テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
3件
神すぎた
rara🎼
nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 二次創作
rara🎼
rara🎼
rara🎼
第58話『内緒の買い物』
朝。
窓から差し込む光に目を細め、らんは布団から体を起こした。
今日は朝から少しだけ緊張していた。
らん
誕生日が近い。
こさめに何を贈るか、それを5人で相談し、今日まとめて買いに行くことになっていた。
もちろん本人には秘密だ。
洗面所で顔を洗い、リビングへ行くと、いるまが既にコーヒーを片手にしていた。
いるま
らん
らん
いるま
いるまはいつもの調子で淡々と答える。
その冷静さに、らんの胸の緊張も少し和らいだ。
昼前。
約束の駅前。
らんといるまが先に到着すると、すぐになつが駆け寄ってきた。
なつ
なつ
なつ
いるま
なつ
笑い合う二人を見て、らんは思わず口元を緩めた。
やがて、すちとみことも姿を現す。
すちは片手をポケットに突っ込み、もう片方で軽く手を振った。
みことは少し息を弾ませながらも、柔らかく微笑んでいる。
いるま
なつ
なつ
5人は並んで歩き出した。
商店街。
人通りの多い道を歩きながら、自然と会話が弾む。
なつ
なつが首をかしげる。
みこと
みこと
みことが答えると、いるまが淡々と続けた。
いるま
なつ
すち
すちが肩をすくめる。
なつ
なつ
いるま
全員一致で頷く。
らん
らんが提案する。
らん
なつ
少しずつ方向性が見えてきた。
雑貨店に入る。
棚を眺めながら、それぞれが候補を挙げていく。
なつ
なつ
すち
みこと
いるま
らん
らんが差し出したのは、落ち着いた色合いのノートだった。
質感の良い革表紙。
シンプルで大人っぽい。
いるま
すち
なつ
5人は顔を見合わせ、自然と頷いた。
みこと
決まった瞬間、なんとなく達成感が広がる。
その後も、せっかくだからと軽くウィンドウショッピングをした。
服屋ではなつが妙に派手なシャツを広げて笑いを取ったり、
ゲームショップではすちが真剣に新作を眺め、みことは「時間大丈夫?」と気を配ったり。
普段の日常とは違う、ささやかな時間。
らんはその光景を見ながら胸の奥が温かくなっていくのを感じた。
らん
夕方。
全員でカフェに入り、軽く休憩する。
机の上には包装されたプレゼント。
すち
すち
すちが真面目な顔をする。
なつ
なつ
なつ
すち
すち
なつ
笑い声が広がる。
いるまはコーヒーを口に運びながら、ぽつりと言った。
いるま
その一言に、全員が自然と頷いた。
夜。
帰宅したらんは布団に横になり、天井を見つめた。
今日は久しぶりに“普通の買い物”をして、みんなで笑った。
その一つ一つが、心に刻まれている。
らん
瞼を閉じると、ほんのり浮かぶこさめの笑顔。
それが、未来へ繋がる確かなイメージとなって胸に灯った。
第58話・了
rara🎼
rara🎼
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡500
rara🎼
rara🎼