オニユリ
どうも、オニユリです
オニユリ
こちらは軍パロと
なっています。
なっています。
オニユリ
苦手な方は
お戻りください。
お戻りください。
オニユリ
それでは、どうぞ
グルッペン
……ん?
なんだ、ここは
暗い部屋にいるみたいだ。
……?
ここはどこなんだ?
なんで俺はここに居るんだ?
思い出せない。
奥の方にここに 似合わないような光が 刺している場所がある。
光の方に歩を進めると、 段々と照らされている場所が どんなものか分かってきた。
とりあえずそこを 目指してみるか。
そこだけ世界が くり抜かれた様になっていた
青々と茂る芝生の上に 白い傘付きのテーブルと椅子。
そしてそこに座る一人の女が こちらに気も止めず 紅茶をすすっている。
???
あら、起きたのね
グルッペン
……ここは何処なんだ?
???
さあ?
???
詳しくは知らないわ
グルッペン
詳しく無くていい
???
そうね…
???
頭の硬い貴方に
教えるなら、ただの空間よ
教えるなら、ただの空間よ
???
名前も形もないもの
けれどそれがここにある
けれどそれがここにある
グルッペン
お前は誰なんだ?
???
ん〜…
魔女
魔女…とでも名乗って
おきましょうか
おきましょうか
グルッペン
名前じゃない
気がするんだが…
気がするんだが…
魔女
別にいいでしょ?
魔女
名前のないただの空間に
名も無き魔女がお茶を
していたって
名も無き魔女がお茶を
していたって
グルッペン
それもそうだな
グルッペン
……なあここから出る
方法はあるのか?
方法はあるのか?
魔女
貴方…さっきから
質問ばっかりね
質問ばっかりね
魔女
その質問にはYESね
出る方法はあるわよ
出る方法はあるわよ
グルッペン
教えてくれないか?
魔女
何なら案内してあげるわ
グルッペン
そうか、なら話が早い
グルッペン
早く案内してくれ!
魔女
別にいいわよ
魔女
ところで…
魔女
貴方はどこに行きたいの?
グルッペン
え?
魔女
だから、ここから
出た場所の話よ
出た場所の話よ
魔女
出口には案内できるわ、
いくらでもね
いくらでもね
魔女
でも、ここの外は
人によって違うの
人によって違うの
魔女
かたや自分の部屋だし
かたや牢獄かも
かたや牢獄かも
魔女
貴方はここから
どこに出たいの?
どこに出たいの?
グルッペン
そ、それは
分からない
何も覚えていない俺が どこに行けばいいのか。
どこが正解なのか
答えは人によって違うと 言われると予測できないところに 行きたいという感情が こみ上げてくる
魔女
……ここで止まって
いても何も変わらないわね
いても何も変わらないわね
魔女
案内するわ
魔女
歩いているうちに
答えがわかるかも
しれないでしょ?
答えがわかるかも
しれないでしょ?
グルッペン
それもそうだな。
グルッペン
案内頼む
グルッペン
俺はグルッペンだ
魔女
知っているわよ
グルッペン
え?
魔女
貴方の扉はここよ
魔女
この扉の先に
ただの空間があって
その先にまた扉がある。
ただの空間があって
その先にまた扉がある。
魔女
部屋の数は貴方次第よ
グルッペン
ここは、複雑だな
魔女
ええ、複雑よ
ぽつんと現れたのか 元々あったのか定かではないが、 扉の前まで案内された。
そのまま誘われる様に ドアノブに手を掛ける。