コメント
1件
鬱軍団?
グルッペン
魔女
先程までいた部屋よりも 明るく感じるが、ただ目が暗闇に 慣れただけかもしれない。
仮にそうだったとしても、 暗いことには変わらない。
魔女はなにがあるか 分からない道なき道を進んでいく。
俺はただ付いていくこと しか出来なかった。
鼻に刺さる匂いがツンとくる。
反射で鼻をつまむがこの匂いは どこかで嗅いだことがある。
グルッペン
魔女
グルッペン
魔女
ああ、思い出した。
頭に鮮明に蘇る。
これは、仲間の匂いだ。
三人の顔が浮かぶ。
ミルクティー色の髪の教授 紫のヘルメットをかぶった煽り猫 薄水色の天パで グルグルメガネの詐欺師
煙草を咥えながら楽しそうに 会話をする彼らが映し出される。
彼らをよく新人組と呼んでいた ……気がする
彼らの呼び名は出てきたが、 名前と声は分からない。
彼らはいったい誰なんだ。
恐怖ではない。
忘れてはならない存在なのに 思い出せないのがもどかしい。
どんなに頭を捻っても 彼らの声も名前も出てこなかった。
グルッペン
魔女
魔女
グルッペン
魔女
呆れ顔で答える。
グルッペン
魔女
グルッペン
魔女
魔女
グルッペン
彼女はどうしても 隠していたいらしい。
それを無理に聞くのは癪だが 知っておいたほうが いいように思う。
魔女
グルッペン
魔女
魔女
魔女
グルッペン
魔女
また、扉を開ける。