一冊の本で始まる物語

小学1年生

早いか遅いか知らないけど、物心つきはじめ。

あっ友達がいない訳じゃないよ！！

ただ…幼稚園の子はみんな組離れちゃって…

休み時間は嫌いだ

友達がいないまめにとってただの地獄でしかないの

大智くんは

クラスでも友達が多い男の子だった

でも、体や気持ちに障がいがあった

それから大智くんとたくさん遊んだ

そして…独りぼっちだったまめを救ってくれた大智くんを

まめはだんだん好きになっていた

大智くんといるうちに友達もできた

でも

その震えた言葉から

わかった。

まめたちは

友達だけど

ライバルなんだ

今思えばなんでこんなに軽々渡せたんだろうか

手紙に、好きだって書いた

でも次の日も大智くんは普通で

それでもホワイトデーに来てくれた

同じクラス！！

ついに2年生になった

…それからまめと大智くんは

2人きりで放課後過ごすことはなくなった

どんどんすれ違った

でも

凛香ちゃんとクラスが離れたゆれちゃんは

簡単に友達になった

そこでもゆれちゃんは好き嫌いが激しかった

それから5人で仲良くなった。

その中の愛菜と港ちゃんはまめとも幼稚園が一緒だった

だからまだよかったけど

その中でも結局ういた。

同じクラス

3年になるとまた話すようになった

ゆれちゃんとはクラスが離れた

大智くんは体の障がいがなくなって

ドキドキした…

そこではじめて両思いになった

でもいいことばっかな訳ないよね

え…

大智くんとクラスが離れて

同じクラスになった友達と遊んだけど

また同じクラスになったゆれに

奪われた…。

5年

大智くんと同じクラスで嬉しかったのに…

突然、拒否された

離れてる間にお互い色々あった

話もしなくなった

だけど…こんなに変わるとは思わなかった

凛香やゆれのような

リーダー的存在のなかに

居てもいなくてもわからない人となった。

…もう

大智くんは助けてはくれなかった。