この作品はいかがでしたか?
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SUGA
そう呟きながら拳を震わすシュガヒョン。
こんなにシュガヒョンを怒りに満ちた顔をさせる人は、 相当なことをした人。
僕のこの、 能天気な頭を回転させて考えてみると、 その人物はすぐにわかった。
JUNGKOOK
日本に行くとなって浮かれて忘れてたけど…
この人が…
テヒョニヒョンの…
誰かわかった瞬間にはもう完全に体は動かなかった。
どんなことをされたとか具体敵にはしらないが、 テヒョニヒョンがあんなことになってしまうこと…。
あんなことをしてしまうきっかけを作った…__
SUGA
JUNGKOOK
僕からテヒョニヒョンのスマホを取り上げると、 シュガヒョンは何かポチポチと文字をうっていく。
JUNGKOOK
この状況に固まってしまっている僕は、 そうシュガヒョンに言うことしか出来なかった。
でもシュガヒョンは、 僕の言葉など聞かず、 指を動かしてついには返信をしてしまっていた。
何を送ったのかとになった僕は、 瞬時にスマホを覗く。
" お前もう二度と連絡するな "
" 今すぐにテヒョンの連絡消せ "
その言葉に返信された言葉は、
" もう新しい彼氏でもつくったの?笑 "
" 尻軽だな笑 "
JUNGKOOK
ジファンの返された返事にムカついた僕がそう言うと、 シュガヒョンはすぐに連絡先を消した。
もう、 何も残らないように、 ブロックして削除して、 そして電話帳に残っているあいつの電話番号も削除。
全て削除し終わった後には、 シュガヒョンはもう怒りは冷めていたみたいだった。
こんな勝手なことをしてよかったのか?
そんな疑問が溢れ出てきた。
そんな疑問も、 テヒョニヒョンのことを思えばよかったのだと気づいた。
あのまま僕達が見なかったことにして、 テヒョニヒョンが読んでしまったら…
と、 そのあとの想像ができてしまい少し恐怖と焦りが滲み出してくる。
これでよかったんだよな…?
これでテヒョニヒョンは、 " 元通りに " なるんだよね…?
あいつからの連絡があったから…、 あんなこと…テヒョニヒョンはしちゃったんだ…
繋がりさえなければ…っ
もうあんなことはっ…!
SUGA
JUNGKOOK
シュガヒョン…、 安心したんだろうな…
連絡で繋がっていた事知れて、 連絡先全部削除できたんだから…
そう思いながら、 僕ももう一眠りしようとベッドに入り、 テヒョニヒョンの背中に抱きつく。
するとテヒョニヒョンはそんな僕に気づき眠い目をこすりながら、 僕の方を向く。
V
寝起きの時だけに出す甘い低い声に不覚にもドキッとする僕。
何度一緒に寝たって、 何度この声を聞いたって、 やっぱりどうしてもドキドキしてしまう。
JUNGKOOK
さっきのテヒョニヒョンの声のせいで顔あっつ…。
心臓に悪いからあんな声はできるだけ出してほしくないな…
そう思いながらも僕はテヒョニヒョンの胸元に潜り込んだ。
複雑だけど安心した今、 何となくテヒョニヒョンに抱きつきたくなった。
いつもならこうやって甘えるような行動はしない。
というかできないんだよ。
僕が甘える前にテヒョニヒョンが甘えてくるから甘えるタイミングをいつも失っちゃう。
V
動揺しているのか、 言葉が上手く出てこない様子のテヒョニヒョン。
そんなヒョンがおかしくて思わずふふっと笑ってしまった。
V
JUNGKOOK
V
JUNGKOOK
と、 少しいたずらっぽく笑ってみる。
するとテヒョニヒョンは顔を真っ赤にして、 「かっこいいがいい…」 って。
もうそんなこと言っちゃってる時点で可愛い…。
V
JUNGKOOK
V
そう言って、 今度はテヒョニヒョンが僕の胸元に潜ってきた。
それ一瞬の出来事だったのに、 スローモードにされているかのように、 ゆっくりとテヒョニヒョンが言ってくれた言葉がはっきり聞こえた。
…っ不意打ち…
JUNGKOOK
V
V
そう言ってテヒョニヒョンは僕の胸元で頭をすりすりと擦りつけてくる。
そのせいで、 僕の首元がテヒョニヒョンの髪の毛が当たって少しくすぐったい。
JUNGKOOK
V
JUNGKOOK
僕はいつもテヒョニヒョンが隣にいる朝が大好きだ。
テヒョニヒョンが単純に好きだからじゃなくて、 同じ部屋、 同じ空気を吸っていること、 すぐに触れ合えるような距離、
僕がゆういつドキドキしてしまうあの寝起きの声が聞けること、 そして何より、 " 好き " じゃなくて、 愛してるテヒョニヒョンがそばに居るから。
朝の楽しみができたから、 こうやってちゃんと朝も起きれるようになった。
テヒョニヒョンがいたからみんなとも和解することもできた。
テヒョニヒョンがいたから、 こうやってアイドルを続けられる、 世界中のarmyという雲と星を支える太陽と月へとなれたんだ。
…僕がこうやって少しずつ変わって言ったのってテヒョニヒョンのおかげだ。
もちろん、 メンバーのみんなのおかげでもある。
本当に、 メンバー、 そしてテヒョンイ、 ありがとうございます。
コメント
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素晴らしぃまぁ!(´;ω;`)
♡1101まで押しました!