TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

書きてぇストーリー

一覧ページ

「書きてぇストーリー」のメインビジュアル

書きてぇストーリー

2 - 息抜きストーリー

♥

4

2023年03月28日

シェアするシェアする
報告する

サン

はぁッ……はぁ…ッ

広い館に入る。 とりあえず此処に入ったが、いずれかは彼奴らにバレる。しかし、外は雨。こんな中飛び出して逃げる訳にも行かない。とりあえず拠点として、此処に居させてもらおう。

俺はサン。あるいは実験番号333。

20年前、異能力が手に入るという研究が成功した。 そして、それは異能力を持っている人物の血を含んだ人も異能力を持てるということも研究結果から明らかになった。

そして7年前、初めに異能力異能力を手にした人物が突然死した事により、その異能力についての実験が始まった。

その実験に参加した……いや、奴隷として使われてきたのが俺達だ。

模範的な行動を取って油断させる。それが、その施設から逃げ出した先輩のアドバイス。俺は模範的な行動を取った。

でも、あまりにも俺の計画は甘すぎたんだ。先輩のように上手く逃げ出せなかった。その結果が今の状況だ。

サン

こんな大きな館、すぐ近くにあったのか…無人…だよな。助かる……

大きな扉の傍には、鍵を掛ける用?の短い棒が置かれていた。念の為、鍵を掛けておこうと思い、鍵を掛ける。

サン

…でも、彼奴らならこんな扉なんてすぐに壊す……それに、もし館主が出かけているだけだったら…

俺は実験体として今までの人生を過ごしたと言っても、礼儀は良い方だと思っている。俺は直ぐに棒に手を伸ばした。

サン

………、?

何か、いい匂いがする…? 俺は匂いに連れ、棒から手を離し、ノコノコと匂いの元へ足を進める。

サン

………何、これ

匂いの元は、テーブルの上に乗せられた1つの平らに丸い何か。

丸い何かには、色々な形の物体が上に所々に乗せられている。下の土台のような部分は…パン、か?

お腹は空いた。しかし、ここに乗った物を無断で食べるのは背徳感を感じる。それに、まずまず食べ物かも分からない。もしかしたらそれに見せた何か…なのかも知れない。

サン

…明日ここを出たら、食料調達から始めよう

俺はこの部屋から出る。 、?かたっ、と聞こえ

???

お眠り

サン

は__

はぁ、とため息をつく。

まさか、ピザに毒を仕掛けたのに食べてくれないなんて。食べ物では無いかもしれない、なんて…この匂いは食べ物以外有り得ないのに…

まぁ、結果的には捕らえることに成功した。これからを考えれば、口角が上がる。

へクセ

これからよろしくね、”執事”サン♪

サン

ん、んん……

サン

ここ、は?

俺は…あの施設から逃げて、広い館に入って……それ、から……

???

此処は安全よ。安心しなさい。

サン

ッッ……!!誰だ!!

へクセ

私はへクセ…大丈夫よ。私は__

へクセ

”貴方の主人”だもの

サン

サン

、は?

こいつは何を言っている?主人……?俺の記憶が正しければ、主人というのは、ある人に使えている場合、その人を表す言葉なはず。

俺は誰にも仕えて無いし、ましてや初めて会った相手なんかに従うなんて、意味の分からない。

サン

……何が目的で………ッ

へクセ

目的?違う。これは交換条件よ。

サン

は、?何が交換条件……

へクセ

今、君の立場を理解してないの?

へクセ

君は人の家に無断で入って、勝手に住もうとしてる。当然、こういう事くらいはしてもらわないとね

サン

う……

何も言い返せない。人の家に濡れた体で入っては、人の食べ物の匂いに釣られて危うく食べようとしていたのだから。

へクセ

んー…まぁ、私も関与してるけどね

サン

……?どういう…

へクセ

君を魔法でこの館に入れて、お腹空いてそうだったからご飯を作ったの。まぁ、本当は睡眠薬が入っていたんだけど、まさか食べないなんて思わなかった…

サン

………ッ!!

