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#アレンジ浦島太郎
フルーツ飴
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ちょこ
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図書室からの帰り道。
三人はゆっくり廊下を歩いていた。
話題は今日の授業。
好きな給食。
夏休みにやりたいこと。
悩みの話なんて、一つもしていない。
でも陽葵ちゃんは、いつも通り笑っていた。
陽葵
陽葵
紬
陽葵
波瑠
紬ちゃんは少し照れながら笑う。
紬
その笑顔は、本物だった。
でも。
階段を降りる時だった。
紬ちゃんがほんの少しだけ立ち止まる。
紬
私はその横顔を見た。
笑っている。
でも目だけが笑っていない。
私は小さく陽葵ちゃんの制服をつまんだ。
陽葵ちゃんはすぐに私を見て、小さく頷く。
気付いてる。
そう思った。
昇降口。
みんなが帰っていく中。
陽葵ちゃんが優しく声をかけた。
陽葵
陽葵
その言葉には、 無理に聞き出そうとする感じがなかった。
だから紬ちゃんも、
紬
と小さく答えた。
校庭の隅。
夕日が校舎を赤く染めている。
しばらく三人とも黙って空を見ていた。
焦らない。
急かさない。
それが陽葵ちゃんだった。
紬
最初に口を開いたのは紬ちゃんだった。
紬
紬
紬
紬
紬
私は、その言葉を静かに聞いていた。
すると陽葵ちゃんは優しく笑う。
陽葵
それだけだった。
否定もしない。
「そんなことないよ!」とも言わない。
まずは、受け止める。
私はその姿を見て、
“こういうことなんだ”
と思った。
少しして私は話し始めた。
波瑠
波瑠
波瑠
紬
波瑠
波瑠
紬ちゃんは驚いた顔をした。
陽葵ちゃんも続ける。
陽葵
陽葵
陽葵
紬
紬ちゃんの目が少し潤む。
紬
陽葵ちゃんは首を横に振る。
陽葵
陽葵
紬ちゃんは静かに涙をぬぐった。
紬
紬
紬
その言葉に、私は胸が締め付けられた。
陽葵ちゃんは紬ちゃんの隣に立つ。
陽葵
陽葵
陽葵
私は笑顔で頷く。
波瑠
波瑠
紬ちゃんは少し笑った。
紬
紬
その笑顔は、前よりずっと柔らかかった。
帰り道。
私は陽葵ちゃんに聞いた。
波瑠
波瑠
陽葵ちゃんは少し考えてから答えた。
陽葵
陽葵
陽葵
私はその言葉を何度も心の中で繰り返した。
“ちゃんと聞く”
それも、人を照らす優しさなんだ。
その翌日。
教室で困っている一年生を見つけた紬ちゃん。
今までなら遠くから見ていただけかもしれない。
でも、その日は違った。
紬
その一言は、とても自然だった。
少し勇気を出した、小さな一歩。
そしてその様子を、 教室の窓から見ていた陽葵ちゃんと私。
二人は顔を合わせて、そっと笑った。
陽葵
波瑠
この優しい声は、 夕暮れの教室に静かに溶けていった。
コメント
1件
ひまっさん、第7話読みました〜!😭💕 紬ちゃんが「頑張っても頑張っても自分だけ何もできてない気がする」って言葉、すごく胸に刺さった…。でも陽葵ちゃんが「そっか」って受け止めて、否定しないでちゃんと聞く姿が本当に優しくて、私も「こういうことなんだ」って波瑠ちゃんと同じ気持ちになったよ。最後に紬ちゃんが自分から「何か困ってる?」って声かけられるようになったの、尊すぎて泣ける…😢✨ 「ちゃんと聞く」ことの優しさを教えてくれる、温かくて大好きな回でした!続きも楽しみにしてるね⋆♡