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7件
1月10日は山羊座、誕生星はアルビレオ、黒くんは山羊座ですね、

待って⁉️ アニキの誕生日自分の誕生日の1日後なんだけど‼️
含めてた……うんうん!!特に最初の「あにきって、人の5倍くらい感情ありそうだよね。」が印象に残ってたんですけど、最後のやつで連動してて感動😭 伏線すげえ。。投稿お疲れ様です(*^^*)
64,623
注意!! ・青黒大前提!(ココ重要) ・他のメンバーさん達には特にカプ要素を考えていませんが、書いてる人が赤桃・白水脳なのでそう見えるところもあるかもしれません💭 ・nmmn ・地雷さんはUターン⚠️
黒
暗い。
目を開けると、そこは真っ暗な空間だった。
何も無い、と言うか、何も見えない。
あれ、俺今まで何やってたんやっけ。と言うか、ここは一体?
全く見えない現状に眉を顰める。何がどうなっているというのだろうか。
真っ暗だから前後左右も分からない。ただ俺だけがここにいるという、それだけの情報。
どうしたものかと考えていると、突然視界の端に色が訪れる。
黒
真っ暗な空間に現れたのは、一つの赤い扉だった。
黒い空間に赤い扉って、なんか不気味だな。ホラーゲームか何かか?絶対嫌なんやけど。
そう思ったものの、今の俺にはその扉に向かって進む他に選択肢などなく、仕方ないと覚悟を決めて俺は扉へと向かって足を踏み出した。
扉は至って普通の扉だった。その後ろに何かあるのかと見てみても、ただ暗闇が続いているだけ。
他に出来ることはない。仕方無しにそのドアノブに手をかけ、そっとドアを開いた。
黒
辺りが真っ白な光に包まれ、思わず目を瞑る。
そして、ゆっくりと目を開けると──
君の歌が好きだ。
君の優しさが好きだ。
君の真っ直ぐなところが好きだ。
君のかわいいところが好きだ。
君の駄目なところも好きだ。
今日ここに君がいて、一緒に笑っている。そんな幸福な日々は、決して当然なんかじゃなくて。
あったかもしれない別の未来なんて捨て置いて、今君がここにいる。
君の為に魔法すら使いたいと思った。けれど違った。僕らが魔法を使うんじゃない。
数年前のこの日に生まれた君が。今日ここで笑っている君が。
──君の存在そのものが、他の何にも負けない魔法だった。
この先どれだけの月日が巡っても、その魔法は消えることのない、世界一の魔法。
今日も君の笑顔に、歌に乗せて、世界を包んでる。
1月10日の誕生色
【草色】 英知、芸術、洗練、広大な感情世界の持ち主
1月10日の誕生石
【ゴールド】 確実な助言と力
1月10日の誕生星
【いて座α星】 少年の心を持ち続ける
1月10日の誕生花
【フリージア】 あどけなさ、純潔、親愛の情
1月10日の誕生酒
【オレンジ・ブロッサム】 感謝の気持ちを忘れない未来少女
愛しいあなたに、幸せが降り注ぎますように。
1月10日 Happy birthday‼︎
黒
なんだか、見覚えのある場所。あれ、ここって確か。
黒
黒
あれは、間違える訳が無い。
昔の、俺だ。
・・・そしてここは。
桃
黒
現れたのは、昔のないこ。
桃
黒
ないこが“俺”に話しかける。これは、昔の・・・?
