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この空が青い
夏。
赤く光るランプが3つになって
ようやく交代した。
チャンスになって3つになったり
ピンチで全く3つにならなかったり
あの3つは
儚くて、重い。
凛
僕がまだ、新人の時。
先輩に指図されて投げた。
いい経験でもある。
空
ピッチャーゴロをさばいた。
僕はピッチャーとして野球部に所属している。
ピンチの時は交代を余儀なくされるが。
よく、ピンチをチャンスに変える、なんていうだろう?
その言葉を信じていなかった2年目の話。
空
空
監督
頑張って練習し、やっと掴み取ったレギュラーの座。
だが、大会でピンチを招いた。
監督
監督の言葉も耳に入らないほど緊張していた。
粘られた末、とうとう満塁ホームランを打たれた。
もう出番はないと思った。
だが、次の日。
3位決定戦でピンチをチャンスに変える、機会がやってきた。
三者凡退。
そのときはじめて、あの3つの儚さと重さを知り、
ピンチをチャンスに変える力を知った。
そこからだ。
空
こんな夢を持つようになった。
その夢は半分叶った。
場内アナウンス
僕はセ・リーグのとある球団の
4番兼ピッチャーのいわゆる
二刀流
だ。
まだ、メジャーリーガーになる夢は叶っていない。
でも、夢に向かって頑張りたい。
3つの儚さと、重さを
知れたから。