テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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V6 不思議な船旅5～恋するエスパー～

第7話 - 第7話

2022年07月15日

#V6

#お互いの気持ち

#素直になれないふたり

#心と心を繋ぐもの

#テレポート

藤原葉月

剛とルキアさんは、二人きりで話していた。

ルキア

剛！どこ行くんだよ

剛

・・・・あのさぁ・・昼間・・・

ルキア

えっ？昼間？

剛

ルキアはなんで俺の相手役をOKしたの？あの監督に、言われたから？それとも、共演者に気に入られたから？
相手が俺だから？それとも、あいつだから？

１度に質問する剛。

ルキア

あはは(笑)なにそれ。質問しすぎだよ(笑)それって、妬いてるの？

剛

正直に答えろよ！答えなきゃおれ、ルキアのことを、嫌いになるかも・・・

ルキア

嫌いになるって何よ

剛

いや、今のは・・・冗談。俺のわがままだ～・・・(￣▽￣;)あ～！！俺、なにわけわかんねぇこと・・・忘れて・・・・

ルキア

・・・そんなの決まってるじゃん・・・

剛

えっ？

ルキア

相手役が、剛って聞いたからだよ・・・・

剛

・・・・・・

ルキア

私が、今さら他の人に目が行くと思った？

・・うわっ、なに？ルキアさんから告白？

剛

そうだよな。ルキアの相手役は俺しかいねぇもんな

えっ？告白返し？

ルキア

なんだよ、それ。へんな自信だな

もはや、ラブラブじゃん！

剛

・・ルキア

剛は、ルキアさんを抱き締めた。

ってか、ラブラブじゃん！

剛

そうやって、ずっと笑っていろよな・・・・。約束だからな

そして、リルルさんにようやく追い付いた長野君は・・・

長野

リルルさん。やっぱり、ここにいた・・・・

ある公園にいたリルルさん。

リルル

な、なんでわかったの？

長野

さぁ、なんでかな。君がテレポートをすると、よくここで鉢合わせするからかな・・・・・

そこまでわかってるなんてすげぇー

長野

なんか人、多くない？

なんだかざわざわしている。

町の人

・・きゃー！うちの子が！

そういう悲鳴が聞こえ、リルルさんはテレポートをした！

長野

あっ！ちょっと！リルルさん！

そういえば長野くん、ずっとさん付けしてる・・・・（いのっち）

↑いま、つっこむのそこじゃないだろ？（坂本）

あはは、そうだった（いのっち）

リルルさんは、テレポートで、したに降りてきた・・・・。

だが・・・・さらにざわついて・・・

町の人２

・・ちょっと、あの子、飛んだわよ？なに？

町の人3

・・宇宙人？

子供

・・・😭おねえちゃん、怖い

子供が逆に怖がってしまっている。

長野

・・・ごめんなぁ？たまたま、ドラマの撮影していて・・・・

長野君は、子供の頭を撫でている。さすが！ウルトラマンティガ！

町の人4

・・あら、よく見たら長野くん・・・？

町の人5

・・なんだ、どらまかぁ～

子供１

・・・本当に？

長野

本当だよ？（実は嘘だけど・・・・）

子供の母親

・・助かりました・・・

長野

気を付けてね・・・

こうして騒ぎを抑えることに成功。

長野

はぁ、良かった

リルル

なんでなの？わたしはあの子を助けたんだよ？怖がるなんて・・・・

長野

・・・たしかに助けたのは君だけど・・・・。ここは、無力の地球ってこと忘れないでほしい。

リルル

でも、あなたはウルトラマンなんでしょ？

長野

いや、それはね、変身後の姿で・・・（ティガをつけてくれ）あと、テレポートとかは、ドラマやアニメや映画のなかに出てくる超能力で・・・実際には使う人いないし・・・・。
作られた世界の話だし・・・・。俺、変身できないし(笑)

