あれは数年前の話
俺は仲間と2人で心霊スポットに行った。
周りは真っ暗
街灯もない
懐中電灯1本の灯りを頼りに先に進んだ。
すると
奥の方に古民家があった。
仲間のひとりが 「アレだよ!」 と言った。
自分は急に怖くなった。
だけど今更やめようなんて言えなかった。
2人は入口前まで行った。
聞こえてくるのは鈴虫の音だけ。
仲間が 「行けよ。」 と言った。
俺は入口の扉を開けた
すると感じたことの無い寒気を感じた。
恐怖をぐっと抑え先に進むと
「なぁ二手にわかれないか?」
仲間が言った
俺はマジか。と思ったが早く終わらせたかったので
いいよ。
と言った。
仲間は2階、俺は1階を見た
少し歩いて2階の仲間に
まだ?
と声をかけた。
返答がない
2階に行こうと階段に足をかけた
ガシッ!
足を掴まれた。
声も出なかった。
すると 俺だよ! と声が聞こえた
足を掴んだのは仲間だった
やめろよ!
と言ったのだがなぜか手を離してくれない。
それどころか力が増していく
いや、痛い痛い!
と言ったがニヤニヤ笑いながら離さない
すると後ろから
なにしてんの?
そこに居たのは仲間だった。
それと同時に足を掴んでいた手が無くなった。
俺は怖くなり仲間を連れて車の所に行きその場から逃げた。
仲間にその事を話すと笑うだけで信じてくれなかった。
仲間の家に着き仲間に言った。
着いたよ。
返事がない。
寝てるのかな?
起きろ~!
返事がない
車の中には誰もいなかった。
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