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海愛
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#お友達探し
けいか🎼
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ザーザー
後輩たちが相合い傘で去っていった静かな昇降口で、俺はひとり、暗い雨空を無表情で見上げていた
東雲いるま
傘を持っていないのは分かっていた
このまま濡れて走って帰るか、雨が止むまで誰もいない校舎で時間を潰すか…
東雲いるま
桜井らん
東雲いるま
桜井らん
桜井らん
桜井らん
桜井らん
必死に作った明るい声…バカみたい
東雲いるま
東雲いるま
バシッ!!
桜井らん
東雲いるま
弾き飛ばされた傘が、雨の打ち付けるアスファルトの上へ転がっていく
桜井らん
東雲いるま
東雲いるま
東雲いるま
いるまはらんに背を向け、傘もささずに激しい雨の中へと走り去っていった
東雲いるま
吐き捨てた冷たい言葉。払いのけた時のLANの驚いた顔。それが脳裏に焼き付いて離れない
東雲いるま
俺だって……本当なら、お前と一緒に笑いたいかった
お前が差し出してくれた傘に入って、昔みたいに二人でバカみたいに話しながら帰りたかった
東雲いるま
俺は悪者でいなきゃいけないんだ
お前は綺麗な場所で、みんなに愛される生徒会長でいなきゃいけない
俺みたいな奴が近くにいたら、お前まで泥を塗られるんだ……
本当は、誰よりもLANの無邪気な笑顔が好きだった
誰よりも一番近くでその輝きを見ていたかった
だからこそ、自分自身を傷つけるように、あえて冷たい言葉で拒絶し続ける
それが自分にできる、唯一の「LANを守る方法」だと信じて
東雲いるま
ザーザー
桜井らん
いるまの背中が、どこか小さく、そして泣いているように震えて見えたのは、気のせいではなかったはず
桜井らん
ぽつりと、らんは溢れそうになる涙をグッと堪えて地面の傘を静かに拾い上げた
桜井らん
桜井らん
かつて二人で誓った夢。笑いあった時間。 絶対に忘れていない
桜井らん
俺はそんなことで諦めたりしない
何度拒絶されたっていい。お前が俺を突き放すなら、俺は何回だって手を伸ばす。
お前が一人で雨に濡れるなら、俺が何度だって傘を持って追いかける
桜井らん
桜井らん
雨音にかき消されそうな小さな呟き
しかしそれは、どんな嵐にも決して折れることのない、ふたりの絆を紡ぎ直すための「強い誓い」だった──
あやね🎼
あやね🎼
あやね🎼
あやね🎼
あやね🎼
コメント
1件
うわあ……読んでて胸がぎゅっとなりました。傘を弾き飛ばすシーンの衝撃と、その後の一人泣くいるまの対比が切なすぎます。「悪者でいなきゃ」って自分を削る姿に、彼の根っこの優しさが透けて見えて苦しい。らんが「何度だって追いかける」って決意するところで、ようやく救いの光が見えた気がしました。二人がまた傘の下で笑える日を願わずにはいられない…!