睡眠薬を入れる、なんて、明らかにおかしいだろ。なにか別の目的があったに違いない。あの施設でも同じ策に掛かった俺には、信じる事は出来なかった。

サン

……結局…目的はなんなんだよ…ッ

へクセ

ふふっ、私はね、執事が欲しいって思ったの。しっかりした人間の、ね。

サン

…、は?

へクセ

私は魔女。魔女は狩り対象な事を知ってる?

サン

…?

へクセ

魔女は強力な能力を持って、人に危害を加えた事のある人の事。

へクセ

そんな魔女は次の犠牲者が出る前に、殺さなくては行けない定めなの。

へクセ

だから私は安易に外には行けない。だから、買い出しとかも大変なの。

サン

……それで、俺がいけと?

へクセ

そう。お願いね?

サン

……

へクセ

ちなみに、逃げ出したら爆発して死んじゃうよ?

サン

は?

へクセ

この鏡で見て。左目の下にハートがあるでしょ。これは執事の印。

サン

……なら…その赤いハートは…?

へクセ

……主人の証。

へクセ

赤が主人、黒が執事。分かった?

サン

そんな簡単に受け入れられない……ッ

サン

俺は嫌だ…ッ
早く先輩を見つけて、幸せに……ッ幸せに暮らしたい……!!

へクセ

……そう。

へクセ

その気持ちは分かる。誰かを見つけたい…そんな事もあると思う。

目の前の女…へクセは、俺の顎を掴み、目を合わさせる。

へクセ

_でも、ここから出て、その先は?

サン

……ッ!!

目の前の目は、あまりにも冷たく、正しく「主人」と思わされる目だった。 思わず、俺はその冷たい目に固まってしまった。

へクセ

ここから出て、警備員から逃げられるとでも思ったの?貴方は子供。相手は大人。大人は思うより怖いの。

へクセ

私も大人よ。怖いでしょう?

不気味にニヤッと目を細める。 それと同時に、へクセの左手が俺の腰を掴む。そしてそのまま、優しく、でも不気味に、撫でるように太ももを伝っていく。

今すぐ逃げ出したい、と思うほど、怖かった。どんな実験よりも怖い。そう感じた。

へクセ

貴方は今、逃げられない。

へクセ

これを理解しなきゃ、これ以上進めない。

へクセ

分かったなら、私の言う事を聞いて貰っていい?

サン

ぁ……ッは、は…ぃ……

ダメだ。これ以上逆らえば、死んじゃう。 その一心で、俺は従う。屈辱的、なんて、いまは考えることも出来なかった。

へクセ

おはよう。よく眠れた?

サン

………

サン

サン

…はい。よく眠れました。

サン

…ご主人サマ

へクセ

そう。良かった。

へクセ

昨日と同じ、お茶を入れて。覚えている?

サン

…はい

執事になってから、2日目。 昨日は館の部屋を完璧に覚えることが仕事だった。あとは雑務とか、教えて貰いながらご飯を作ったりとか。

まぁ、俺にもご飯を食べさせてくれる以上、施設よりかはマシ。でも、信用がならない。どこで毒を盛られるか、警戒しなくてはならない。

サン

(もしまた睡眠薬でも入れられたら、次はなにをさせられるか…)

サン

(……まずい。次洗濯だとか言ってたな…)

へクセ

あら、もう行っちゃうの?何かお話しましょう?

サン

…洗濯物があるので

へクセ

後ででいいよ。今日は私は少し用事があるから。街に行ってくる。

サン

……魔女ってバレたら不味いとか言ってなかっ……言ってませんでしたか?

へクセ

流石に変装して行くんだけどね。それでも一部の人にはバレちゃうから、一通りの少ないところを通って行くの。

なんだ。そのまま死んでくれてもありがたかったのだが。まぁいい。その間に何か抜け出す方法を考えよう。

へクセ

_そうだ。もし何か人が来たら、大体は魔女を討伐しに来たヤツらだから。出来れば殺して欲しい。

サン

……は?