リルル

ここにはそんなちから、必要ないのか？

長野

あぁ、この世界には、必要ないよ。まぁ、たまにはそういう力に憧れるときもあるけどね。だから、そういうストーリーが作られたりするんだ

リルル

わたしは、この力が嫌いだ。早くなくしたい・・・・

長野

そして、もうひとつ言えること・・・・

長野君は、さらに言った。

長野

君はそのテレポートの力を失う必要なんてないよ。ここで使う必要がないだけで、その力が、必要なのは、君が戻るべき場所

リルル

私が、戻るべき場所？

長野

だから、約束してくれないか？そのテレポートをむやみに使わないって・・・・

リルル

やだ！

長野

リルルさん！

リルル

いやよ！

長野

・・・・・・・

何度言っても聞いてもらえないのか？

リルル

さっき、あんなことしといて・・・・

長野

あっ・・・やっぱり怒ってる・・・？

リルル

・・・・・・・

長野

そ、それは忘れていいよ

リルル

えっ？

長野

さぁ、帰ろう・・・ね？
みんなきっと心配してる

そう言って素直に帰ることにしてくれたリルルさん。

だが、その後ろに本物のカイトさんがいることに誰も気づいていなかった。

リルルさんの心の変化にも・・・。

健

・・・・え～っと・・・・

僕は、なにかを思い出そうとしていて・・・・

カイト

・・よぉ！ケンケン。

健

えっ？誰？しかも、ケンケンって・・・・

カイト

こらっ！忘れるな！

健

カイトさんでしょ？😒本物の

カイト

はぁ？本物ってなんだよ

健

残念だけど、ルキアさんと剛ならいないよ？なにせ、二人きりでいなくなっちゃったし

カイト

・・・・あっ、そ

ど、動揺しないの？この人は・・・・

健

なんやかんやリルルさんと、長野君めたいい感じだし？二人きりでまた、いないし？どこを邪魔したいと言うの？youは・・・・

カイト

リルルは・・・・・

健

えっ？

カイト

本当の恋と言うものをしたんじゃないのか？

健

えっ？本当の恋？まさか・・・・

カイト

じゃ、あとのやつにもよろしく

そういい放つと、消えた。

健

・・・だからぁ～なにしにきたんだよ！

けれど・・・僕は冷静なって考えた。

健

長野君が、本当の恋？リルルさんと？

たしかに二人はいつのまにかいないけど・・・。

もしかして、二人の関係が変わってきたってことかなぁー

それは、それでうれしい変化だ。

それから三日後・・・

リルル

・・あの・・・

おめかしをしたリルルさんが、長野君に恐る恐る近づく・・・。

長野

・・どうした？

なんだ、かわいくなったじゃん

リルル

どうかな・・・わたし・・・おかしいか？

どうやら、スタイリストさんたちに、メイクアップしてもらったみたいだ。

長野

合格！それで、笑顔忘れずにね！

彼はまた、わたしの頭に手をポンっとしてきた。

女優さんたちと、談笑し始めている。

リルル

な、なにそれ。
みんなにもしてるんでしょ？

リルルさんは、長野君の方を見ている。

サリー

・・リルル、わたしたち今日は、エキストラで出ていいって！

リルル

・・エキストラってなに？

サリー

よかったね。ヒロシの近くで出れるよ！

サリーさんは、ウィンクをしながらリルルさんに耳打ちをした。

リルル

か、勘違いしないでよ・・・わたしは別に・・・

そう言うと、長野君と目が合い、

リルル

・・・・

ドキン

長野

・・・・

長野君は、にこっとした。

リルル

な、なによ！急に優しくなんかしないでよ！どうせわたし以外にも同じことしてるくせに・・・・

サリー

リルル？大丈夫？

リルル

・・・えっ？

サリー

顔色悪いよ？ちゃんと食べたの？

リルル

お腹すいてないから・・・。それに、エキストラは、サリーひとりでででてよ。

サリー

リルル・・・でも・・・・

長野

あの二人も誘うよ。

女優１

行ってらっしゃい

長野

サリーさん、リルルさん・・・今からお昼休憩行かない？よかったら・・・・

あれ？二人ともいない・・・・

おかしいなさっきまでいたのに・・・・

どこ行ったんだ？

えっ？まさか二人ともテレポート？

そう、二人は、二人ともテレポートしたのである。

リルル

ちょっと、なんでサリーまでついてくるの！

サリー

・・・だって、わたしのせいでこっちに来ちゃったし・・・。帰れないのもたしかにわたしのせいだし・・・・。カイトさんが、探しに来てくれたらしいのに・・・間違いだったんだって？

リルル

・・・・・・

サリー

もっと、嬉しそうな顔すると思ってたって、みんな言ってたよ？どうしてもう少し一緒にいるって言ったの？帰れるチャンスだったのに・・・・・

リルル

サリーには、関係ないよ

サリー

メール、来たよ？ヒロシが、ランチに一緒に行こうって。今日で、バイト終わるから、ご馳走してくれるって。マサユキが、言ってたよ。ヒロシが、紹介してくれる店は間違いがないって！楽しみだね

リルル

・・・・・・

リルルさんは、長野君と朝カレーを食べたときのことを思い出したが・・・・

リルル

・・・わたし、いらない。サリー、いってくれば？

リルルさんはまた、テレポートしていってしまった・・・。

サリー

ちょっと！リルル？

長野

サリーさん・・・やっと見つけた・・・・

サリー

リルル・・・・・

リルルさんの消えた方向を見つめていたサリーさんを、やっと見つけた長野君。

サリー

サリーさん、やっと見つけた・・・
寒いから中入りなよ・・・・あれ？リルルさんは？一緒じゃなかったの？

サリー

ヒロシ・・・・

長野

えっ？

深刻な顔をするサリーさん。

長野

サリーさん？

サリ

あの子のことを、ちゃんと見ていてあげてほしい・・・・。

長野

サリーさんまで、何を言い出すかと思ったよ

サリー

カイトさんとのことで傷ついた彼女を救ってあげれるのは、ヒロシだけかも・・・・

長野

・・・・・・・。どうしてそう思ってくれるの？

サリー

本気ってやつかな・・・・

長野

・・・・本気ね・・・・・。サリーさん、彼女が行きそうなところ、心当たりある？

サリー

うん・・・

長野君は、サリーさんの心当たりの場所に行ってみた。案の定、彼女はいた。

後ろから近づき・・・

リルル

・・！？な、なに？

暖かい飲み物を頬に当てる。

長野

なにか食べないと脳は働かないし、肌にも悪いよ？

リルル

・・・・・

長野

そうだ、これ食べなよ

長野君は、ハンバーガーを、渡した。

長野

美味しい店は、またいくらでも紹介してやるよ。今日は、最後なんだからしっかり仕事しろよ？

長野君は、責めなかった。

彼女が、何を思っていたのかあえて聞かずにいた・・・。

こうして、俺たちV6と、彼女たちの１ヶ月は、あっという間に経とうとしていた・・・・。

V6 不思議な船旅5～恋するエスパー～

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藤原葉月

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