そんな二人をぼんやりと眺めて、何だか懐かしいな、と思った。
何回も断ったのに何回もないこは誘って来て、その熱意に押されて、少しずついいかもなって思い始めて。
まろがいるって知って、新しい環境に飛び込んでみようと思ったんだっけ。
実際、デカいステージにはもう沢山立たせてもらっている。俺一人じゃ絶対見れなかった景色を、今は六人で見ている。
ないこのこの時の言葉は、決して嘘や妄想なんかじゃなかった。
いつだって、あの時彼の手を取った自分を認めてやれる。お前は間違ってなかったでって。
今目の前にいる二人のやりとりは、一体“何回目”なのだろうか。
ないこの台詞には勿論聞き覚えがあるけど、それがいつのものなのかは流石に覚えてない。
そして、“俺”の返事を待っていると・・・。
黒
黒
目の前で、“俺”が差し出されたないこの手を怪訝な表情で振り払った。
───こんなこと、したっけ、俺。
黒
桃
黒
黒
その場に響き渡る大声に、俺は思わず固まってしまった。
おかしい。こんな記憶、こんなことを言った覚えは、無い。
黒
桃
黒
ないこの声も、勿論俺の声にも、“俺”は振り返ること無く去って行ってしまった。
こんなの、俺が知ってる悠佑の過去には無い。
まさか、“別のルート”とでも言うのだろうか。
その場に残されたないこが最後まで“俺”の背中を見送って、ぽつりと呟いた。
桃
黒
その、寂しそうな。何処か悲しそうな顔に、俺はぐっと胸を締め付けられるような感覚に陥った。
そんな彼の表情を最後に、俺の視界はまたぐるりと変わった。
黒
また眩い光に包まれて、目を開ければそこには“俺”がいた。
ここは、俺の家だ。“俺”は椅子に座って、何やらスマホを眺めていた。
どういう仕組みか知らないが、“俺”にこっちの姿は見えていないらしい。じゃあお構いなくということで、“俺”の近くに寄ってみる。
スマホを見つめるその表情がなんだか苦しそうに歪んでいるのを見て、俺はそのスマホを覗き込んだ。
開かれていたのは某青い鳥アプリ。何やら画像付きのツイートを、“俺”は穴が空くくらいにじっと見つめていた。
一体何のツイートを見ているのだろう。そうしてそのツイートの文字を読んだ時、俺は唖然とした。
黒
【いれいす 解散について】
信じられない文字が並んでいて、俺は自分の目を疑った。
黒
黒
一瞬話しかけられたのかと思ったが勿論そんなことはなく、“俺”は一人くしゃりと表情を歪めた。
黒
黒
届く筈がないと分かっているのに、叫ばずにはいられなかった。
だって、こんな未来。こんないれいすを、俺は知らない。
この世界に、Dice No.6の悠佑はいない。名前も知らない誰かが、その黄色を纏っている。
何か祝い事があるたび、俺だけじゃなくて、他のメンバー達もよく口にしていることを思い出す。
“この6人だからここまでこれた”
“この6人だから出来た。例えばないこが6人いても、ほとけが6人いても、ここまで来れなかった”
“誰か一人が欠けてたら、出来なかったと思う”
この未来が、さっきの続きだとしたら。これは、あったかもしれない未来?
いれいすを解散して、あの5人はどうなるのだろう。今ここに座っている“俺”は、どうなるのだろう。
何も分からない。真っ暗な道だけが、その先に続いているように思えた。
───これは、一番最悪な未来だ。
桃
水
赤
白
青
家の中に一歩踏み込んだだけで、その騒がしさが耳に飛び込んで来た。リビングに入れば、その賑やかな声は一層鮮明になって。
桃
赤
白
青
水
桃
青
文句が多い奴らだ、と表情を顰める。ええやろ、好きに選ばせろ。
白
赤
二人の言葉に俺とないこは顔を見合わせ、ふっと笑った。
青
桃
赤
水
白
桃
青
ないこと俺の言葉を受けて、子供組が顔を見合わせる。そして、すぐにその表情を緩めた。
赤
水
白
青
赤
白
桃
ないこが手を叩きながらそう言って、それぞれが緩く返事をする。俺も一旦花束を置いて手伝おうと思ったところで、ないこが「あ、そう言えば」と声を上げた。
桃
青
水
白
何やらしょにだがほとけを回収して行くが、そんなことはどうでも良かった。それより今は目の前に投げられた話題が問題だ。
ネイルしてあげたって何?ないこがあにきにってことよな??
つまり何?あにきの手に長時間触れてたってこと??は?絶許。
それだけで俺のイライラは高まっていたと言うのに、ないこは平然と油を注いで来た。
桃
青
桃
青
赤
一発触発状態の俺の頭に、雑誌らしきものがバサッとぶつけられた。
桃
黒
ふっと目を開ける。・・・あれ、俺今まで何してたんや?
