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女子生徒
男子生徒
鍵谷 怜
クリスマスは
大嫌いだ
キラキラした街並みと
騒ぐ人達
どれもこれも
鬱陶しい。
鍵谷 怜
家に帰っても
出迎える人などいない。
ひとりの
虚しい時間。
鍵谷 怜
鍵谷 怜
煌びやかで
明るい町。
鍵谷 怜
クリスマスの日も
俺はひとりぼっちだ。
なのに
他の奴らは、楽しそうに笑う。
?
ふと
道に蹲る(うずくまる)、女子生徒を見つけた。
鍵谷 怜
?
泣いていた。
俺だけが、憂鬱。
クリスマスはみんなが楽しむ日
だと思っていたのに
?
?
彼女が発したその言葉に
感情がこもる。
鍵谷 怜
一目惚れだった。
白い息をはきながら
白い、雪をかぶりながら
ただただ
泣いていている彼女。
俺は彼女の方に
足を向けていた。
?
鍵谷 怜
周りで笑う人達も
キラキラした街並みも
白い白い、粉雪も
すべて
彼女と出会う"きっかけ"だった。
そう考えると
クリスマスも
そう、悪くはないのかもしれない。
彼女
彼女
鍵谷 怜
鍵谷 怜
彼女
彼女
鍵谷 怜
彼女
彼女
鍵谷 怜
彼女
彼女
鍵谷 怜
こうして
彼女と共になることが出来たのだから
クリスマスも
悪くはないのかも。
コメント
6件
いいお話ですね!
面白い!
ご参加ありがとうございました!