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最後らへんの登校中の瑠月の所が投稿になってますよ。今回も面白かったです!
ぴのにはそんな悲しい過去が…
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作品の注意点
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
ちろる&ぴの: (ま、間に合ってよかった、、!)
(2人がハアハアと息を 荒げながら整列する。)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
(裏庭での出来事を思い出す)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
放送係
放送係
応援団一同: はい!!!!!!!!!
(応援団員の力強い返事に 会場がざわめき、
団長の合図と同時に 応援合戦が始まった)
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
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作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
紅組応援団長(中3)
白組応援団長(中3)
(こうして応援合戦が続き、
5分後、終了した)
パチパチパチパチ、、👏(拍手)
放送係
放送係
放送係
放送係
放送係
放送係
放送係
放送係
一同:はい!!
(児童が指示の通り、
第一走者が スタート位置に立ち始める)
放送係
放送係
放送係
(担当の審判がオッケーサインを出す)
放送係
放送係
放送係
放送係
放送係
放送係
パンッ!!!!!!🔫💥
(スターターピストルの音)
(同時に、各クラスの第一走者が ダッと走り出し
会場から歓声が わぁぁっと上がる)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
(スタートダッシュの時点では D組の走者がトップで、 その後ろにB組、E組・・と続いている)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
(大声を出して、応援する)
こうして、
2位のまま第二走者、第三走者に バトンが渡っていたが
ぴのがバトンを受け取る前には E組に抜かれて3位になってしまった。
……
けれど、
ぴのは、 自分の前の走者が テイクオーバーゾーンに 入ったのを見計らい、
さっとレーンに出て
助走をつけながら手を後ろに出して
前の走者からバトンを受け取り、
全速力で走り出した―、、!✨
ぴの(中1)
ぴの(中1)
(激しく呼吸しながら 大きく腕を振って走ると
テイクオーバーゾーンと 次の走者が見えてきた)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
(バトンを右手に持ち替え、 さらにスピードを上げる)
(それを見た次の走者がレーンに出て、 助走をつけながら手を後ろに伸ばす)
ぴの(中1)
(ぴののバトンが次の走者の手のひらに 吸い込まれるように受け渡され
そのまま、遠ざかっていった)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
(その場に座り込む)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
(よろよろと立ち上がり、 水道場へ向かう)
ぴの(中1)
(水を飲む音)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
(保護者席の周辺に目をやる)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
ぴの(中1)
あれは、小四の春のこと。
私には、好きな男子がいた。
小四から小六まで 3年間同じクラスの 梨空。
これは、私の”初恋”だ。
梨空はとにかく頭が良く、 やると決めたことは ひたむきに取り組む 真面目な人。
私以外にも 梨空を恋愛対象として 見る者が何人かいたけど、
競争率は、そこまで激しくなかった。
だから
その時が来たら告白して みようかなと思い、 その年の冬頃まで 私は陰で様子をうかがっていた。
けど
ある時
梨空が、こう言っているのを聞いた。
『俺、中学は✗✗学園を 受験することになったんだ』
……と。
この言葉に、私は困惑した。
✗✗学園は、 たしか偏差値70前後の 難関校だったはず。
そう簡単に入れる学校じゃない。
……でも
成績優秀の梨空なら いっそのこと、 受かってしまうんじゃないか…?
もちろん、
私には、中学受験をする予定なんてない。
小学校を卒業したら、 普通に私立の中学校に 進学しようと思っている。
……と、いうことは
小学校を卒業したら 梨空とは離れ離れになって
関わりも接点も、ほとんどなくなるし
恋愛ももう
できなくなってしまう
……って、こと、、?
…………
そんなの……
絶対に、 嫌だ……………。
耐えきれなくなった私は
その日の帰り際、
友達の瑠月にこのことを話した。
瑠月(小4)
瑠月(小4)
瑠月の他人事かのような発言に 私は少しイラッとなったが、
『ゆっくり、丁寧に、一歩ずつ着実に 恋を進展させたいから、無理だ』
…と、落ち着いた素振りで 言葉を返した。
これを聞いて瑠月は考え込み
少し経ってから、私に提案した。
瑠月(小4)
私は、はっとした。
確かに、私が梨空と同じ ✗✗学園を受験して 受かることができれば、 恋が途絶えることはない、、!
