ども、!黄です、!
今日はなんと〜
皆んなの前での発表があります...
やばい...
僕はスピーチ恐怖症だから前に出て話すと言うことがとても辛い
呼吸が荒くなってしまうし...
今日発表があるって橙にぃには言ってあるからなんかあったら頼らせてもらいますか...
落ち着かないと...
と思っていたら気づいたら僕の番になっていた
人の前で発表すると言うことは今までもあったが原稿を書いていれば発表をしなくても
保健室に行ってさぼってもそこまで成績に響かなかったが今回は違う
だから実質今回が僕の初めての発表というわけだ...
重い足取りで前に向かう
もうすでに体全体が恐怖に包み込まれ震えてしまう
題名だけはなんとか言わないと...
黄
もうすでに詰まってしまった
呼吸が苦しく今にも逃げ出したい
逃げ出そうとすると体が強張っているのか動かなかった
僕はそのまま蹲り
過呼吸を起こしてしまった
涙が溢れ出てびくゞとしていたら僕は1番最後の発表で時間ぎりゞだった為 ちゃいむが鳴った
周りの人からの視線が痛い
みんな僕のことを心配してくれてるがそれが今はとても怖い
先生が背中を摩ってくれているがそれすら怖いと思ってしまっている
そんな時僕にとって今1番聞きたい声が聞こえた
橙
と僕を呼ぶ声が聞こえた
僕は顔を上げたがったが怖くて上げることができなかった
そうしていたら僕の体がふわゞと浮いた
橙
僕のことを抱っこしていてくれてるんだ...
僕は気がついたら保健室に居た
橙にぃがべっとに座らせてくれた
保健室の先生は居ないみたいだ
そんな事を考えている場合ではない
早く呼吸を整えないと...
橙にぃが僕の隣に座って背中を摩ってくれている
担任の先生にされていた時はあんなに怖かったのに橙にぃにしてもらうのはとても安心する
さっきまで荒かった呼吸が大分落ち着いてきた
黄
橙
橙
黄
橙
黄
一生もう人前では発表しないと決めた黄くんでした、