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どこから踏み外した?

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どこから踏み外した?

1 - 出会い

♥

43

2025年08月12日

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産屋敷邸,無惨襲撃後,無限城に落ちた

夢主

たくさんの鬼…

落ちながら呟き,受け身をとって止まる

夢主

陽の光もないのに明るい…

周りの弱い鬼を一撃で倒す

夢主

みんなは無事かな…

夢主

…鬼の気配

刀を構える

猗窩座

お前柱か?

夢主

上弦の参…

猗窩座

質問に答えろ

夢主

柱だけど

猗窩座

手合わせしようじゃないか

夢主

手合わせも何も、鬼を斬りに来たから…

桜の呼吸 壱ノ型 桜花

猗窩座

桜の呼吸?見たことないな

思わず剣術に見惚れた

夢主

っ、はやい

猗窩座

お前はそんなものか

猗窩座

綺麗な剣術だ…

猗窩座

こちらからも行かせてもらうぞ

破壊殺 空式

夢主

衝撃波…

華麗に躱そうとするが少し掠る

猗窩座

まだまだいけるだろう?

意地悪そうに猗窩座は笑う

夢主

…やれる

桜の呼吸 弐ノ型 乱れ桜

猗窩座

やはりお前の剣術は綺麗だ

猗窩座

美しく洗礼されている

猗窩座

…俺はお前が欲しい

猗窩座

お前も鬼にならないか?

夢主

…ならない

桜の呼吸…

夢主

は、?

呼吸を使おうとしたその時大きな腕によって阻止された

猗窩座

拒否するなら無理矢理連れていくまでだ

手刀を入れられ気絶する

夢主

猗窩座

俺のものになれ

抱き上げて大切そうに連れていく

目が覚めると無限城のどこかに居た

夢主

ん…

猗窩座

目が覚めたか?

慌てて刀を構えようとするが刀がなかった

夢主

っ、!刀…

猗窩座

ああ、刀ならそこにある

刀を取ろうとするが足元からじゃらじゃらと音が聞こえ それより先には進めなかった

猗窩座

だめじゃないか

猗窩座

逃げようとするなんて

猗窩座

お前は俺のものだ

愛おしそうに(夢主)を見つめ,口角を上げる

猗窩座

何処にも行くな

夢主

意味がわからない

逃げようと1歩踏み出しても足に巻きついた"ソレ"が 逃げ出すことを許さなかった

猗窩座

仕置きされたいのか?

腕を掴まれる

力の差など分かっていた

夢主

…みんな

助けを求めようと声を漏らすと猗窩座の顔が歪む

猗窩座

他のやつの事なんて呼ぶな

猗窩座

俺だけ見ていれば良いだろう?

掴まれていた腕が少し痛く感じる

猗窩座

お前は俺のものだ

低く,甘く聞こえる声が耳から脳までじわじわと響く

猗窩座

逃げても何度でもお前を捕まえるからな

猗窩座

…その、名前なんだ?

少し照れながら名前を聞いてくる

夢主

教えない

猗窩座

…教えるまで仕置きが必要か?

夢主

…(夢主)

猗窩座

美しい名前だ

猗窩座

…(夢主)

愛おしそうに名前を呼ぶ

(夢主)の頬に触れるその手は優しいようで逃がさないと 言っているように思えた

夢主

離して

睨みつけても猗窩座は不敵に笑ったままだった

猗窩座

愛おしい

猗窩座

その顔も美しいな

猗窩座は頬を赤く染めている

夢主

なっ、なに

頬を赤く染めている猗窩座を見て困惑する

猗窩座

困った顔も美しいな

猗窩座

もっと困らせてやりたくなる

猗窩座

俺はお前を愛している

ストレートなその愛情に少しドキッとしてしまう 自分が居た

夢主

っ、

猗窩座

どうした

夢主

なんでもない、

ふと、結紐に触れられる

猗窩座

これは誰から貰ったものだ

不機嫌そうにこちらを見つめて結紐を解く

夢主

それは、大切な人から、

それを聞いて少し怒ったように言う

猗窩座

そいつは俺よりも大切なのか?

夢主

ぇ、?えっと

猗窩座

これは外しておけ

解いた結紐を(夢主)に返す

猗窩座

…大切なものなのだろう?

猗窩座

本当は奪い取って捨ててやろうと思ったが…

夢主

…ありがとう?

変な気遣いに感謝する

夢主

ねぇ

猗窩座

どうした

夢主

"コレ"外してよ

猗窩座

それは出来ない

猗窩座

お前が堕ちるまで

(夢主)の足にはじゃらじゃらと"ソレ"が 巻きついている

猗窩座

外して欲しいのなら

"はやく堕ちろ"

感情的な一言だった

黄金のように見える瞳がこちらを見つめる

猗窩座

お前は生きている方が綺麗だ

夢主

…?