何か大事なことを忘れている気がする。記憶の一部に、ぽっかりと穴が空いたみたいだ。
桃
黒
背後から飛んで来た声に、体の向きを変え振り返る。ぶんぶんと手を振りながらこちらに近寄って来るのは。
黒
桃
黒
そうだ。合唱企画で出会ってから、ずっとこのないこって奴に歌い手グループを組まないかって誘われてるんだった。
でも俺は断ってる。音楽で食べて行くことの難しさを、俺はよく知っていた。何度も挫折して、それでも諦めきれなくて。
そんな俺の音楽への熱意に負けないくらいの勢いで、ないこもまた、俺への勧誘を諦めなかった。
多分、良いやつなんだろうなと思う。性格は気さくだし、社会人やってるらしいから常識はなってそうだし。ただ、良いやつと思うのと、信用するかどうかはまた別の話で。
歌い手グループへの俺のイメージは、あまり良いものじゃなかった。
コロナ禍になって急増した活動者。それに伴い増える歌い手グループ。様々なグループが活動を始め、次々に辞めて行く。
ずっと音楽一本で歩んで来た俺にとっては、考えられないことだった。活動を始めたなら責任を持て。そんな簡単に解散解散、お前らの夢や熱意はそんなもんなんか?
多分次が、俺にとってラストチャンスだ。最後の機会を、俺はそんな風に潰したくない。
桃
黒
どれだけ俺を必要としてくれる言葉がかけられようと、きっと崩れる時は一瞬だ。そんな言葉を、今の俺は簡単には呑み込めない。
何回も誘ってくれるコイツには悪いけど、もうそろそろ本格的に断ろう。今までなんとなくやんわりと断って来た俺も俺だ。一度ちゃんと断らないと、きっとコイツは明日も明後日も押してくる。
そう思って、顔を上げてないこを見ようとした俺の視界に、鮮やかな色がチラついた。
黒
なんだろうかと、上げかけていた視線を下げる。それは、俺の手元にあった。
黒
俺の爪を彩る、鮮やかなピンク。
俺、ネイルなんてしてたっけ。と言うかこれ、俺がやったんか?それとも店?俺そんなネイルとかやるタイプだったか?
それになんだかこのネイル、なんだか大切なものな気が───。
黒
桃
黒
桃
驚いたように目を丸くし、すぐさま嬉しそうにキラキラと目を輝かせるないこ。
かくいう俺も、自分の口から流れるように溢れたその言葉に、自分で驚いていた。
桃
黒
やる気満々でスマホを取り出すないこにツッコんで、そしてなんだか、笑みが溢れて来た。
何も分からない。この先の未来も、他のメンバーも、覚えの無いこのネイルも。
ただ、何かを求めるように。何かに導かれるように、あの質問が口を突いて出ていた。
黒
なんて、ある筈も無いのに、指で光るピンクにそっと問いかけた。
ただ、何かに惹かれるように。
この先に待ち受ける青さへと導く魔法が、このピンクのネイルから溢れている気がした。
黒
浮上する意識と、次第にハッキリしてくる感覚。
ぼんやりと目を開けると、見慣れた自宅の天井が視界いっぱいに広がっていた。リビングのソファで寝落ちていたらしい。
黒
そうして、全部思い出す。最悪な未来と、その後の夢。
途端に怖くなって、テーブルの上に放置されたスマホへと手を伸ばす。
これは、“どっちの未来”?
縋るようにスマホを手に取った瞬間、それに応えるようにスマホが振動した。
黒
画面に浮かび上がったのは、着信を受け取ったという知らせ。その電話の相手の名前を見た途端、強張った身体からするすると力が抜けて行った。
黒
青
黒
青
黒
青
黒
えぇ!?と残念そうに嘆くまろの声が、電話の向こうから聞こえて来る。
青
黒
まろの言葉に、俺は首を傾げた。もうすぐ着く?まろが?ここに?
