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なんやかんやあり…投薬後

伯玖(はく)

スンスン…

昴流(すばる)

…は、伯玖さんも……気になる?

伯玖(はく)

昴流さんもか?

昴流(すばる)

甘い匂い…するよね…

伯玖(はく)

あぁ…それになんと言うか…落ち着かないというか…

投薬後、紗桜は疲れたのか眠っている… つまりは、無防備な状態だ

昴流(すばる)

へ、部屋から…出る?

伯玖(はく)

そ、うだな…一旦出て…休むか

2人は【何も無いだろう】そう確信して 部屋を出て少し休む

スススッ…パタンッ……

襖が閉じられる音がして紗桜は目を覚ました

紗桜(さら)

んッ…ん……ん、ぅ…??

目を覚まし視界がぼやぼやとする

そして…目の前には誰かの影

紗桜(さら)

??…?

ちゃんと目が覚めると…そこには見ず知らずの男性

紗桜(さら)

へッ…(だ、誰!?何、この人!!)

声を上げようとした時…口を抑えられ抵抗をしようとしたら両手を片手で 抑え込まれフリーだった足に その人が乗っかって来た

紗桜(さら)

ん"ー!!!!‪(な、なんでッ…)

そう思っていたら…ひとつ思い出した 【体質が変わる】ことを

紗桜(さら)

ッ!(この人…そのフェロモンとやらに充てられて来たのか…まずい…マジでやられる…ていうかグールじゃないと無意味って_)

頭の中かがグルグルと回って体が上手く動かない

それをいい事に私の上に乗っている人が服を脱がせて来る

紗桜(さら)

(い…や、…力強すぎ…重い…)

上手く抵抗出来ず幼虫みたいにクネクネと暴れる事しか出来ずにいると…

スパンッ!

紗桜(さら)

!!

襖が勢いよく開けられ目の前の生徒が退かされた

伯玖(はく)

紗桜さん平気か!?

紗桜(さら)

ご、ごめなさ…

外に出ていた2人が中に入って来て…暫くゴタゴタしていると…2人はあることに気付いたのか鼻を抑えた

伯玖(はく)

(何だこの匂い…甘ったるいような…薬品みたいな匂い……)

昴流(すばる)

ッ…(体がすごい疼く…なんで…?)

紗桜(さら)

!!(わ、わかった…これ…アレだ、体質が変わってお2人に…)

紗桜(さら)

わ、私はもう行きます!!

服を引っ張って部屋を飛び出す

伯玖(はく)

ちょッ_善治さん!!

善治)あぁ、彼女の護衛は任せたまえ

ポツッポツッ…バシャッバシャッ!!

紗桜(さら)

はぁッ…はぁ、ッ…(や、やばい…本当に私迷惑かける事しか出来ない……)

傘もささず…雨水が肌を冷たくさせる

紗桜(さら)

(もうここに居る時は隔離させてもらおうッ…無理だ)

紗桜(さら)

ッ_(もう…嫌いだ……)

唇を噛み締め血が口の中に入る

紗桜(さら)

はぁ…はぁ…はぁ……ックシッ

濡れた髪…肌に風が当たるとくしゃみをする

紗桜(さら)

ズビッ…(どうしよ…取り敢えず…理事長さんの部屋に…行けばいいかな…あ〜、
迷惑かな…いや、そうだよな…)

肌が濡れた服のせいで透けている

紗桜(さら)

……(いい場所…無いかな)

そんな事を考えていると突然…知らない人の何かが私の肩に掛けられた

紗桜(さら)

??

顔を上げるとそこには 金髪の男の人が居た

??)だいじょーぶ?めっちゃ濡れてるよ?ここら辺で濡れる場所は… ホタルビかな

紗桜(さら)

ほた…るび…?

??)あれ…その服…やっぱりホタルビだ!

私の着ている服で彼は確信を得たのか 隣に座って来た

??)君…見た事ないけどどこから来たの?ここに編入する子…居たっけ

紗桜(さら)

え、っと…少し前に…その……

??)少し前…あ!もしかして手紙に書かれてた子!?

紗桜(さら)

っと…まぁ、そう……ですね(この人…あそことは全く違う…)

??)そっか〜…スンスン…あれ、この匂い……

紗桜(さら)

ビクッ…あ、っと…す、すみません私行くところあるので笑

この人から借りた上着を押し返すように返して走って逃げる

??)!!ちょ…危ないから待って!!

オブスキュアリ寮の付近

紗桜(さら)

はぁ…はぁ…ックシッ……(不味い……完全に体が冷えてる…)

寒気で鳥肌が立つ

紗桜(さら)

(薬…飲んで…死ぬ事は無い…から、取り敢えず…適当な場所で…もう、ここで…良いや)

適当な倒木に座り込む

紗桜(さら)

はぁ…はぁ…(体熱い…風邪の熱かな……)

目の前がどんどんとクラクラとし始め… 倒木からズルっと落ちる

紗桜(さら)

ッ…たぁ…(まずい…力入らなくなってきた……)

倒木を背当てにしてグッタリしていると…足音や話し声が聞こえて来た

やけに…焦っているような感じの

紗桜(さら)

は、ぁ…ふぅっ…(目の前…クラクラする…やばい…これ、…ね、る、……_)

意識がフッと落ちて…私の記憶はここで途絶えた

好きでも無い相手に抱かれるのは嫌

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