七海健人
虎杖悠仁
司会(七海)の丁寧な挨拶に虎杖の溌剌とした声が応える
釘崎野薔薇
釘崎も虎杖にノり、口笛を鳴らす
コイツら頭可笑しいのかな…
可愛い顔して辛辣な事を平然と思うが、これぞ五条である
七海健人
白のチョークで七海が書き出していく
やっぱり五条には高度な暗号にしか見えない
俺には無理…
柄にもなく五条が諦めようとすると
ふと、1つの暗号が目に入った
五条悟
その暗号は『く』と書いてあり、
先程虎杖に読んでもらった『くま』の『く』だった
そこからはまた、『ま』を見つける
五条悟
虎杖悠仁
思わず虎杖の方に振り返ると孫を見る祖父のような目をして、笑っていた
虎杖悠仁
釘崎野薔薇
伏黒恵
五条悟
3人に褒められて五条はすっかり上機嫌だ
もう最初の頃の警戒心は殆ど残っていなかった
七海健人
虎杖悠仁
七海健人
釘崎野薔薇
伏黒恵
七海健人
五条悟
虎杖悠仁
伏黒恵
釘崎野薔薇
模擬戦とはいえ、皆手加減するつもりは無いのか早々にアップを始める
七海健人
七海健人
名指しされた伏黒が1歩前に出る
七海健人
伏黒恵
手で印を結び、式神を呼び出す
七海健人
その言葉を合図に伏黒の玉犬が飛び出す
それを七海は躱し、伏黒へ接近する
ふーん、結構強いんだ
伏黒って1年だっけ?動きは悪くないし式神に出す指示も的確
七海も式神を少ない動きで躱してる。どちらも上手い
それに…こっちも
五条は伏黒達から目を離し、横で闘う2人を見据えた
釘崎野薔薇
釘崎が空中へ放った釘に呪力を纏わせ、一気に穿つ
カキンッ
虎杖悠仁
それを虎杖は軽やかに避け釘崎に足払いを仕掛ける 釘は虎杖の真後ろの柱に1本、右隣に1本刺さっていた
釘崎野薔薇
強烈な足払いをジャンプで避け、ピコピコハンマーで虎杖の頬を引っぱたく
虎杖悠仁
真逆の攻撃に驚き、後ろへ飛び退く
釘崎野薔薇
キィィイイン
虎杖悠仁
釘崎の指パッチンと共に後ろの1本の釘が呪力で怪しく光り、爆発する
危機一髪で右に飛び退くがそこにも2本の釘が虎杖を待ち構えていた
ドカンッ
爆発の影響で木の破片が所々に飛ぶ
煙幕でまだ虎杖の姿は確認できない
五条悟
五条が思わず小さく声を漏らした
その間もなく、虎杖が猛スピードで煙幕の中から飛び出してきた
釘崎野薔薇
その突然の事に対応しおうと、釘崎がそちらに向くがもう遅かった
釘崎野薔薇
虎杖がいつの間にか持っていた木の破片が釘崎の首に沿っている
釘崎野薔薇
模擬戦はこの時点で虎杖の勝利となる 釘崎は観念したように両手を上げた
虎杖悠仁
釘崎野薔薇
自慢げに言う虎杖に釘崎が噛み付く
七海健人
虎杖悠仁
七海健人
釘崎野薔薇
伏黒恵
悔しいのか眉間に皺を寄せた伏黒がぶっきらぼうに言う
七海健人
釘崎野薔薇
七海健人
虎杖悠仁
伏黒恵
そういうと伏黒は五条の傍に座り込んだ
虎杖悠仁
釘崎野薔薇
虎杖悠仁
釘崎の提案を採用し、早速拳に呪力を込める
五条悟
隣に座る伏黒に五条はおもむろに話しかけた
伏黒恵
五条悟
伏黒恵
五条悟
伏黒恵
確かにこんな顔だったような気がするんだよなぁ
俺が忘れるわけないし…
うんうんと唸りながら考え込む五条をジッと伏黒は見ていた
伏黒恵
伏黒恵
本人が聞いたら戦慄するような事を平気で考えている
伏黒恵
それは五条に会った時からずっと願ってきた伏黒の秘密の夢だった
コメント
1件
伏黒‥お前本当にムッツリだな!