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僕
…んん？
僕は目を開けた。
僕
あれ、僕…
死神
お目覚めですか
僕
？！ここって
目の前には大きな川があった。
死神
三途の川ですよ。
死神
貴方は死にました。
そうだ、僕は飛び降りて死んだ
周りはおじいさん、おばあさんだらけだった
僕
死んだのか…
死神
はい、貴方は自殺をして死んだのです。
僕はいじめられていた。
それが苦痛でビルの屋上から飛び下りたのだ
僕
僕は、地獄に行くのですか？
死神
はい、残念ながら親より先に死んだ子は地獄に落ちます。
死神
そこで、貴方に提案です！
死神は不気味に笑いこっちを見た
死神
今から、貴方をいじめた人に復讐をしに行きませんか？
僕
……復讐
死神
はい！
死神はニヤニヤ笑っている
でも、復讐か……いいかもしれない
僕
いいですね、行きましょうか
いじめっ子に対するイライラが溢れてくる。
それから僕らは復讐を死に行った
1人は鉄鋼に押しつぶされ
また1人は大きな病気にかかった
僕
あはは！
死神
楽しそうですねえ
気づけば僕はいじめっ子より酷いやつになっていた
いや、もうそんなことどうでもいい
僕は死んだのだ
僕
次行こ！死神！次！
死神
はい、行きましょう
僕
こいつは僕の教科書を全部川に投げた。
僕
死神、こいつ溺死
死神
かしこまりました。
僕
こいつは母さんが作ってくれた弁当を捨てた。
僕
こいつは、…餓死
死神
はい､わかりました
僕
こいつは僕を階段から突き落とした。
僕
落下死
死神
かしこまりました
僕
……次で最後
僕
こいつはいじめの中心だった。
僕
死神、こいつの首吊って
死神
かしこまりました〜
僕
僕
ふぅ、おわったー
死神
終わりましたねえ
相変わらず死神はニコニコしている
僕
今殺した奴らってみんな地獄に行くの？
死神
いいえ、今の場合は消滅します。魂もろとも
死神
存在自体が消えるのです
死神
その世界にいた事全て無くなるのです
僕
じゃあ、今死んだ奴らのことを覚えているのは僕らだけってこと？
死神
はい、そうなりますね
僕
ふーん
死神
そろそろ地獄に行くお時間です。
僕
……うん
僕
スッキリしたよ
僕
ありがとう
死神
いえいえ
死神と僕は三途の川を渡った
死神
それでは、お別れです
死神
最低な人間さん
人間は闇に包まれた
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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