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コメント
4件
みこ「ちゃん」呼びしたときに一気に温かさが出た気がする感動
ついにお互いのことが明らかに!? 次回が楽しみすぎます😭💕
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主
nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 警察官パロ⚠️ 黄様若干翠様に嫌われ⚠️ 敬称に違いあり⚠️ パクリ禁止⚠️
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17,沈黙の檻、再会の光
病室の天井を見上げながら、須智は静かに息を吐いた。
白い蛍光灯が、瞼の裏にまで滲む。
微かな熱と倦怠感。
数日間の体調不良はようやく落ち着いたが、身体の芯にはまだ鈍い重さが残っていた。
医師は「無理をしないこと」とだけ告げ、職場復帰を許した。
その日、須智は久しぶりに刑務所へ戻った。
朝の廊下を歩く。
足音が響く。
以前より、空気がわずかに違う気がした。
見慣れた冷たい表情が、みなどこか温かく人間らしくなっているような気がする。
だが須智は深く考えず、軽く挨拶を返して牢獄へ向かった。
――日常の風景。
けれどその“日常”が、妙に遠く感じる。
主
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡180
主
主
鉄扉を開けると、いつもの独房の中に、美琴が座っていた。
木の椅子に腰掛け、窓の外を眺めていた彼は、須智の気配に気づくと、ぱっと顔を上げた。
声に心配の色が混じっていた。
須智は少し戸惑いながらも、短く答える。
美琴は安堵の笑みを浮かべる。
その笑顔は、あの頃と変わらない。
無邪気で、まっすぐで、心の奥を揺らす。
須智の胸が、きゅう、と痛んだ。
“弟”のように思っていた存在に、ずっと嘘を吐き続けてきた。
――俺は、いつまでこんなままなんだろう。
素直になれない。
言葉にできない。
罪悪感が、静かに胸を締めつける。
その微妙な変化を、美琴は見逃さなかった。
首を傾げ、困ったように笑う。
その瞬間、須智は息を呑んだ。
目を伏せたまま、込み上げてくる感情を押しとどめようとした。
けれど――堰が切れたように、涙が零れた。
小さな声だった。
それでも、牢の中にいた全ての時間がその一言に溶け込んでいた。
美琴は一瞬驚いたように目を見開き、それから柔らかく微笑んだ。
須智は、嗚咽をこらえながら頷いた。
言葉にならない想いが、涙に変わって頬を伝う。
美琴も目尻を拭いながら笑った。
須智は顔を拭い、深く頷いた。
短い返事。
その声の奥には、懐かしさが滲んでいた。
美琴は立ち上がり、静かに歩み寄る。
扉を出た瞬間、須智はふと、胸の奥に微かな光を感じた。
談話室に着くと、須智は扉を閉めた。
とたんに、時間が止まったような静けさが訪れる。
窓の外では風が唸り、白い雲が低く流れていた。
美琴の声が柔らかく響く。
須智は少し息を詰めたあと、「そう、だね」と答えた。
美琴の視線が須智を見つめる。
どこか、少年の頃の面影を残した瞳。
須智はその目を正面から見つめ返し、ゆっくりと口を開いた。
美琴は慌てて手を振った。
須智は微かに笑い、「……そうかもね」と呟く。
だがすぐに真剣な表情に戻り、
と言った。
美琴は驚いたように目を瞬かせ、それからゆっくり頷いた。
須智は短く笑って、「そうだね」と答えた。
美琴の声は弾んでいた。
まるで絵本を読んでもらう子どものような笑顔。
須智はその姿を見て、小さく笑った。
あの頃と、何も変わっていない。
懐かしさが、胸の奥を優しく包み込む。
――そうして、すれ違っていた歯車が静かに重なっていく。
談話室の壁にかかる時計が、淡い音で時を刻む。
光が差し込み、埃がきらきらと舞った。
須智は目を細め、静かに息を吸い込む。
須智は心の中で呟いた。
その想いに呼応するように、美琴が笑った。
須智は小さく頷き、視線を窓の外へ向けた。
曇り空の隙間から、一筋の光が差し込む。
その光が、美琴の頬を淡く照らしていた。
――懲役百年の檻の中で、それでも人は、誰かを想うことができる。
須智はそう信じた。
そして、語り始める。
自分の過去を。
彼と“兄弟”のように過ごした日々を。
17・了