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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

兵士

味方がやられたー!

兵士

衛生兵ー!

兵士

おい!衛生兵は居るか!

衛生兵

はい!

衛生兵

状態は!

兵士

腕をやられてるようだ

衛生兵

分かりました

兵士

手を貸すんだ、安全な所まで下がるぞ

衛生兵

はい!

ズリズリ

兵士

ここまで下がれば大丈夫か?

衛生兵

はい!

衛生兵

取り敢えず、応急処置はしました。

衛生兵

この方は本拠地まで連れて行きます。

衛生兵

生還を祈ります。

兵士

ありがとう

兵士

あとは頼んだ。

衛生兵

はい!

兵士

火力の差があり過ぎる

兵士

このままだと負けるぞ!

兵士 A

兵士さん

兵士

なんだ

兵士 A

後退しましょう

兵士

何?!

兵士 A

このままでは全滅しますよ!

兵士

上からは後退許可は出ていないだろ!

兵士 A

ですが、このままでは全滅ですよ!

兵士

1人でも多く倒すしか無い

兵士 A

そんな!

兵士

我々は上に従うのみ、

兵士

国の為に命を捧げて、守り抜く

兵士 A

その、兵士が死んでは守れる家族も守れません!

兵士

上は、帰国も後退も許してくれん

兵士

俺達はこの前線で死体になるだけさ、

兵士 A

そんな、

兵士

お前は、なぜ、ここに送られた

兵士 A

私は、足を撃たれ、治療をされた後国に帰れる予定でした、

兵士 A

ですが、国に帰ることは出来ずここの戦地に送られました。

兵士 A

家族も恋人も、国に置いて、、

兵士

そうだったのか、

兵士

味方はもう、300万程しか居ない。

兵士

来た時は1000万人居た仲間も

兵士

700万人も失った。

兵士 A

貴方のせいではありません。

兵士

俺が、指揮官として、指示を的確に出していれば、

兵士 A

兵士さん!

兵士

俺は700万人も殺したんだそ!

兵士

奴らは言っていた

兵士

この戦争が終わったら国に帰ると!

兵士

だが、彼等は死んだ!

兵士

俺のせいで、俺の司令のせいで!

兵士 A

兵士さん!

兵士

もう終わりだ、

兵士 A

あなたは、まだ、生きています。

兵士 A

貴方が死ねば、本当に終わりになる!

兵士 A

700万人の為に生きて下さい!

兵士 A

そして、勝つんです!

兵士 A

それが、貴方に従った部下に見せる経緯でしょう!

兵士

でも、敵は2000万もまだ居るんだぞ!

兵士

これ以上戦えば全滅に決まってる!

兵士 A

けど、貴方は戦おうとしていたではないですか!

兵士

もう、死にたいんだ。

兵士

目の前で友が次々にやられていく

兵士

部下も、

兵士

もう、戦争は辞めたいんだ

兵士 A

貴方が生きる事で死んだ彼等は貴方を責めたりしない。

兵士 A

だけど、死んであの世に行きさえすれば、貴方は必ず彼らに憎まれる!

兵士 A

だから、生きて、国に帰ると約束して下さい!

兵士 A

残りの300万人で勝つんですよ!

兵士

そうだな。

兵士

お前は、優秀な部下だ。

兵士

必ず帰国させる。

兵士 A

そういえば兵士さん

兵士

なんだ?

兵士 A

明日はクリスマスですね。

兵士

お前はほんとに余裕がある奴だな

兵士 A

明日は休ませてもらえるはずですよ

兵士

確かにそうだな。

兵士

クリスマスは、休戦できる。

兵士

敵国もそのはずだ

兵士 A

明日は、ホワイトクリスマスになりそうですね。

兵士

ほんとだな。

兵士

戦争なんて、無くなればいいのに。

兵士 A

ほんとですね。

次の日

兵士 A

衛生兵ー!

兵士 A

味方が2人負傷ー!

衛生兵

分かりました!今行きます!

兵士

たった一日で100万人、

兵士

なんて、力だ。

兵士 A

兵士さん!

兵士 A

命令を!

兵士

、、、

兵士 A

兵士さん!

兵士

全員に、突撃用意を

兵士

最後にクリスマスを楽しませてやれ。

兵士 A

な、

兵士 A

生きて帰る約束をしたでは無いですか!

兵士

もう無理なのだよ!

兵士

勝てないんだ!

兵士 A

兵士

すまないが、約束は破らせて貰う。

兵士 A

分かりました、、

衛生兵

兵士さん、これ以上は、治療所に入り切りません!

衛生兵

どうか、兵士に休憩を!

兵士

動ける者をこちらに呼べ

衛生兵

ですが、

兵士

早く!

兵士

そして、できる限り飯を作れ

衛生兵

わ、分かりました、

兵士 A

私はここにいてよろしいでしょか

兵士

いいぞ

兵士 A

、、、

兵士

、、、

兵士

お前は、恋人は居るのか

兵士 A

私は、恥ずかしながら、独り身です笑

兵士

そうか、

兵士

家族とは、どのくらい会ってないんだ?

兵士 A

もう、かれこれ6年は会ってないでしょうか、

兵士

家族に残す言葉は無いのか

兵士 A

家族には、戦争に出る前に伝えました。

兵士

そうか、

兵士 A

兵士さんは、告げたのですか?

