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何故死んだはずのあの子が
目の前に立っているのだろうか。
分からない。
でも、分かりたかった。
分かっていてあげたかった。
あの子の事を、誰よりも
分かっていたつもりだった。
でも違った。
他人と分かり合えるなんて事、
不可能なんだ。
どんな関係になったとしても、
どんなにその人を愛していても、
どれほどその人を嫌っていようとも、
こんな自分を作ってくれた貴方でさえも、
結局は他人でしか無いんだ。
第六話 「 他人 . 」