺にぶつかり去っていった。
……中身は小学生なのだろうか。
司
先輩を抱き締める。 これまでにないほど強く。 人を抱き締めたことはあまりないが、 これ以上の強さで人を抱き締めることは これからあるのだろうか。
司
冬弥
司