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#クロスオーバー
紫蘭
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今藤新⭐️
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コメント
4件
もう科捜研の理由がお兄ちゃんと働きたかったからとか泣いちゃう(は?) 今回も神だった!続き楽しみにしてるね♪
深緒二徹で復元できるなんてすごいなぁって見てたけど零くんが驚くってことはほんとにすごいんだなぁ😳一目で爆弾の設計図ってわかるの凄い特徴的な配線、自動で表示されたのには何かあるのかな🤔深緒の行ってきますがなんだか切ない🥹お兄ちゃんと一緒に働きたかったからってもう泣く😭 投稿ありがとうございます🙏今回も最高でした☺️続きも楽しみに待ってます👍
本当は79話と80話1つにまとめたかった、、。文字数制限少ないよ😭
それから2夜が明けた。
深緒は、かつて陣平と暮らしていた家にいた。
ここには大学時代に揃えた様々な機器がある。 スマホの復元作業するにはうってつけの場所だ。
松田深緒
泊まり込みで作業を続ける。
テーブルの上には飲みかけのコーヒーが何本も並び、コンビニの袋が無造作に置かれていた。 キーボードを叩く音だけが部屋に響く。
松田深緒
パソコンのモニターには、解析ソフトが映し出されている。
復元率 99%
やがて。
ピッ
小さな電子音が鳴った。
松田深緒
画面の数字が**100%**へ変わる。
松田深緒
深緒は小さく息を吐いた。
成功。
松田深緒
肩の力が抜ける。
松田深緒
中身は勝手に見ない方がいいだろうな。 そう思いながら、解析データを閉じようとカーソルを動かした。 その時だった。
『復元ファイルを表示します』
松田深緒
次の瞬間。
松田深緒
解析ソフトが自動で最後に復元されたファイルをプレビュー表示した。
画面いっぱいに画像が複数開かれる。
松田深緒
反射的に目に入る。 それは写真ではなかった。
精密な図面。
一目でこれが何だか分かった。
松田深緒
爆弾の設計図だ。
1パターンではない。 いくつも。
松田深緒
思わず息を呑む。
どれも記憶に焼き付くほど特徴的な配線だった。
松田深緒
深緒は慌ててウィンドウを閉じる。
松田深緒
画面が元に戻る。
見なかったことにしよう。 そう思って、小さく息を吐く。
スマートフォンを手に取り、履歴から一番上の名前を押した。
プルルル……
数回の呼び出し音。 しばらくして電話が繋がる。
降谷零
松田深緒
降谷零
松田深緒
一瞬。 電話の向こうが静かになる。
降谷零
珍しく驚いた声だった。
松田深緒
松田深緒
降谷零
少しだけ安堵したような声。
降谷零
松田深緒
降谷零
降谷零
松田深緒
松田深緒
電話が切れる。
深緒はもう一度だけモニターを見た。
黒くなった画面。
けれど。
あの設計図だけは、頭の中から消えてくれなかった。
ーーーーー
深緒はUSBをケースへしまい、パソコンの電源を落とした。
工具を片付け、机の上を軽く整える。
泊まり込みだった部屋も、少しずつ元の静けさを取り戻していった。
松田深緒
思わずソファへ倒れ込む。
全身から力が抜けた。
数分だけ目を閉じる。
眠ってしまいそうになるのを堪え、ゆっくり立ち上がった。
バッグを肩へ掛け、最後に部屋を見渡す。
松田深緒
3年前のあの日のまま、時間が止まったような部屋だった。
松田深緒
誰に言うでもなく、小さく呟く。
鍵を掛ける音だけが静かな廊下へ響いた。
ーーーーー
約束の時間より少し早く外へ出た。 外の風は思ったより冷たい。
眠気を覚ますように小さく息を吐いた、その時。 一台の白い車がゆっくりと目の前へ停まった。
車の窓が静かに下りる。
降谷零
松田深緒
深緒は助手席へ乗り込む。 ドアが閉まり、車がゆっくり走り出した。
車内には穏やかな静けさが流れる。
降谷は横目に深緒を見た。
眠そうに目を擦っている。
降谷零
深緒はゆっくり瞬きをした。
松田深緒
そう言って欠伸を噛み殺す。
信号待ち。 降谷はふと助手席へ視線を向けた。
ケースに入ったUSB。
降谷零
松田深緒
降谷零
『このくらい』そんなレベルの仕事じゃない。
降谷は少し迷い、静かに口を開いた。
降谷零
降谷零
松田深緒
深緒は目を瞬かせた。
降谷零
松田深緒
深緒は少し考える。
松田深緒
松田深緒
松田深緒
深緒は少し目を伏せる。
松田深緒
松田深緒
降谷零
静かな声。
その言葉には、もう届かない想いが滲んでいた。
松田深緒
そう言って、深緒はケロっと笑う。
けどそれが。 「心配かけさせまい」 という強がりからくる笑顔であることが、降谷は痛いほど分かった。
少しだけ間が空く。
松田深緒
松田深緒
降谷零
松田深緒
窓の外を流れる景色を眺めながら、小さく笑う。
松田深緒
松田深緒
松田深緒
松田深緒
降谷は静かに頷く。
その答えは、いかにも深緒らしかった。
現場で泣く人を見て。 現場で残された証拠を見て。 誰よりも近くで真実を見届けようとする。
そんな彼女だからこその答えだった。
降谷零
降谷零
信号が青へ変わる。
車は静かに走り出した。
ーーーーー
マンションのエントランス。
降谷は郵便受けを開け、中の郵便物を取り出す。
請求書。広告。
その中に、一通だけ厚みのある封筒が混ざっていた。
白地に金色の箔押し。
降谷零
結婚式の招待状だった。
宛名を見る。
松田深緒 様
降谷は一瞬だけそれを見つめた。
降谷零
松田深緒
降谷零
松田深緒
何気なく手に取る。
松田深緒
少しだけ懐かしそうに笑う。
松田深緒
降谷零
松田深緒
松田深緒
自然と笑みがこぼれる。
降谷零
松田深緒
深緒は封筒を見つめる。
松田深緒
そう言って、エレベーターに乗り込んだ。