へクセ

危険な仕事だし、サンに身体能力を向上させる薬を渡しておくね。危険だと思ったら、1錠飲んでね。

なんだよそれ。俺に死ねってのか?もしそれが成功したとしても、人殺しなんて…到底出来ない…したくない。

でも、逆らえば自分が死ぬ。 …この世界は、何処まで理不尽なのだろうか。そんな中生きている俺が、気持ち悪くて仕方がなかった。

サン

(…何度も、人殺しを見てきたんだ。同じ……)

サン

(自分が殺す……だけ…ッ)

……

絶対に忠誠心なんて抱いてやるものか。 いつかお前も…殺してやる。

本当に可愛い。

今、自慢をしたいくらい。 きっと羨ましがるだろうな。

ドアを軽く5回叩く。リズムを付けてノックすれば、予想通りドアが開いた。

へクセ

あの子の戦闘訓練を願いたいの。
お礼に、一つだけ強い魔法を教えてあげる。

???

は?まじかよ

???

やるしかねぇわ
勿論…アレを教えて貰うぜ?

へクセ

いいよ。何でもひとつ教えてあげる。
…まぁ、もしその訓練を受けて貰う子に影響を与えるなら別だけど。

???

違うことくらいわかってんだろ?

???

…つか、なんか気合い入ってんな。
”この前の子は死んだんだろ?”
なんかあったのか?

へクセ

ふふ、この前の子は前座よ。
今回の子が目当て。言っていたでしょう?

???

あー…なんか言ってたわ…

???

ま、今は家で話そーよ。
入って。

絶対に、私に堕とす。否定するものなら、それを消せばいい。人間も、物も、何もかも全て消してしまおう。

それが、私の愛なのだから。

最近中々本編を書く気にならなかったので息抜きとしてこういうの良いねって書いとく()

こーいうの書き出したらホンマに止まらんくなって過去の作品を書かなくなってしまうので(多分)書かないです()

私の予定では、シンプルに、サンをへクセに依存させる予定でした(

ちなみに、サンは先輩を尊敬していて、会いたいって思ったことから脱出してます

へクセ

まぁ、先輩は私が殺したんだけどね♪

あらサイコパス☆(

そんでサンの友人役を作って、それに嫉妬心を抱いたへクセがサンに幻覚を見せます

んで先輩が死んだこと、友人に裏切られたことを幻覚内で作り出して、へクセしか自分を愛してくれない。必要としてくれない、と勘違いさせて、依存させるっていうのを想像してた()

へクセ

まぁ、その友人も殺しちゃったけど♪

あら準備万端☆((

サン

ッ……絶対、忠誠心なん、て…ッ

へクセ

ふふ、未来の貴方はもっと可愛いのよ?

サン「へクセ様、あ、えと……散歩に…行きま、せんか…?」 「……ッ!やったぁ…!!ありがとうございます!」 (ボイスレコーダー)

へクセ

ほらね?

サン

ッッ…!!未来の俺に何をしたんだよッ…!!

あらなんか楽しそうなお話してらっしゃる()

まぁまぁとりあえず今日は終わるからね〜

最後に見た目をドン

こういう執事系で執事が主人を嫌っていた場合、私なら絶対主人に堕とすので今後こういう展開が来たら「あー堕ちるな」って思って大丈夫です多分()

それではばいちゃー☆

サン

ちょネタバレッ…!!

へクセ

またね〜

サン

ええ……じゃあ…さようならー…

サン

…あ、そうだった。なんか主が投稿頻度落ちたり、番外編とかしか書かないかも、らしいです。

サン

ごめんなさい…

サン

それでは……

サン

あ、言い忘れてた。

サン

__へクセ様に何かしたら、許さないですから…ね?

サン

それでは、さようなら〜!

書きてぇストーリー

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

4

コメント

8

ユーザー

サン君ヤンデレじみてていいなぁ…!けど共依存っぽかったりしてもっといい……「???」は誰なんだろ…なんか(最近勉強してるからかなぜかは知らんけど)ぐちさんっぽい気がする…誰だぁ!?

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