ガタンッ
顔を上げれば…風でガタガタと 窓が揺れていた。
窓をたたくような雨が今後の天気を予知させない。
私は自分の部屋にいた。
電気を消して。ベッドの上でうずくまる
あの後、すぐにヒナタと別れた。
彼の横顔は寂しく…。
濡れた花のように
エミリ
そんなため息は雨の音にかき消される。
ストレスだ。なにもかも…。
息をすると肺が痛い…
瞼を開けば泣いてしまいそうで…
エミリ
ヒナタはホノカという元カノの復縁話に"保留"という答えをだした。
すぐに了承はしなかったという裏腹に
彼女にはまだ、チャンスが残っているということだ
それだけで辛い…しんどい。
私1人が勘違いしていた…。
ヒナタと私は両想いで…
3年という時間をなくすことができた…
近づくことができた…
でも…3年という時間なんて…
"必要なかった"んだね…
エミリ
気づいたら、こらえていた熱い液体が 瞳をつたっていた…
母に頼まれてコンビニに牛乳を買いに行くことになっていた。。
雨はやんでいたが、肌寒い…。
生きた心地がしないまま、いつの間にかコンビニの目の前についていた。
エミリ
そこに見覚えのある影があった。
1人でコンビニの裏に座り込み、 震えている…。
あれは…
エミリ
ホノカ
ホノカ
エミリ
ホノカ
彼女は泣いていたのだろう、袖で慌てて目元をを拭うとギロリとこちらを睨んだ
そりゃそうか…
私だって面と向かって話したくはない…
だけど…。
エミリ
ホノカ
一歩進まないと始まらない…
ホノカ
エミリ
エミリ
ガタンッ
耳元で椅子が揺れた音がした…
彼女が立ち上がったのだろう。
ホノカ
エミリ
ホノカ
ホノカ
エミリ
エミリ
ホノカ
ホノカ
エミリ
ホノカ
エミリ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
エミリ
ホノカ
ホノカ
エミリ
ホノカ
エミリ
エミリ
エミリ
エミリ
エミリ
エミリ
エミリ
エミリ
エミリ
エミリ
ホノカ
ホノカ
エミリ
ホノカ
ホノカ
エミリ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
エミリ
ホノカ
彼女の言葉に… ズキンと何かが音をたてて割れた。
そうか…幼馴染って。
なんのカタチでもない。
必要ない関係で、なにも特別じゃない
その関係は大人になればきえる…
いつかのクラスメートと同じだ。
忘れたらなくなったも同然で…
消えてしまう。
そっか…。
私とヒナタの関係は…もう消えたんだ…
消えてしまったんだ。
ホノカ
エミリ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
エミリ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
『私だって…辛いんだって…』
あの時の彼女は…
苦しそうで…今にも泣きそうだった。
ホノカ
コンビニを出ようとしたホノカの前に…
彼が現れた。
ヒナタ
私はとっさに隠れた。
彼に会わせられる顔がなかったからだ…
ホノカ
ホノカ
ヒナタ
ヒナタ
ホノカ
ホノカ
ヒナタ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ホノカ
ヒナタ
ヒナタ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ヒナタ
ヒナタ
ヒナタ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ヒナタ
ヒナタ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ヒナタ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ヒナタ
ホノカ
パシンッ
いつの間にかホノカは涙を流し…
ヒナタをひっぱたいていた。
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ヒナタ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
ホノカ
彼女の涙がキラリと光って落ちた。
次回最終回(予定)
結ばれるのは一体…!?
RION
RION
RION
RION
RION