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〇〇

3話目です。

      

お、りんどー

      

元気なのはいいけど保健室は恋人を連れ込む場所じゃないよー

三途

え、

三途

あ、

三途のただでさえ大きな瞳が目一杯に開かれる。

そこに立っていたのは竜胆そっくりの顔をした養護教諭だった。

竜胆

もー兄貴!

竜胆

そんなんじゃないから‼︎

三途

あ、あにき…?

竜胆

あぁ、うちの学校の養護教諭兄貴なんだよね。

よろしくね♡

三途

あ、

三途

はい、

三途

宜しく、

三途

お願いしま…す?

うん。

先生がにっこりと艶めかしく笑う。

竜胆と顔こそそっくりだが、纏う雰囲気、物腰、どれをとっても全く違う。

鏡の国のアリスってこんな気持ちだったのかな…と脳味噌が現実を逃避し始める。

取り敢えず下ろしてあげなよ。

竜胆

あ、そこおろしていい?

いーよ

三途

・・・

未だ此方側に戻って来れていない三途をよそにどんどんと話は流れていく。

この子どうしたの?

竜胆

あー、

竜胆

なんか怪我してるっぽい。

名前は?

竜胆

あ、聞くの忘れてた。

竜胆

おい、お前名前は?

三途

・・・

彼岸向きの男、三途。

なかなか現世に戻って来れない。

竜胆

おーい

竜胆

大丈夫かー?

三途

・・・はッ

三途

すみません!!

三途

もう一度だけ仰って頂いても宜しいでしょうか⁈

ふふ、

面白いこ。

お名前、教えてくれるかな?

三途

あ、名前…

三途

三途です。

三途

三途 春千夜

竜胆

えー!

竜胆

可愛い名前してんのな…

三途君ね、じゃあどこ怪我しちゃったか教えてくれる?

三途

((可愛い名前…

三途

((可愛い名前…////

三途

((先輩に可愛い名前って言われちゃったぁ…

今まで可愛い名前ですねと言われる度にブチギレてきた三途だったが、今回ばかりはそうでないようだった。

唇の先が吊り上がりそうになるのを必死に抑える。

最早三途の頭の上には花でも舞っているのではないかという勢いであった。

三途

((ってか俺、

三途

((はっ!

三途

((先輩の名前知らないじゃん!

三途

あ、あの…

竜胆

ん?

竜胆

どうした?

三途は最高の自信と破壊力を誇る顔で上目遣いに竜胆を見つめる。

三途

先輩の名前も、知りたいです…

竜胆

そういえば言ってなかったな

竜胆

俺は竜胆。

竜胆

灰谷 竜胆っていうんだ。

竜胆

これから宜しくな。

三途

竜胆先輩…!

竜胆

せんぱい…

竜胆の顔が花開くように綻ぶ。

普段引き締まった顔をしていることもあり、余りの可愛いらしさに三途は息を呑んだ。

竜胆

ふふ、竜胆先輩か…

竜胆は何やら一人でぽそぽそと呟いている。

あー。

竜胆今年で2年生なんだ、

だから後輩ができるのが嬉しいんだよ。

ちょっと気持ち悪いけど大目に見てやって。

竜胆

ちょ、兄貴!

わ、怒るなって。

ごめんごめん。

竜胆

もー。

三途

((やばい、

三途

((これは、心臓に悪い気がする。

三途

((ほっぺプクッとするのとか反則。

三途

((可愛いすぎだろ…

蘭の前での竜胆は弟全開だった。

表情はころころ変わるし、雰囲気も緩んでいる。

ほら、

後輩ちゃんの前でみっともないとこ見せないの。

竜胆

あ…

竜胆の耳がほんのり赤くなる。

竜胆

見なかったことに…して…

三途

ふふ、はい!

竜胆

なんか複雑…

じゃあ俺も自己紹介しなくちゃね、

俺は灰谷 蘭。

竜胆が言った通り保健室の先生やってます

基本ずっとここにいるから、三途君も気が向いたらいつでも来ていいからね。

三途

灰谷先生、ありがとうございます。

ってか随分話し逸れちゃったねー

で、今度こそどこを怪我したのか教えてくれるかな?

三途

あ、いや、

三途

鼻血が出てしまったこと以外は特に…

あ、そうなの?

じゃあ取り敢えず詰め物もってくるから待ってて、

絶対上向いちゃダメだよ。

血が逆流しちゃうから。

三途

はい…

竜胆

あ、一応熱も測っとこ。

竜胆

えーと、確かここら辺に…

竜胆

あれ?

竜胆

兄貴ーーーー!!

竜胆

体温計どこいったーーーー⁈

あーー

多分デスクの上ーーー!

竜胆

お、ほんとだあった。

竜胆

消毒してっと

竜胆

んじゃはいこれ、

三途

あ、ありがとうございます…

三途

((熱なんてないと思うけどなぁ

竜胆

ん?

竜胆

めっちゃ膝汚れちゃってんじゃん。

ふと竜胆が三途の足に目を向けると膝だけ茶黒く汚れているのが目に入った。

三途

あ、ほんとですね

三途

多分転んだ時に汚れちゃったんだと思います。

竜胆

ん、

竜胆

結構目立つな…

三途

すみません。

竜胆

じゃぁちょっとだけ拭いとくから

三途

え⁈

三途

そんな、

三途

大丈夫です!

三途

自分で拭きます!

竜胆

いーから。

竜胆

熱測ってる間は腕動かしちゃダメだし。

そういって近くてに干されていた布巾をとると竜胆は三途の前はしゃがみ込んだ。

なんかプロポーズされるみたいだな、と考え不可抗力で顔に熱が集中する。

真剣な先輩の目の色が、

ブリーチしまくっただろうにそれでも尚輝きを失わないその髪が、

更に三途をドキドキさせる。

竜胆の手が、そっと三途の膝に置かれた。

三途

っ////

ーーー竜胆の手が、三途の膝に触れたーーー

いったぁぁぁぁぁぁ!?

三途の絶叫が、保健室内に響き渡った。

続く

恋廻り(学パロ) 竜春

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コメント

4

ユーザー

最後予想の斜め上いったwww

ユーザー

ちょっw最後っw予想外なんですけどwいったぁ!ってw

ユーザー

絶対春千夜擦りむいとるやろww最後痛いって!!続き楽しみです頑張って下さい!!!!

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