桜笑
桜笑
菜乃
桜笑
桜笑
瑠々
菜乃
瑠々
桜笑
ふふんと桜笑がドヤ顔してみせる
菜乃
菜乃
あの日、私が桜笑に心配のLIMEを送るも
桜笑はセンパイと一緒にいて───。
菜乃
お門違いな寂しさを抱えている
文化祭当日
どこもかしこも人で埋まっていて、もう秋なのに暑苦しい
桜笑
桜笑
わくわくして向こうを見ながら桜笑が話す
菜乃
桜笑
菜乃
菜乃
桜笑
桜笑
菜乃
菜乃
桜笑
菜乃
楽しくない気持ちでいたくない
でも積もったモヤモヤはどうしようもなくて
私は屋上へと階段を登った
途中瑠々ちゃんと七瀬が2人でお店にいるのを見かけた
目があった瑠々ちゃんは心配そうな顔をしたけど気がつかないふりをした
菜乃
京介
菜乃
分かってた
文化祭なんて関係なく、こいつはここにいるって
菜乃
菜乃
菜乃
京介
菜乃
菜乃
京介
京介
菜乃
言葉にしたら、もっとイヤなやつになっちゃいそうだ
なのに宮代はまっすぐに私を見据える
だから私の言葉は口から滑り落ちた
菜乃
菜乃
京介
菜乃
菜乃
菜乃
菜乃
京介
菜乃
京介
京介
菜乃
京介
菜乃
私がぽつりと呟いたとき
宮代が動かした指でさされた方を振り返ろうとする
その瞬間私に振動が伝わる
菜乃
桜笑
息を切らして走ってきたらしい桜笑が、私に抱きついていた
菜乃
私は驚いて聞き返す
桜笑
桜笑
菜乃
その瞬間全部吹き飛ぶようにどうでも良くなった
こんなに必死で私のために走ってくれる人が、いるんだ
十分…十二分なくらいに、幸せに決まってる
桜笑
菜乃
桜笑
菜乃
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
菜乃
菜乃
菜乃
桜笑
桜笑
菜乃
桜笑
菜乃
桜笑
菜乃
桜笑
桜笑
菜乃
ドンッ
桜笑
じっと目を合わせた彼女が言った
桜笑
桜笑
菜乃
桜笑
桜笑
菜乃
その後全力で店番を終わらせるとあたしたちはいろんなクラスを訪れた
そしてその日見たとびっきりの菜乃の笑顔は忘れられない思い出となった