中学でも、近くにいられる!!
でも
先ほども言った通り、
✗✗学園に通う生徒たちは、 かなり学力が高い。
小学校で成績そこそこの私じゃ、
多分
受かれない………。
瑠月(小4)
瑠月(小4)
瑠月(小4)
………
私は、話を聞いてくれた瑠月に ありがとうと伝えて、
一足先に、 家に帰った…。
家に帰った私は 倒れるようにベットに飛び込み、
ずっと、頭の中で考えていた。
どうしたら、 中学でも梨空との関係を 崩さずにいられるのかな…
そして しばらく経って、思った。
瑠月のした提案は、 今の学力では 非現実的すぎるけれど
自分は努力次第で 変えられる…。
お母さんやお父さんに 協力してもらって
今よりもっともっと、勉強すれば
まだ、希望はある……。
私はむくっと体を起こして リビングに向かい、 母と父にこの話をした。
もちろん、梨空のことは秘密だけど…。
私は、✗✗学園を受験すると決心し、 あの日から、毎日欠かさず勉強した。
両親と相談して塾など習い事に入り、 放課後の遊びの時間も短くした。
この努力を、約2年間
小六の冬まで続け、
ついに挑んだ、入試試験。
そして、聞いていた話の通り、 梨空も同じ会場で 試験を受けていた。
今までの努力を、 絶対に無駄にしたくない…。
その思いが、 これまでにないくらい 私の頭をはたらかせた。
試験から 2週間が経ち
✗✗学園入試試験の、 合格発表日がやってきた。
プルルルルル、プルルルルル…📞
リビングに、電話の音が鳴り響く。
私は、✗✗学園からだと察した。
母はキッチンで夕飯の準備をしていて 気づいていないため
父が代わりに 電話を手に取り、 電話の相手と話しだした。
それを見ていた私は、 ただただ必死に合格を願うだけ…。
ぴの父
ぴの父
ガチャッ (電話を切る音)
しばらくして、父は電話を切り
私の方を振り返った。
次の瞬間、
ぴの父
明るい声で言い、 にっこり笑いかける。
後になってこれを聞きつけた母も 笑顔で私におめでとうと言った。
本当に合格できたんだ、という 驚きが大きすぎて、 その日は実感がわかずにいた。
……が、これで
これからも梨空と 一緒にいられるのだと思うと、 今まで努力してきて よかったと感じた。
翌朝
受験のことを一番に報告したいのは、 同じ学校に通えばと 提案をしてくれた瑠月だ。
すると、通学路に瑠月の姿が見え、 私は走り出す。
瑠月(小4)
瑠月(小4)
瑠月(小4)
瑠月(小4)
合格を伝えたときの 私の気持ちは軽く、 明るかったが
瑠月は、そうではなかった。
……が、私は、 あまり気にしなかった。
学校についた私は
おはようございますと挨拶して 教室の戸を開け、
真っ先に、 梨空の席に目をやった。
梨空は机にもたれかかって、 ずっと下を向いていた。
登校してから、 誰とも口を聞いていないようだった。
なんだか、嫌な感じがした私は 『大丈夫?』と、 静かに声をかけた。
すると、梨空はゆっくりと 顔を上げて言った。
『大丈夫じゃないよ…』
その顔は、今にも泣き出しそうで、 私は困惑した。
一体、何があったんだろう…。
私がそんな事を考えていたら、 梨空は自分から話しだした…。
梨空の話を聞いた後
私には、とてつもなく大きい ショックがあった。
梨空は、予定通り ✗✗学園を受験したが、 おしくも落ちてしまったんだって…………。
………
だから
梨空といられるのは、
小学校卒業までの、約2ヶ月間だけ。
あと少し時が経てば
どう頑張っても、離れ離れ……。
それに
さっきまでは気が付かなかったが、 瑠月も同じだ。
卒業したら、瑠月とも 会うのが難しくなるはず。
きっと、登校中の瑠月に元気がなかった 理由はこれにちがいない。
このことに気がついた瞬間
私の希望は、 全て崩れてしまった。
中学校には、 想い人も、友人も、
誰一人近くにいてくれない。
私は、
なんのために
努力をしてきたんだろう…………。
ぴの(中1)
ぴの(中1)
(レーンの方へ ゆっくりと歩いていく)
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
作者🐶🩵
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