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コメント
29件
だあああああっ!!!?!? い、いつ見ても武藤さんのホラーは怖いっっ!! でも何でか読みたくなっちゃんですよね( ´ ཫ ` ) 俺は見逃しませんでしたよ...地下の写真にオジサンいましたよね...!!
うわぁ…。上からゴミ降ってくるとか、詰まってるとか、考えただけで気持ち悪い…。 ダストシュート…。私の学校には無いですね。 あけましておめでとうございます。 今年も宜しくお願いします!
昔の話…
昭和の始めに建てられた小学校の話。
廊下のつきあたりは窓がなかったの。
窓のかわりにあったのは
さびついた小さな鉄の扉。
汚れた壁にぽつんとついていた……。
なんのための扉かって?
あたし
あたし
終わりの会が終わり
日誌を書き終わったあと
ゴミすては日直の仕事。
すてるって言うより
落とすと言った方が正解かもしれないね……。
ちょと不気味だから
クラスの子たちは気味悪がって
すてにいくのをサボる子がいるの……。
そんな子がつづいたあとは
もう大変…
だって、
ごみ箱は満タンなんだよ。
一刻も早く
あの場所を立ち去りたいのにね。
これじゃ時間がかかちゃう。
だからといって、ゴミをほったらかしにしては帰れないし……
あたし……真面目だから……
きっとそういう性格がわざわいしたんだね
…あの日、
あの大掃除の日…
あたしは日直だった。
Eさん
Aさん
バタ バタ
バタ バタ
わーっ!
Tくん
Dくん
Tくん
ドン!
あたし
あたし
Dくん
Dくん
Tくん
Dくん
Dくん
Tくん
Eさん
Aさん
……けっきょく、あたし一人でゴミすてにいったんだっけ。
長い廊下をごみ箱を引きずるようにしてダストシュートまでやってきた。
小さな取っ手を掴んで、鉄の扉を開けた。
ぎぃー
あたし
ガ タ ン
中は真っ暗。
上からゴミがふってきた。
バ
サ
バ
サ
バ
サ
バ
サ
トンネルの中をゴミが通過する。
上の階で誰かがゴミをすてているんだわ。
最初は重いものから
あとから…
ゆ~ら ゆ~ら
軽いビニール袋……
パラパラパラ…
次にほこりが通りすぎて、
最後に湿気たカビの臭いと一緒に、細かいちりが舞う。
「げほっ!げほっ!」
だって喉がかゆくなるの
カ
タ
ン
四階の子のゴミすてが終わったみたい。
あたし
あたしはゴミ箱を持ち上げ
手を突っ込んで紙ごみをかき出した。
バ サ ッ
バ サ ッ
バ サ ッ
暗闇にゴミを落としてゆく。
落ちゆく音が微かに木霊するんだけど
けれど……どういうわけか音が響かない……
あたし
ダストシュートの中を覗いてみたら……
すぐそこまでゴミが詰まっていた!
あたし
あたし
横ちょにある階段から一つ下の二階へ行ってみた。
同じ作りの二階……
はげ方が違うダストシュートの鉄扉を開ける。
カ タ ン : .
あたし
ゴミが詰まっていた。
あたし
あたしはゴミ箱をかかえ、階段を下りる。
はげ方の違う鉄の扉。
一階もゴミはびっしり詰まっていた。
あたし
あたし
あたし
ましてや四階などもってのほかだ。
あたし
あたし
あたしはしかたがなしに階段を下りた。
正面に
重い扉。
ウッ……
取っ手をぐいっと引いた。
もわっとした変な臭いが鼻をついた。
近くに事務机がある……
蛍光灯のついた小さな洗面台も……
蛇口にとりつけたホースは、床でとぐろを巻いていて
ブリキのバケツは無造作に重ねてあった。
壁にスキと竹ぼうきがたてかけてある。
コンクリートの柱と柱の間に洗濯ロープが渡してあって、
私はロープの下をくぐり、奥へと入っていった。
床はぬるっとしていて気持ちが悪く……暗闇に目がなれると……
そこに、かさ高くなったゴミの山が存在した──
周りの壁は黒カビがびっしりで、ひどい臭いに胸がつかえた。
私はなんとかゴミの山までくると真上を見上げた。
天井近くに小さな明り窓が見える……
ポッカリと四角く口をあけた
ダストシュートの穴があった。
どこでゴミがひっかかっている?
目をこらしてみても、トンネルの中は暗くてよくわからなかった。
まぁいいか……私はゴミ箱の中身を捨て始めた。
突然
おじさんの怒鳴り声が響いた!
誰だ!
段ボール捨てたのは!!
ガサガサガサ
天井に異変
ズズ
ギシギシ
あッ‼
天から大量のゴミが降ってきた!
ぎ ゃ あ ァ
〟゛"
ド
ン
❕
パラパラパラ
.
・ .
.
用務員さん
用務員さん
用務員さん
用務員さん
用務員さん
用務員さん
用務員さん
用務員さん
「オライ、オライ」
「ピピーッ、ピピーッ」
「ストップ!」
ウィーン
ガガガ─
ガシャン
ガシャン
用務員さん
ブォーン
ウーン
ウーン
…
キ─ンコ─ン
カ─ンコ─ン
う う ぅ
カ タ ン : .
お 願 い ぃ ・ :
了