テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ラジカセから流れている途切れ途切れのBGMに、
お互い、呑まれてしまいそうだ
M
A
意味わかんないこととか、 取り敢えず文句言わないと、
叫んで、素で怖がってしまう、
それは多分、お互いわかってる事だし、
A
あっとの肩に手を添えて、
同時に歩き出す、
M
A
…ゆっくり進む、
漫画でよく見る、わかってるけど避けきれない攻撃みたいに、
予想通りだった、
M
A
そのとき、あっとの腕をぎゅっと握ったことだけ、覚えている、
M
A
M
A
M
更にその腕を引っ張って、
痛いと連呼させたあとに、
約2分ぶりの外の光を浴びた、
P
菜箸をクルクルと油の中で踊らせる、
P
弾けた油が机に飛び散り、それに顔を顰めると、
T
T
ひょこっと現れた声に、顔を上げる、
A
P
薄っぺらい布のエプロンを脱ぎ捨てる、
そのエプロンが机にかかる前に、誰かの手に届いた、
A
P
M
2人の顔は腫れていて、微かに幸せを纏っている、
M
A
ピースサインでにっと笑うその顔が確かだった、
A
A
P
腕を組んで、暑っつい空気を乾いた風で吹き飛ばす、
まずはパンケーキ、
結構並んで入れた、
500円の、ふわりとしたパンケーキ、
部長含め家庭科部の数人が先頭に立っているんだと、
味も見た目も評判らしい、
_
小さく首を下げ、鼻から息を吸い込む、
P
机に運ばれたのは、紙皿に載ったパンケーキ、
小麦色の表面に、薄っぺらいバターが一切れ載っかっている、
A
P
目を輝かせているあっきぃに釣られて、こっちまで笑みが伝染る、
A
P
A
P
A
プラスチックのフォークとナイフで、綺麗に切り取っていく、
白くて長い指先に見惚れてしまうし、
密室ではないので、
これは周りの女子も同じ、
P
A
P
口からふわぁっと広がる小麦の香りは、
確かに心地よいほど美味だけど、
P
P
A
俺だけしか彼が見えないわけじゃない、
ぬるい視線がしんどいから、
味、しなくなってきた、
A
P
最後の一口で手を止めた、
急に無表情に近しい顔になったので、
冷や汗が頬を伝う、
A
P
…最悪だ、最低だ、
顔に出てたってコトか、
うわぁしねしねしね、!!!!
P
A
P
教室の片隅の席で
小声ながらも、荒らげてしまう、
P
A
あっきぃは黙って考える素振りをする、
手放した、最後のたった1口のパンケーキに手が伸ばせなくなった、
A
透き通るような声で問われる、
P
声が、喉元で迷っている、
他の席の人が入れ替わり入れ替わり、
ここだけ時が止まったような、
誰も退室を促さないのは、 多分あっきぃがいるから、
嗚呼、これすらも見られてるのかな、
P
A
P
もー何言ってんだ俺、
P
消えてなくなれ、
P
P
自分でも何言ってんのかわかんない、 ひたすらに、伝える、
あっきぃはゆっくり呼吸したあと、
それをぷっと吐き出した、
A
P
この笑顔も、誰かに見られてる、
今のはそーゆー意味
A
P
A
P
やっと食べれた最後の一口は、
とても甘い味だった、
もうなに書いてんのかわかんないですわ、🙄
出すの遅れましたね謝罪ですほんと、
わぁらさん来年から受験生です、🥲
もう頑張らないとですほんとに
来年から確定で投稿頻度激減です、
ちなみにですけど、
画質悪、笑
この小説の第1話の最後の後書き、
この小説の元になったクラスの男子の実際の会話とか書かれていて、これももう2年前とかかな…、🥲
ちなみに、G君とはこの年以来同クラなれてなくて、今はO君と同クラです、!
O君今はマスク外してイケメン全開です、
時の流れは早い…、
みなさん1日1日大切に生きてください、
受験…受験…、🥲🥲
コメント
4件
一気読み失礼します✋ 最高ですねもう時間忘れて気がついたら1話からここまで来てました(´・_・`) atmz可愛くて死寸前です❗️
atmz も尊いし怖がる mzちかわいいけども 可哀想とかいいながら 踊らすなprてぃん ?? (