/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
たく
今日もいつもの公園集合な
たか
おう
たか
たき、遅れんなよ
たき
いつも遅れんのはお前だろw
俺は毎日放課後親友2人と公園に集合して雑談をするのが日課だった
1時間ほど公園で集まりその後解散する。それが俺の毎日の楽しみだった
俺の家から10分ほど歩くと広場が見えてくる。その広場の上に公園があるから公園に行くには階段を登らないといけない
たき
(はぁ…この階段がダルいんだよな)
ギー…ギー…
たき
(広場に誰かいる…女の子？)
たき
(ブランコに乗ってる…なんか気味悪いな)
数分後
たき
よっ
たく
よぅ
たき
たかはまだ来てねぇの
たく
おう
たき
やっぱ遅れるのはあいつじゃんか
たく
だな
たき
それよりさ、下の広場に女の子いたよな？
たく
え？そんな子いた？
たき
いたんだよ。ブランコに乗ってた
たく
まじか。気づかなかったわ
たき
たかが来たら見に行く？
たく
そーだな
たか
遅れてすまん
たき
広場に誰かいた？
たか
女の子いたかも
たき
だよな？
たく
えーいたかな？
たき
見に行かねぇ？
たか
おう
広場
たき
ほら。ブランコ乗ってんじゃん
たく
ほんとだ
たか
こんな時間にあんな小さい子1人で大丈夫か？
たき
それ思った
たく
泣いてんのかな？
たか
は？
たき
確かに…悲しそうに下向いてるしな
たか
何言ってんの？お前ら
たき
？？
たく
？？
たか
こっち向いて笑顔で手振ってんじゃん
たき
は？
たく
まじで言ってる？
たき
冗談やめろよ
たか
冗談じゃねぇよ
たか
お前らこそ俺を怖がらせようとしてんの？
たき
今日は帰ろ
たく
そうだな…気味悪いし
その日から俺らはもう公園で集まるのをやめた…
俺らはあの女の子を見た瞬間、この世のものでは無い
そう思ったのを今でも覚えている
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
