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愛#2

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愛#2

1 - 愛#2

♥

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2021年06月17日

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…そして。

キリン

おぉ…!いい香りがしてきたなぁ…!

キッチンの方から食欲をそそるルーのいい香りがしてきた。

ちょっぴり焦げ臭いが、そんな事はどうでもいい。

ハック

キリンさん、お待たせしましたっす〜!

運ばれてきたカレーは想像以上の出来だった。前回とは似ても似つかない。

レシピを見るだけでこんなに変わるのか?

キリン

(あ、俺の嫌いなニンジンが入ってる…)

いいや、ここは先輩として何も言わずに食べるに限る。

キリン

よし、じゃあいただきますっ!

スプーンを手に取り、カレーを掬う。

ハック

ど、どうっすか?

ハックがワクワクした目でこちらを見る。

ハック

結構自信あるっすけど…

キリン

……美味い

思わず口からそんな言葉が零れた。本当に美味しい。

ルーはコクがあり、具と絶妙に絡み合っている。

ピリ辛くて、少し独特な味もするが、これがハックが作っただなんてちょっと信じられない。

ハック

ホントっすか!良かったっす〜…

ハック

……レシピってすごいっすね…

そして俺はカレーを夢中で食べた。

ハックは隣で頬杖をついて微笑みながらこちらを見ている。

ハック

…かわいい……

キリン

?ハック、何か言ったか?

ハック

い、いいえ?

なんだ?まぁいいやと思いながら俺はあっという間にハックの手作りカレーを完食した。

キリン

はぁ〜美味かった!!また作ってな!

ハック

気に入って貰ったみたいで嬉しいっす!

ハックは頬を赤らめて照れ笑いをしている。

何だかその様子がとても可愛らしかった。

キリン

…ん…?

すると急に自分の体が熱くなってきた。足元も少しふらつく。 一体何だ?

ハック

……ところでキリンさん?

ハックが話しかけてきた。

何だ?と問おうとする前に一方的に話を進められる。

ハック

このカレー、実は隠し味を入れていたんっすよ!気付きました?

キリン

そう…なの、か?

この時にはもう頭がぼーっとして、手足が痺れてきた。

ハック

その隠し味っていうのが…

ふいにハックが立ち上がった。

右手には何か黒光りする重そうな物を持っている。

と、急に俺は自分の意識が遠のいていくのが分かった。

ハック

………と………………っすよ

ハックが何か言っている。でも、もう何も言えない。

俺は、『自分を見下ろしているハック』の記憶を最後に、

意識がぷつりと途切れた。

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コメント

4

ユーザー

はああああいいねが1111で押せないっ…()

ユーザー

はい……尊い..............( ´ཫ`)

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