兵士

悲しませるから、俺は言わないでおく

兵士

帰らなければ薄々気づくだろう。

兵士 A

貴方はとても勇敢な兵士です。

兵士 A

貴方と共に戦えて光栄です。

兵士

俺もだ

兵士

来世では、美味い飯を食って平和に語り合おう

衛生兵

兵士さん

衛生兵

連れてきました。

衛生兵

食事はこれだけしかもう、ありません。

兵士

そうか、

兵士

ありがとう

兵士

お前は、本拠地に戻る事を許可する

衛生兵

は、はい

兵士

今までご苦労だった

兵士

みんなの為に伝えてくれ

衛生兵

はい

兵士

皆、戦死したと

衛生兵

、、

衛生兵

分かりました、

衛生兵

兵士さん

兵士

なんだ?

衛生兵

長い間、お世話になりました。
任務、お疲れ様です。
我が国をお守り頂きありがとうございました。

兵士

あぁ

兵士

帰りは冷えるぞ、気を付けろよ。

衛生兵

はい。

兵士 A

彼もまた、、勇敢な人物ですね、

兵士

そうだな。

兵士

さ、みんな飯だぞー!

飯か!おぉ、これは美味そうだ

うめぇーー!こんなに食えたのは久々だ!

兵士

焦らず食え!笑

兵士

取り合うなよー!笑

兵士 A

兵士さんも、どうぞ

兵士

俺は後でいい。

兵士

今年のクリスマスは、レッドに染まるな

兵士 A

、、、

おーーーい!

〇〇〇ー!

兵士

敵拠点から何か聞こえる。

兵士

攻めてくるのか?

敵国は、上手く話せないながらも、英語を話し、こういった

今日はクリスマスです。どうか、撃たないで!

遠くから両手を上げて歩いてくる兵士。

彼等は武器は持っていなかった。

兵士

な、

兵士

みんな、敵だ!

兵士 A

持ち場に付けー!

兵士

急げ急げー!

兵士 A

投げ身でしょうか

兵士

だろうな。

兵士

苦しい事しやがるぜ

兵士 A

足で良いですか?

兵士

そうだな。

兵士 A

足を狙って1発抱け撃て!

パーン

兵士

どうだ?

兵士 A

命中です!

兵士

、、、

兵士 A

、、、

本の数十秒だっただろうか。

戦場では無くなったかのような静けさ

兵士

おい、敵の姿はどうだ?

兵士 A

雪であまり見えません!

兵士

もしや、

兵士 A

な、何をするんですか!兵士さん!

兵士

か俺の命をけて、交渉してくる

兵士 A

ダメですよ!

兵士

待ってろ!

兵士

俺が撃たれたら突撃せよ。

兵士 A

、、

兵士 A

分かりました。

おーい

おい、生きてるか

だ、大丈夫です。

足をわざと狙ったのですか?

済まなかった、投げ身かと思って。

大丈夫です。

兵士さん。

どうした?

今日だけは、皆で、平和に和解しませんか

今日はクリスマスです。お願いします

わ、わかった、だが、謝らせてくれ。

いいんです。

私は死ぬ覚悟でしたので。

今すぐて味方を読んでくる、ここに集まっておいてくれ。

はい、ありがとうこざいます。兵士さん

兵士

おい、皆!

兵士

敵陣まで行くぞ!

兵士

武器は置いて行け!

兵士 A

は、、、、はい!

兵士

おい、兵士A、治療箱は持っているか?

兵士 A

はい、

兵士 A

持っております!

兵士

それで、撃った敵の足を治療するぞ

兵士 A

はい!

おーーーーい!

あ、兵士さん!

足は大丈夫か?

今手当するから少し待っててくれ

貴方達はほんとにお優しいですね。

そりゃ、貴方たちも同じですよ。

笑笑笑

兵士 A

兵士!持ってきました。

兵士

お、ありがとう

兵士

これで貴方の足を治療しますよ。

敵兵

ありがとう!

兵士

よし、これでいい

敵兵

すごく早いですね!

兵士

うちの敵は皆衛生兵上がりだからな!

敵兵

おぉ、素晴らしい

兵士

さ、これを

敵兵

なんですか?これは

兵士

食事ですよ。

兵士

毒は

兵士

入っていません。

兵士

安心してください

敵兵

おぉ、ありがとう

兵士 A

どうです?お口に合いますか?

敵兵

んーー!ビューティフル

敵兵

美味しいぃですよ!

兵士

それは、良かった。

兵士

貴女方には戦争は勝て無いと気づかされました。

兵士

どうか。我々兵士を見逃してくれませんか。

敵兵

兵士さん。それは、我々も軍隊として出来ません。

敵兵

本当は殺したくない。

敵兵

皆で仲良く手を繋いで笑いたいです。

敵兵

ですが、武器を我々は使ってしまい、殺してしまいました。

敵兵

我々は、許し合うことは

兵士

貴方は、帰国したら

兵士

何をするのですか?

敵兵

この、2年分、見れなかった、漫画を見ます!

兵士

どんな?

敵兵

ドラえもん!

兵士

我々の国の本を?

敵兵

えぇ、私は日本が大好きです!

兵士

それは、嬉しい

敵兵

戦争が終われば、まだ会って漫画を読み合いましょう。

兵士

そうですな。

朝日が照ってきた。

そこはレッドではなく

綺麗なホワイトクリスマスが広がって居た

これは、ある戦争の、ある戦地で起こった

クリスマスのお話。

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