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■ケーキなX‘mas☆■ RHver.
ごちそう食べて大好きなひとと一緒に過ごす、ハッピーでメリーなクリスマス。 可愛コちゃんの待つ部屋へ、ケーキを買ってまっしぐら!
ケーキは定番に、白いクリームに真っ赤ないちごのショートケーキ。
ホールの方がイベント感いっぱいなんだけどね、ちょっと、うん。 ピースでひと切れだけ買ってきました。
ハル「二人でひと切れ?」 ラン「そ、仲良く食べよ〜ね♡」 ハル「え~普通に一人一切れでよかったじゃん」
ところがどっこい。
ラン「俺の予想では一切れで十分だと思うんだよねー」 ハル「へ?それはどういう」
ラン「ハルちゃんに食べさせてもらいたいな~♡」 ハル「え···あーんってして欲しいとか?」
まあそんなトコだけど···もうちょい、ね。
ラン「ねぇねぇクリスマスってイベントなんたし、いいでしょ?」 ハル「う、うー、まぁいいか」
···とりあえず了承は得ました。さて。 ラン「ふふw ハルちゃん♡」
まずはひとくち分、生クリームだけをフォークに取ってハルちゃんの口元へ。 ラン「ほら···あ-ん」
ハル「あれ?ランも俺にあーんしたいのかよ」 ラン「違うんだよなぁ、とりまハルちゃんくち開けて」 ハル「え?どゆこと?あとそれクリームしか···」
わけのわからない、という顔でとりあえずくちを開けたハルちゃん。 こどもみたいですごく可愛らし〜♡
ラン「いい?ハルちゃん、食べたらダメだよこれ俺が食べる分ね?」 ハル「ア、 ···?」
ハルちゃんの舌にクリームを乗せて言い渡す。
ラン「じゃあハルちゃん、それ俺に食べさせて?はい、あーん」
ハルちゃんの目の前でくちを開けてスタンバイすれば。 驚いて目を見開き、舌にクリームを乗せたままかたまるハルちゃん。
くちを開けたまま、舌のクリームを落っことさないよう小刻みに首を振るあたり律儀だね。
ラン「あーん、」 ハル「アウー!///」 ラン「ハルちゃんほら~、あーんってばぁ♡」 ハル「ア、ア!」
ラン「舌をそのまま、俺のくちの中に差し入れてくれるだけでいいんだよ〜♡」
ほらほら、こうしてる間にもクリームが溶けて。
ハル「ん、っくん、」 ラン「あー飲み込んじゃったの?」
ハル「だ、だってずーっとくち開けっ放し、」 ラン「だね···くちの端からよだれ垂れちゃってる」 ハル「う、うるさいなもぉ!///」
ラン「じゃもう一回」 ハル「ええぇヤダよいっそ普通にあーんした方がいいっ!///」
うーんそれも嬉しいけど、ここは曲げずに。 だってクリスマスって恋人の一大イベントだもん。
ラン「はい、落とさないでね?」 ハル「アウ~!」
上手に乗せたひとくち分のケーキ。 ハルちゃんの舌ごと食いついちゃいます、はむはむしちゃいます。
はむ、 れろれろ··· ちゅく、ちゅる···
ラン「···ん、美味しいね♡」 ハル「ア、ん、はぁ···」
ラン「まだあるからね?じゃあ次のひとくち行こっか〜♡」 ハル「も、もう普通に食ってこうって!///」 ラン「イヤ♡」
だって赤い顔してそんなこと言っても、こうして口元にフォークを持ってくと。
ハル「···ァ、」 ···ね、素直にくち開けるんだよ。
ラン「ほら、···ん」 ハル「ん···んむ、///」
ちゅ、ちゅむ ちゅくっ れろっちゅくっ···
クリームを舐め取るように、舌を絡めてしゃぶって丹念に味わいます。
そう、丹念に。 けっこうあからさまにいやらしく。
俺の舌がハルチヨの舌を犯すように。
ハル「んんっ、はぁ··· はぁ···」 ラン「どしたの〜?顔まっ赤だよ♡」
ハル「あ··· ハ、ア···」
ほらね、もう。 うながさなくたってハルちゃん自分でくち開けたよ。
おずおずと差し出された、いちごのようななまめかしい舌にケーキを乗せる。
きゅっと目を閉じたハルちゃんの震えるまつげを見つめながら、ゆっくりとハルちゃんの舌を咥えにいく。
ハル「ンゥ、ンッ···」 ラン「んむ···ハル、おいし···」
息も上がっちゃってすっかりチカラが入らないハルちゃん。 そろそろ食べ頃かな?
ハル「んぅ、ふ···、」 ラン「ケーキまだ半分も進んでないよ〜?」 ハル「も、ぉ、あとでいい···」
···ほらネ? やっぱり一切れで十分だった♡
とうとうハルチヨの両腕が俺の首に回されて、今度はハルチヨが俺の舌を物欲しげに絡め取る。
その甘くて優しくて魅惑的な感触は、俺だけのケーキ。 ああ、なんて甘美なケーキだろう。
ラン「じゃあ、もうハルチヨ食べちゃってイイ?」 ハル「ん···」
ノーベル賞とっちゃうよな人とか、年俸が億単位の野球選手とか、スゲェなって思う。 でもね、どんなスゲェ人たちよりも。
ハル「ぁ···、んぁ、らぁん···///」
こんな、奇蹟みたいに可愛いハルチヨの恋人な俺が一番スゲェよね?
最高の恋人にキスして、味わって、抱きしめて愛を交わして。
サンタさんもヤキモチ妬くらい、幸せなクリスマスです。
END 残ったケーキはハルちゃんに塗りたくって舐めまくr←