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主
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side ❤️
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山を登り始めて約二時間。 まだ山の中腹ぐらいで、もうお昼だ。
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リュックから弁当箱を取り出し、 二人に声を掛ける。
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飯のこととなるとすぐに食いつく。 身を乗り出して食べると主張する二人に、 弁当を手渡した。
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俺の弁当を食べる二人。 こうして美味しそうに食べてくれるから、 作りがいがあるってものだ。
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二人が咀嚼しているのを横目に、 俺も自分の弁当を食べ始める。
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我ながらよくこんな美味しい 料理を作れるものだ。 山の景色と相まって、美味しさが より増している気がする。
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綺麗に空になっている弁当箱を 回収し、リュックにしまう。
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リュックを背負い、ゴミが 散らかっていないか周囲を確認する。
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頂上を目ざし、再び山に登り始めた。
──ポツリ
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ポツ、ポツ ──ザアアアアア
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本当にツイていない。 天気予報だと一日晴れだったのに。
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また二人でコント繰り広げてる。
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空を見上げると、分厚い灰色の雲。 ゲリラ豪雨かもしれないから、 雨宿りをするしかないだろう。
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濡れた体を吹くことも出来ず、 冷たい風に吹かれたからか、 確かに体が冷えてしまっている。 これでは風邪をひいてしまう。
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俺がアタフタしていると、 突然誰かが声を掛けてきた。
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すげえ高身長イケメンが傘を さしながら立っていた。 心配そうに俺たちを見ている。
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寒そうにしている康二を一瞥し、 真剣な顔で言ってくるイケメン。 確かに、タオルも傘もない俺たちは すぐにでも風邪を引くだろう。 このイケメンの言う通りだ。
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イケメンに誘導され、俺たちは 山奥に進んで行った。
今思えば、おかしかったんだ。
こんな山に、人が住んでいるなんて。
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ログハウスのような外観だったのに、 いざ中に入ってみれば綺麗な洋室。 あのホテルといいこの家といい、 外観詐欺がすぎないか?
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濡れて肌に張り付いた上着を脱ぎ、 邪魔にならないよう丸める。
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どこまで世話焼きなんだこのイケメンは。
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風呂場に案内され、服も洗濯していいと 洗濯機の中に突っ込まれた。
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風呂はまさかの大浴場。 銭湯かってくらい広い浴槽に、 いくつものシャワースペースがある。
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そういえば、同居人が二人 居ると言っていたな。 その人たちにもお礼を するべきだろう。
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さっきのイケメンくんが用意 してくれていたのか、三着服が 置かれていたので、腕を通す。
なぜか全部ブカブカだったが、 それは俺たちの身長のせいだろうか。
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恐る恐るリビングに出ると、 さっきのイケメンの他に二人いた。 同居人ってやつだろう。
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イケメンくんにそう言われ、三人並んで ソファーに座らせてもらう。
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とりあえず自分たちの名前を先に名乗る。 イケメンくん──目黒くんの隣にいた マッチョなイケメンと肌の白いイケメンが、 こちらを観察してくる。
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めちゃくちゃイケメンすぎて、 ふっかも康二も見惚れちゃってる。 俺もその一人だけど、特に 渡辺って人から目が離せない。
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沈黙を破り、岩本くんが俺らに聞いた。 ふっかがしどろもどろしながら答える。
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確かに夜飯は何も考えてなかったな。 日帰りで登るつもりだったし。 まだ雨は降ってるみたいだから、 これは今日中には帰れないだろう。
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