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ピピーッとホイッスルが鳴る。

靴の音、ボールを打つ音、 部員達のかけ声。

コート内で12人の部員達が それぞれ動き回る中、

一際目立つ 白黒髪が羽ばたいた。

木兎光太郎

ダンッ!

木兎光太郎

やっぱ俺最強!!ヘイヘイヘーイ!

赤葦京治

木兎さん今日調子いいですね

木葉秋紀

浅見が来てるからな

赤葦京治

アサミさん?

なんて会話が されてるとは知らず、

手すりに腕とあごを乗せながら 練習試合を眺める。

好きな人を眺めるその時間は あっという間だった。

浅見円日

お疲れ

木兎光太郎

どうだった?カッコよかった!?

浅見円日

そうだね〜

木兎光太郎

テキトーだな!?

試合が終わって 相手チームが帰った頃。

2階のギャラリーから 下りると、

木兎が駆け寄ってきた。

木葉秋紀

木兎、体育館閉めるから行くぞ

浅見円日

木葉くん久しぶり

木葉秋紀

おう、浅見久しぶり〜

赤葦京治

こんにちは

浅見円日

こんにちは

浅見円日

あれ、君が赤葦くん?

と、流れるように 体育館を出る部員達の中で、

律儀に挨拶してきた セッターの男の子。

赤葦京治

浅見円日

あぁ、木兎がよく話してるから

浅見円日

木兎のお世話ご苦労さま

赤葦京治

なるほど

木兎光太郎

お世話!?それどういう意味だよ浅見!

浅見円日

ほら、帰るよ

木兎光太郎

はぐらかすなー!

騒がしい木兎を引っ張って、 私達は体育館を出た。

赤葦京治

浅見さんは中学の頃に木兎さんと知り合ったんですね

赤葦京治

どうりで扱いに慣れてるわけだ

浅見円日

でも赤葦くんには及ばないかな

校門を出てからも、

最寄り駅までの道を 赤葦くん達と歩く。

互いに木兎の世話係として 会話が弾むと、

後ろで木兎は 頬を膨らませていた。

木葉秋紀

あ、俺らコンビニ寄って帰るから

赤葦京治

そうですね

木兎光太郎

俺も行く!

木葉秋紀

お前はいい

木兎光太郎

なんで!?

木葉秋紀

浅見と“2人”で先帰れ

コンビニの前に差し掛かると、

木葉と赤葦くんは そう言って中に入っていった。

“2人”という 単語を強調されて、

木兎はなぜか 嬉しそうに頷いた。

“ エ ー ス ” じ ゃ な い 君

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コメント

10

ユーザー

好きです🫶

ユーザー

てまりちゃんの作品全部ドキドキしすぎる🫣💞 The、 青春って感じ … 🥹🫶🏻 最高すぎます ‼️🤦🏻‍♀️

ユーザー

まじで好きすぎる🤦‍♀️💕続き楽しみに待ってます❣️

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