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幹部たちの話

幹部たちの話

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総統の話2

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2022年01月16日

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グルッペン

……ここは、
どこも暗いのか?

魔女

そうでもないわよ?
すべて貴方次第だもの

先程までいた部屋よりも 明るく感じるが、ただ目が暗闇に 慣れただけかもしれない。

仮にそうだったとしても、 暗いことには変わらない。

魔女はなにがあるか 分からない道なき道を進んでいく。

俺はただ付いていくこと しか出来なかった。

鼻に刺さる匂いがツンとくる。

反射で鼻をつまむがこの匂いは どこかで嗅いだことがある。

グルッペン

……?

魔女

どうかしたの?

グルッペン

ここ煙草臭くないか?

魔女

そうかしら?

ああ、思い出した。

頭に鮮明に蘇る。

これは、仲間の匂いだ。

三人の顔が浮かぶ。

ミルクティー色の髪の教授 紫のヘルメットをかぶった煽り猫 薄水色の天パで グルグルメガネの詐欺師

煙草を咥えながら楽しそうに 会話をする彼らが映し出される。

彼らをよく新人組と呼んでいた ……気がする

彼らの呼び名は出てきたが、 名前と声は分からない。

彼らはいったい誰なんだ。

恐怖ではない。

忘れてはならない存在なのに 思い出せないのがもどかしい。

どんなに頭を捻っても 彼らの声も名前も出てこなかった。

グルッペン

……俺次第って
こういうことか?

魔女

解釈は貴方に任せるわ

魔女

私には分からないもの

グルッペン

ここは、
俺の空間なのか?

魔女

そうよ。
さっきからそう
言ってるじゃない。

呆れ顔で答える。

グルッペン

ならば、どうして
お前はここの道案内が
できるんだ?

魔女

それは私が魔女だから。

グルッペン

魔女以外にも
有るのだろう?

魔女

そうね、貴方が全て
思い出したときに
教えてあげるわ。

魔女

全てよ?全て。

グルッペン

分かった分かった

彼女はどうしても 隠していたいらしい。

それを無理に聞くのは癪だが 知っておいたほうが いいように思う。

魔女

…なにか思い出した
ことはある?

グルッペン

まぁタバコを
吸っている男三人が
薄っすらだが思い出した

魔女

そう、思い出せそうなら
それでいいわ

魔女

さてと、次の扉よ。

魔女

進むも戻るも貴方次第よ

グルッペン

進ませてもらう

魔女

なら、行きましょうか

また、扉を開ける。

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鬱軍団?

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