なんでだ、なんか約束してたか?と考えるも、あんな夢を見た後の寝起きの頭じゃ、寝る前のことなんて思い出せず。
青
黒
漸く思い出した。そうだ、今日はないこはうすで午後から集まりがあったんだった。
珍しくまろから「まろがあにきの家まで迎えに行くからその日一緒に行こうよ〜!」と誘われて、深く考えず頷いて。
歌ってみたの編集をしようと思って早く起きた今日、作業を終えて割とまろが来るまで時間があるからとソファでぐだぐだしていたら、そのまま寝落ちたんだっけ。
青
黒
青
黒
青
黒
青
本気で切ってやろうかと思った。ほんのりと熱を帯びた顔を、パタパタと手で仰ぐ。
青
黒
青
プツッと切られた通話。彼の声は途端に聞こえなくなって、無機質な機械の音だけが聞こえて来る。
黒
そんな俺の声は、スマホだけが聞いていたのだった。
昼下がりの街を、まろと一緒に歩く。冬の日差しは、思っていたよりも暖かかった。
青
黒
まろからの質問に、言葉を詰まらせる。あの夢を、どう説明しようか。
黒
疑問形になってしまったが、大方間違いでは無いと思う。
そんな俺の言葉を受けて、まろの足が止まった。
黒
青
黒
青
黒
青
黒
ぽえぽえボイスで全力で駄々をこねるまろに、ここ街中なんやけど!?と慌てる。180センチがこんなところで泣き喚くな!
なんてツッコミながらも、自分がいないことに対してこんなにも嫌だと言ってくれる彼に、少し胸が温かくなった。あんな夢を見た後だからだろうか。
黒
青
珍しく俺から差し出した手。気恥ずかしくて視線は逸らした。
視界の端で、まろが嬉しそうな表情を浮かべた気がした。そしてすぐに、大きな手に包み込まれる。
その温もりだけで全部どうでも良くなってしまうんだから、彼はもしかしたら魔法使いか何かなのかもしれない。
そんな子供じみた発想が思い浮かび、俺は密かに笑みを溢した。
あにきと手を繋ぎながら、到着したないこはうす。
ないこはうすは最早メンバーの家みたいなところがある。だからチャイムを鳴らすこともなく堂々とそのドアを開けて家の中に入った。他のメンバーにはスマホで連絡済みだ。
しれっとあにきが先にリビングに入るように歩幅を調整して、二人で廊下を歩く。
黒
青
黒
そしてあにきが、リビングの扉へと手をかけて───
弾ける音と、ヒラヒラ宙を舞うテープ。
びくっと肩を揺らしたあにきが、その後呆然としたようにその場に立ち尽くした。
桃
赤
水
白
青
クラッカーを持ったメンバー達の言葉に続いてそう言って、俺は後ろからガバッとあにきを抱き締めた。
黒
あにきが驚くのも無理は無い。いつものないこはうすからは想像も出来ないような、壁も机の上も鮮やかに飾られた部屋。
机の上には少し不恰好な手作りケーキと、それぞれが取り揃えたポテトやら寿司やら。
ソファの上に置かれた溢れんばかりのプレゼント。
全部、今日。たった一人の、悠佑の為だけに。
桃
赤
白
水
赤
水
桃
白
アイツらすぐ話脱線するな・・・と四人を眺めてから、ずっと黙っているあにきの方を見た。
青
後ろから抱きついているから、顔は見えない。今一体どんな表情をしているのだろうかと、確認しようとした時。
鼻を啜る音が、確かに俺の耳に届いた。
青
まさかと思って、慌てて彼の前に回り込む。そうして覗き込んだ彼の目には。
水
桃
水
赤
白
水
黒
幸福に浸った軽やかな笑い声が、その場に響いて。全員の視線が彼へと向かった。
涙を浮かべながら、あにきは嬉しそうに笑っていた。
黒
青
潤んだ瞳が、キラキラと輝く。ふにゃふにゃと柔らかく笑う彼が、とても愛しくて。
黒
赤
水
白
桃
ないこの声を合図に、全員であにきに抱き着いた。流石に五人分の勢いに耐え切れなかったあにきはその場に座り込んだが、それでも良かった。なんでも良かった。
大好きな彼が、こんなにも幸せそうに笑ってる。それが俺達の幸せで、俺の幸せ。
幸せいっぱいのその空間で、後ろにメンバー達の温もりを感じながら、あにきの耳にちゃんと届くように、音を紡ぐ。
青
黒
君が生まれたこの日が俺にとっての特別になっていることが、この上なく幸福だ。
桃
白
水
赤
青
賑やかな部屋の中、どうかこの先も君の幸せが続いていきますようにと。・・・・・・いや。
この先も君を幸せに出来ますようにと、心の底から願った。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。