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松永
突如飛んできたミルクティが
松永さんの頭に直撃する。
松永
松永
飛んできた方を見やるとそこには
龍夜
学校一のヤンキー
神城龍夜が立っていた。
綾音
松永
松永さんはさっきまでの威勢が消え失せ、
神城龍夜を怖がり、萎縮していた。
松永
松永さんは床に落ちたミルクティを拾い上げ、
神城龍夜に問い掛ける。
精一杯可愛い笑顔を取り繕ってるようだが笑顔が強ばっている。
龍夜
松永
龍夜
綾音
信じられない展開に私の頭はフリーズ寸前だった。
よく見るとそのミルクティはたしかに、昨日売り切れていたはずのミルクティ。
綾音
綾音
松永
松永さんはハッとして私を睨みつけた。
松永
綾音
松永
松永
ものすごい剣幕で松永さんが私に怒声を浴びせる。
その時
ドガァンッ
龍夜
神城龍夜が教室の机を蹴り飛ばした。
教室が静寂に包まれる。
松永
その静寂を破ったのは切羽詰まった松永さんだった。
が、
龍夜
龍夜
静かな教室に、その一言が響く。
松永
どうやらその一言は松永さんに大きなダメージをおわせたらしい。
空を見つめて、「ぶす.......?わたしが.......?」とブツブツ繰り返している。
その様子を見て神城龍夜は教室から出ていってしまった。
綾音
松永さんのとりまきの、
「そんなことないよ!」「可愛いよ!りお!」
なんて声を聞きながら、
私はスカッとした気持ちで教室をあとにした。
綾音
神城龍夜を追いかけると、屋上についた。
綾音
新たな発見と空の青さ。
先程の信じられない出来事に、私の胸はどきどきと弾んでいた。
龍夜
神城龍夜は屋上におもむろに寝転ぶと、
やっと私の方を見た。
綾音
力強い切れ長の目に見つめられ、心臓が跳ねる。
綾音
丁寧に腰を折ると、神城龍夜は不思議そうな顔をした。
龍夜
綾音
龍夜
そう言うと、神城龍夜は目を閉じた。
綾音
龍夜
龍夜
綾音
突然の告白に私は可愛くない声を上げてしまった。
龍夜
龍夜
龍夜
綾音
ぐさぐさと胸に刺さる言葉を投げかけられ、私の心はボロボロだった。
龍夜
綾音
龍夜
綾音
ぐさり。
酷く傷ついたのが自分でもわかった。
気を緩めたら泣いてしまいそうだった。
綾音
綾音
綾音
綾音
綾音
震えた声を振り絞り、ゆっくりとお辞儀する。
綾音
龍夜
綾音
そう言って屋上をあとしようとすると
ガシッ
綾音
神城龍夜に手を掴まれた。
龍夜
力強い手。
真剣な眼差し。
さっきあんなこと言われたのに、私の胸は簡単に高鳴った。
綾音
龍夜
綾音
綾音
学校一のヤンキー相手に、私は大きな声で怒鳴ってしまった。
綾音
綾音
さっきとは違う意味でドキドキしていると、
神城龍夜は掴んでいた手を離し、ボソリと呟いた。
龍夜
綾音
龍夜
龍夜
綾音
綾音