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彼女は唐突に

はっきりと

透き通った声である言葉を発した…

その言葉はトゲのように…

私の胸を刺した。

ホノカ

君が好きだよ。

ホノカ

忘れられないんだ…

ホノカ

やり直そうよ…

3年後また君を好きになる

5

ヒナタ

なに…いってんの…?

ホノカ

えぇ…?そのまんまだよ…?

ホノカ

より戻したいなぁ…なんて。

ホノカ

ずっと考えてたんだ。

ヒナタ

なんっで…

ホノカ

なんでって…

ホノカ

好きだからだよ…?

ホノカ

ヒナタのことが1番好きなの

ホノカ

わかる?

ヒナタ

ヒナタ

わからない。

ヒナタ

だって、お前は俺より好きな人ができたからって…

ヒナタ

だから俺は手放したんだ…!

ヒナタ

今更なんだよ…

どうしよう…

どんどん奥に入り込んでしまっている…

私は…

この場にいていいのかな…

知りたくないことを知ってしまって…

これ以上辛い思いをしても、

いいのかな…

ホノカ

あー…

ホノカ

その件ね…

ホノカ

確かにそんなこと言ったっけな。

ヒナタ

はぁ…?

ヒナタ

何言ってんの。

ホノカ

まぁでも、結果別れを経験して…より一層君が私にとって必要だってことがわかったんだ。

ホノカ

だからやり直そうって言ってる。

ホノカ

ホノカ

駄目かな…

ヒナタ

俺は…っ

エミリ

あのさっ!!!!

ホノカ

…。

ヒナタ

…!?

エミリ

あの…さ、

エミリ

私は…反対かな。

ホノカ

え…?何言ってんの?

ホノカ

アンタ、急に入ってこないでよ

ホノカ

アンタの意見聞いてないし、聞くつもりもないんだけど…?

うっ…

そりゃ、そうだけどさ…

私は……だって…

ヒナタ

悪い。

ヒナタ

少し考えさせてくれ。

エミリ

え…

ホノカ

いいよ

ホノカ

時間あげる。

なにそれ…

保留ってこと…?

ヒナタ

3日後までに返事する。

ヒナタ

待ってほしい。

ホノカ

了解。

ホノカ

でも何があっても、私はヒナタだけだから…

ヒナタ

なんとでも言えよ

ヒナタ

答えは俺が出すから

ホノカ

なら3日後までに…考えといて…

私は…

何ができるのかな…

ヒナタ

悪い。

ヒナタ

急に変なこと巻き込んで…

エミリ

ううん…大丈夫

エミリ

元カノさん…?

ヒナタ

え…

ヒナタ

うん。

エミリ

そっか…

ヒナタ

エミリ

返事…どうするの?

エミリ

今の所。

ヒナタ

俺は…

ヒナタ

ホノカのこと好きだった…

あ…

今私、自分で自分を傷つけてる…

ここから先は…きっと知らない方がいい

だけど、

聞かなきゃいけない…

そう感じたから…

エミリ

うん。

ヒナタ

だから…振られた時はショックだった…

ヒナタ

でも…さっきやり直そうって言われて…即答できなかった。

ヒナタ

モヤモヤして…頭が真っ白になって…辛かった

ヒナタ

エミリが止めてくれたとき…

ヒナタ

やっぱり優しいなって…

ヒナタ

思った。

ヒナタ

俺の為に…止めてくれたんだよね?

ちがう…

私は…っ

ヒナタが好きだから…

目の前でヒナタが届かなくなるなんて

嫌だったから…

だから…。

ヒナタ

ありがとね

ヒナタ

エミリのおかげで少し冷静になれた。

ちがうのに……

やっと近づけたのに…

エミリ

エミリ

ヒナタっ…

ヒナタ

ん?

エミリ

私は……

エミリ

そんなつもりで止めたんじゃないよ!!!

ヒナタ

え……?

言おう…本当のこと…

気持ち…全部。

エミリ

ずっとヒナタのことが好きだったから!!

エミリ

だから、目の前で都合よくやり直そうっていったあの子が許せなかった!

エミリ

ヒナタが返事を受け止めるんじゃないかって…

エミリ

遠くにいっちゃうんじゃないかって…

エミリ

怖かったからなの!

エミリ

ねぇ…

エミリ

私は

エミリ

ずっと好きだった!!

エミリ

ずっと好きだったのにぃ!

エミリ

3年も、私だけ…

エミリ

おいてかないでよ…

エミリ

私を見て欲しかった…

ヒナタ

エミリ……

ヒナタ

ヒナタ

俺も…

ヒナタ

エミリのこと…

ヒナタ

好きだよ。

エミリ

え…

ヒナタ

大事な幼馴染みだから…ずっと守る。

ヒナタ

ごめんね…

ヒナタ

ちゃんと見てあげればよかった…

何言ってるの…

まだ私のこと見えてないでしょ…?

ちゃんと…

エミリ

ちゃんとみてよ!

ヒナタ

え…?

エミリ

まだわからないんだね…

エミリ

この好きは幼馴染みの好きじゃないんだよ!

エミリ

なんでわからないの!?

エミリ

わからないふりしてるの…?

エミリ

ねぇ…ひどいって…

エミリ

好きなんだよ?

ヒナタ

え…ぁ…

ヒナタ

エミリ……。

ヒナタ

もしかして…

ヒナタ

俺のこと…?

エミリ

そう…だよ。

ヒナタ

あ…そか…

ヒナタ

ごめんね…

ヒナタ

今気づいた。

ヒナタ

どんだけ鈍感なんだろ…俺

エミリ

そうだよ、

ヒナタ

ごめ…ん。

エミリ

え…?

ヒナタ

いっぱいいっぱいだ…

ヒナタ

もう少し…待って。

エミリ

うん。

思いは伝えられた…

だけどどこか…不満でいっぱいで…

胸がまだ痛かった。

そんな時…また1人の少女は…

ホノカ

なんでっ…

ホノカ

これじゃ都合のいい女みたいじゃないっ…

ホノカ

私は…っ…、ちがうのにっ…

ホノカ

ほんとはっ…別れたくなかったのにっ…

ホノカ

なんでっ……

少女達は悩み抱える。

また、少年は…

ヒナタ

離れていって…1人にしたのは君だよ。

ヒナタ

昔は大好きだった…

ヒナタ

でも今は……

ヒナタ

ヒナタ

幼馴染みってなんだろう…

この恋はどんどん深く複雑になるばかり

1番複雑な関係は幼馴染み…

中途半端なパートナーだ。

次回予告

ホノカ

脅されたの…

ホノカ

家のことがかかってたから…!

ホノカ

仕方なかった!!

ヒナタ

ホノカ……

ホノカ

私が悪かった!!

ホノカ

だからっ…!

エミリ

私は…

エミリ

君を諦めます

ヒナタ

エミリ…

エミリ

幼馴染みもやめます

ヒナタ

え…?

エミリ

だって幼馴染みって、何?

エミリ

わかんないよ私。

エミリ

ねぇ…教えてくれない?

明かされる真実

閉した恋心

結ばれるのは果たして…!?

♡600で続く!

3年後また君に恋をする

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