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道枝くんに告白された日の夜、
私はお風呂の中でため息をついていた、
なんでこんなことになっているのか、 家に帰ってやっと全てを理解したから、
高瀬はる
高瀬はる
高瀬はる
思いっきり叫んでしまったら、 お母さんが同じくらいの声量で
「うるさーーーい! もう少し静かにしなさい!」
高瀬はる
本当に15日で応え出せるのかな、
不安なこと、 分からないこと、 まだまだいっぱいだから、
まだこの状況を受け止めるしか、 私には方法はないと、
そう悟ったのだろう、
おそらく、
だよね?
翌日
昨日のまんま、 何も変えずに、 普通に登校しよう、、
そう思っていた、
けど、 そんなに甘くなかったみたい、
高瀬はる
玄関を出ると見覚えのある 背丈の男の子、
道枝くん?
何かの間違い、だよね?
玄関の前にある3、4段程度の階段 を降りそのまま歩いていこうとしたら、
道枝駿佑
高瀬はる
いきなり声をかけられ びっくりした私は腰が 抜けそうになる
けど、気づけば 道枝くんが私を支えてくれていた
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
そう言って彼は私の前に 手を差し伸べる
私にはこうゆう経験がないから どうすればいいのか戸惑う
道枝駿佑
道枝駿佑
高瀬はる
そのまま手を引かれゆっくりと歩いていく
最初は戸惑いながら 手を繋いでいたが、 学校に近づくにつれ慣れない恥ずかしさが込み上げてくる、
高瀬はる
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
道枝駿佑
道枝駿佑
なんか、顔が熱い、
道枝駿佑
ふふっと笑ってくる彼に私は少し 落ち着きを感じた
高瀬はる
道枝駿佑
私の反応を楽しむ彼は 少女漫画でみたシーンを 再現出来たから?
それからの授業中は 顔を合わせて よくニコニコしてるし、
お昼ご飯は必ず誘ってくれる
彼の顔は幸せに満ちていた
それなら私は?
幸せなのかもしれない、
けれど、私の頭は幸せという言葉より混乱の言葉が沢山出てきた
遡ること1時間前、
私は1人トイレに行っていた
トイレから出てきたらあいつが私に近づいてきた
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
高瀬はる
なんで道枝くんと仲いいってことをあいつに言わないといけないの? 私とあいつはもう関係ない、
そう言い聞かせて横を過ぎようとした、 けど、やっぱりあいつに止められた
西畑大吾
西畑大吾
高瀬はる
あいつが?謝る? 散々なことしておいて今更何? もう私は忘れたいのに、
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
じゃあなんで? なんで今まであんたが、 私を苦しめてきたの?
私には混乱がいっぱいだった
分からない、
なんで、どうして
なんのために?
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
鼻を啜ってる
泣いてる、の?
私の方には顔を向けずずっと窓の外を見ながら離す西畑
西畑大吾
西畑大吾
高瀬はる
高瀬はる
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
泣きながら無理やり笑う西畑
全然悪い人じゃなかった、 むしろ私のことを考えてくれるいい人だったのに、
私のせいで西畑は変わってしまった、
なら、今私が過去の西畑に戻してあげることは出来ないの?
私は、ごめんねの意味を込めて 窓の外を見ている西畑に後ろから そっと抱きしめた
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
高瀬はる
高瀬はる
高瀬はる
高瀬はる
高瀬はる
初めてかも、
自分が人に抱きついて 自分が人を泣かせて、 自分が人を泣き止ませようと必死になって、
私の方が惨めだよ、きっと、
西畑大吾
高瀬はる
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
高瀬はる
西畑大吾
西畑大吾
高瀬はる
本音を言うと西畑は笑った、
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
高瀬はる
高瀬はる
西畑大吾
やっとこっちを向いた、 涙で顔が濡れている
目も赤くなってる、 けど、西畑の顔は笑顔だった
西畑大吾
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
高瀬はる
高瀬はる
西畑大吾
高瀬はる
それから数十分私の頭は授業なんか耳に入らないくらいの 混乱に陥ってた
だって、あの場所にいたのは私たちふたりだけじゃなくて
道枝くんもいたから、