猗窩座

死ぬギリギリまでお前を鬼にはしない

猗窩座

お前を守ると誓おう

優しく(夢主)の頭を撫でる

夢主

それはありがとうなのかな、?

夢主

ねぇ

夢主

どうしてこんなに優しくしてくれるの

猗窩座

お前を愛しているからだ

ストレートな言葉につい頬を赤く染める

夢主

そっか、

猗窩座

お前は俺の事どう思っているんだ

夢主

何故か優しい鬼、?

猗窩座

なるほど

この時からもうすでに歯車は狂っていたのかもしれない

ストレートな言葉に流されていたのかもしれない

その裏にある,既に表に出ている狂気的な愛

猗窩座

俺以外見ないでくれ

猗窩座

壊したくなる

腰に手を回され暑い熱が伝わる

夢主

鬼なのに熱いね

猗窩座

お前に対しての愛情だ

そう言いながらがっちり引き寄せ離さない

夢主

力強い…

そう言うと少し逃げられない程度に力を緩める

猗窩座

悪い…痛くするつもりは無かった

子犬のようにこちらを見つめる猗窩座を見て 心が動く

夢主

大丈夫だよ

猗窩座

お前は優しいな

猗窩座

そんな所も愛している

猗窩座

お前のことをもっと知りたい

猗窩座

好きなものはなんだ

夢主

桜…かな

夢主

あと、花火

猗窩座

花火…か

猗窩座

いいな

にこりと大きく猗窩座が微笑む

夢主

っ、?

何故かその微笑みにドキドキする

猗窩座

大丈夫か?

夢主

ぁ、うん

猗窩座

食い物も欲しい物も全て叶えられるものは叶えてやる

猗窩座

逃げること以外な

猗窩座

だからお前は何も気にせず俺だけを見ていろ

怖いくらいの優しさに少しびっくりする

猗窩座

怖がるな

猗窩座

傷つけるつもりは無い

優しく髪を触る

夢主

うん、

撫でられて少し嬉しそうに目を細める

猗窩座

その顔…可愛いな

猗窩座

傷つけるつもりは無いが、

猗窩座

他の奴の所に行かせるつもりもない

夢主

…わかった

猗窩座

ん、いい子だ

いつの間にか猗窩座に絆されている

顎を持ち上げられて視線が絡み合う

猗窩座

俺だけ見ていろ。俺だけを映せ

夜になると,猗窩座は必ず隣で眠る

猗窩座

おやすみ(夢主)

夢主

おやすみ

抱きしめられながら眠る

少しでも動くと離さないと言わんばかりに抱きしめられる

そんな日々が何日も経った

何日経ったのかはもうわからない

外の光も仲間の声もここには届くことはなかった

ここにあるのは猗窩座からの愛のみ

猗窩座

おはよう

夢主

おはよう

朝起きると必ず隣にいて頭を撫でてくる

夢主

ん、

それになんだか慣れてきた私も嫌がることは無い

食事の時はわざと手が触れるように渡してくる

夢主

…ありがとう

そんな日々が当たり前になってしまった

猗窩座

こっち向けよ

優しく顎を持ち上げられて見つめられる

前の私なら抵抗しただろう

鬼は憎い,殺さなきゃなんて考えはもうなかった

夢主

猗窩座、

猗窩座を求めるように呼ぶその声は誰が発したものか

夢主

わたしも愛してるよ

そんなことを口にしだしたのはいつからなのか

猗窩座

俺も愛している

抱きしめ合ってお互いの心臓がドキドキしているのは 何故なのか

もうどうでも良かった

ここにいたら食べ物もある愛情もある

何も不便なことは無い

じゃあ逃げ出す必要も無い

そうだよね?

猗窩座

いい子だな(夢主)は

夢主

うん…

その優しい手を受けいれてしまう

もう逃げる気なんてさらさらない

猗窩座

逃げる気なんてなくなったろ?

今ではもう"ソレ"もなくなっている

つまり自分の意志でここに居る

夢主

うん、逃げる気なんてない

抱きしめ合っていたのが離れた時, 無意識に猗窩座の服を掴んだ

猗窩座

どうした

夢主

あ、いや、なんでもない

猗窩座

寂しいのか?

不敵に笑って腕を広げてくる

私もその腕に吸い込まれるかのように入っていく

猗窩座

可愛いな

猗窩座

今日は甘えんぼさんなのか

夢主

うん…

外へ出る機会を与えられても自然と猗窩座の側に居た

食事も,眠るのも,呼吸さえも 全部、猗窩座の隣じゃなきゃ落ち着かない

夢主

これは何かの病気かな

猗窩座

もう俺無しじゃ生きられないんだろ?

耳元で低く囁く声に,否定の言葉は浮かばなかった

ただ,腕の中に埋もれて,目を閉じる

猗窩座

愛しているか?

夢主

愛してる

猗窩座

俺もだ

自分がもう"柱"じゃなく,"猗窩座のもの"になってしまったことを悟った

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