遊びに行く日。
朝から 気分はどん底に沈んでいた。
瑠奈
おはよ○○!楽しみだね〜!
〇〇
…そうだね
楽しみなわけがない。どうせ私なんて邪魔なだけ
瑠奈
ちゃちゃっと準備して行こっか!
行きたくない。なんて言っても姉にはきこえないだろう。瑠奈は私のことを考えて誘ったのかもしれないけど、結局迷惑しかかけていない。
瑠奈
…テンション低い?
〇〇
…いつも低いでしょ
瑠奈
今日はいつも以上に低い!テンションあげてこ?友達と会うんだから!
私は友達でもなんでもないのに。
瑠奈
よし!バッチリ!○○も行ける?よね!行こ!
瑠奈
楽しみだなあ
10分後
なーくん
…お!来たよー!
りーくん
あ、お、おはよう!
瑠奈
みんなおはよ!
さとくん
私服…初めて見たけどめっちゃ可愛い。
瑠奈
え、ほんと?照れちゃうな
ほら
私なんて空気だ。
ジェくん
早速遊び行こっか
瑠奈
どこいくの?
りーくん
今日はねぇ、遊園地行くんだよ!
瑠奈
へ〜!楽しそう!○○も楽しみだよね!
〇〇
え……そうだね
今話を振られても。
ほら、見てみなよ。みんなからの視線。痛い。
るぅくん
みんなで楽しみましょ!
りーくん
瑠奈ちゃんは絶叫系のれる?
瑠奈
うーん…ちょっとだけ怖いけど、大丈夫!
なーくん
どうしても怖かったら大丈夫だからね?
ジェくん
無理せんといてな
7人で並んで歩いていく後ろで1人寂しく歩く。
こうなることくらい予想できていたのに。
ころちゃん
…○○さんは絶叫系平気?
〇〇
あ…はい。大丈夫です
ころちゃん
じゃあみんなで乗ろ
瑠奈
○○そういうのは昔から平気だよね〜!
私の話なんてしたって面白くないのに。
さとくん
そんなことよりさ…
「そんなこと」
私のことはそんなこと。
分かっていた。分かっていたけど…少しだけ期待していた。そんな自分がアホらしく思えてくる。
瑠奈
席どうする?
その一言でみんなの目が輝く。隣に座りたいんだろうな。分かりやすい。
瑠奈
私はねぇ、○○の隣がいいな!安心する!
〇〇
え……
瑠奈
ね、いいでしょ?
なんでお前が。
みんながそういう顔をしている。
〇〇
…私は1人が良いから他の人と乗ってきてよ。
瑠奈
一人席はありません!
〇〇
じゃあ他の人と乗る
瑠奈
なんでよー!いいじゃん!
本当にバカだ。
周りの目を気にしないなんて。
さとくん
…瑠奈ちゃんがそういうならいいんじゃない?○○さん座ってあげなよ
瑠奈
さとくんもそう言ってる!
気を使って言ってることに気付こうよ
〇〇
本当にいいから
瑠奈
あ…もしかして…
瑠奈
私の隣、嫌とか…?
え、そうなの?酷い
分かりやすい。顔に出やすい人達。
るぅくん
○○さんは僕らとすわりなって言ってるし…隣になりませんか?
瑠奈
るぅくんは頼りないもんw
るぅくん
頼りない…!?
ジェくん
俺ならええやろ?
なーくん
じぇくんは俺の隣
瑠奈
あははw仲いいねw
ジェくん
まあ…なーくんなら全然いいけど…
りーくん
俺は?守ってあげられるよ!
瑠奈
りーくん?りーくんなら安心かも!りーくんの隣にする!
りーくん
おっしゃぁぁ!
ころちゃん
はやくのろーよー
瑠奈
ころちゃん眠そうw
ころちゃん
眠いわけじゃないよ〜
瑠奈
…あ、じゃあ○○の隣誰にする?
こっちはどうでもいい。
知ってた。私の隣なんて誰も望んでいない。
ころちゃん
…誰もいないなら僕座るよ?いいの?いいのね?
さとくん
その流れだとるぅの隣だな俺wいいけどw
るぅくん
さとくんの隣………まぁ…いいです…
瑠奈
よし!じゃあ早速乗ろう!
ころさんは…
私の隣でよかったのだろうか。申し訳ないけど人数的にこうなってしまう。後で謝っておこう。







